今回は大人も子供も楽しめる「ゲーム」についてお伺いしていきます。
コンシェルジュは、サイコロ塾代表、ゲームマスターの財津康輔さんです。
ゲームと言っても、アナログゲームなんですが・・・
まず財津さんが代表を務める「サイコロ塾」についてです。
井尻にある「サイコロ塾」は、アナログゲーム(オセロや将棋のようなもの)を
使って、認知スキル、非認知スキルといったものを育てる
習い事です。
そうなんです。ボードゲームを通じて、それに付随する様々な事を学ぶのが
井尻サイコロ塾です。とっても珍しいですよね!!
井尻サイコロ塾さんのホームページです。
詳しくお知りになりたい方は、こちらで御確認下さい。
⇒http://saikorojuku.com/
学童保育の機能も持っているので、小学校1年生から6年生の男の子までが
来ているそうです。
そして、財津さんの肩書「ゲームマスター」。ゲームマスターって?
もともとは「人狼(じんろう)」と言う、会話と議論を
使ったコミュニケーションのゲームがあるんですが、そのゲームの
司会をする人の事を「ゲームマスター」と呼びます。
ただ、財津さん個人としては、人狼だけではなくって、色々なゲームの内容とか、
ルールとか理解して、その楽しさの説明が出来たり、そこに付随してくるような
+αの価値を見出せるような人の事」をゲームマスターと
財津さん自身が呼んで使っていると言う事です。
なるほど!ゲームのソムリエと言うか、その人にピッタリのゲーム、
そしてその使い方、そこからの歴史や物語を伝える、そんなイメージでしょうか?
アナログゲームは非認知スキルを育てるとありました。
認知スキル、非認知スキルとは何でしょうか??
認知スキルと言うのは記憶や類推、言語理解と言った
学力テストで図るようなことが出来る力を指します。
意識的な物。と言ったら分かりやすいかもしれません。
これに対して非認知スキルと言うのは、考え抜く力とか
好奇心、コミュニケーションを上手にとっていく力、
学校のテストや知能テストでは表せられないけど、
人が上手く生きていく力の事を指しています。
非認知スキルを上げる理由として・・・
対面でルールを守り合いながら、一つの目標に
向って自分が頑張っていく、というような事をやるのもですので
非認知スキルの中でも、我慢強く考え抜くと言うのをゲームの中で
学んで行ったり、あるいは、ゲームをしていく中で、
自分なりに目標を立てて、それを解決するためには
どうやったらいいのか?と言うのを考えたり、とか言う事を
ゲームの中でしていくので、実際にそういう経験を
することで、非認知スキルを磨いていく事が出来るのではないか?
と言う風に考えています。
サイコロ塾では、毎月テーマを1つか2つ設定して(例えば今月は目標を立てて
その目標を達成できたかどうか?)皆で確認しながらやってみよう!と言うのを
ゲームをする前に少しお話をして、ゲームを楽しみながら、少し振り返りながら
って言う事をしているそうです。
ここまで「アナログゲーム、アナログゲーム」言ってますが、じゃあ
デジタルのゲームは悪いんでしょうか?
生まれた時からデジタルゲームがある世界に子供たちは
いるので、一面的に悪い!と言えない。環境の一つだから。
とすると、その環境でどういう風にうまく付き合っていくのか?
と言う事を考えた方が、今の段階では有益と考えていて、
なのでお母さんや保護者の方には、お子さんがやっている
デジタルゲームに興味を持ってもらって、その世界を共有する事で
子どもさんが嬉しい、と言う気持ちを持つと思うんです。
財津さん曰く、一人でデジタルゲームに引きこもってしまう背景には
ゲームの方が構ってくれると言うか、ゲームはやった事に
対してご褒美をあげる、と言うサイクルを自動的にやってくれる。
だからこそ、そこから離れられない、と言う状況になっているんだとか。
それを外の世界に向いてもらう為には、習い事と一緒で、
子供のやっていることに興味を向けると言う事が、デジタルゲームとの上手な
付き合い方になってくるんじゃないでしょうか?
親も一緒になってゲームを楽しむと、子供も嬉しいと思います。
そこで会話が出来れば、そこで親子のコミュニケーションも進んでいくかも
しれないので・・・
デジタルを否定せずに、上手に付き合っていく事ですね!!
また、財津さんは、子供たちには、メディアを通さない体験と言うか、本物に触れる、
体験をしてもらうことがいいと考えていらっしゃるそうです。
次回は、ゲームマスター財津さんがオススメする
アナログゲームをご紹介していきます。
お楽しみに!