前回からコンシェルジュは、引き続き「こどもアトリエPLLY」の
代表でイラストレーターのPOLLYさんことノダユウコさんです。
ノダユウコさんが代表を務める「こどもアトリエPOLLY」詳しくは
コチラ→http://pollyoekaki.wixsite.com/polly1
そもそも「芸術」って何でしょうか?
自己満足ではなく、分かち合うもの
自分で表現したものを、見てくださる方や評価してくださる方、いろんな方がいての
分かち合うもの、と言うイメージがノダユウコさんにはあるそうです。
作品を作った人だけでなく、見る人にとっても芸術になるもの、
それが「芸術」と言うものなのでしょう。
そんな「芸術」に触れることのできるのが美術館です。
美術館の楽しみ方を伺いました。
プロからの観点で、どうやって楽しんだらいいんでしょうか?
絵にも相性がある
この絵、何だか好きじゃない。とか、この絵は大好き!とかあると思います。
なので、一度さーっと見てみて、気になるものがなければ
好きじゃなかったのかもしれないし、気になるものがあれば
足を止める、その作品に興味がわく。そこから調べたりして
知識になったり感動したりすることが楽しいと思います。
美術館に行く前に下調べをしておく
美術館に行って、説明文などを読もうとすると、そちらに気が行ってしまい
足りなくなったり、疲れたりします。
ある程度調べて行って、一回さーーっと見ます。
見終わったらもう一度戻って、さらに気になった作品をじっくり見る。
ノダユウコさんの場合、気になるポイントは画材だそうです。
人それぞれ気になるところは違うと思いますので、
気になった所を見つけて、自分のお気に入りの絵を探してみてください。
そんなノダユウコさんがリスペクトするアーティストが・・・
マヤマックスさん。絵画、絵本、デザイン、ライブイベントなど、ジャンルを超えた多彩な活動で知られています。
もともと絵の学校などで絵を学んだのではなく「独学」で有名になられて、
教育学部を卒業しています。なので、子との活動をされていて、小児がんの子供と
ワークショップをしたり、色んな土地の子供達と大きな絵を書いたり。
ノダユウコさんもあこがれの存在なんだそうです。
自分の芸術を突き詰める、と言うよりも、子ども達の
心を、一緒に解放させてあげる先生なんですね。
ちなみに、衝撃を受けた作品展は、楳図かずおさんの作品展。
かなり緻密な巨大な絵を見た時に衝撃を受けたそうです。
自分の美術力を高めるために
ノダユウコさんは、自身の美術力を高めるために
美術館に行くことの他に・・・
映画を観たり、音楽を聴いたりすることが欠かせないそうです。
色々と想像しながら映画や音楽鑑賞を楽しんでいるそうです。
想像する事で、体験したことの無い事を想像して、それを
作品にしていくそうですよ。
また、子どもが美術・芸術に興味を持つために、お家で出来る事は?
アートは環境、ひらめき
閃いた時に、閃いた物を創れる環境を作っておく事。
子どもが絵を描きたいと思った時にすぐに描けるように
ペンと紙を常に準備しておく。
また、大きいランドリーケースにティッシュの箱やサランラップの芯、
ガムテープ、セロテープなどを入れておいて、何か作りたいときに
すぐに作れる環境を作っていたそうです。
(ノダさんのお子さんは、工作のテレビを見た後、すぐに
それを創りたがったそうで、そんな環境を準備していたそうです。)
環境ってとっても大事ですね。
材料を見て何を創ろう!とワクワクする事がとっても大事。
大人がゴミだと思ったモノでも、子どもにとっては宝物なんです。
こどもアトリエPOLLYさんでは、子どもにちょっとでも興味を持ってもらえるように、
芸術作品のポーズを取り入れた体操だったり、ちょっとした美術の歴史を
織り交ぜながら、楽しく学べるそうです。
子どもの想像力を豊かにできそうです。
興味のある方は一度ホームページを御確認下さい。