新しいを生み出す力 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
fmfukuoka

新しいを生み出す力

心療内科医でありながら小説家デビューも果たした
藤岡耕太郎さんを今回もコンシェルジュにお迎えしました。

二足のわらじ・・・精神科医でありながらエンターテインメントの小説
「金満家の憂鬱」と言う本を出版された先生です。

今回はまず、「ストレス」についてお伺いしました。
様々なストレスの要因ってあると思いますが、藤岡さんが思う
ストレスの要因って何でしょうか?

一言で表すのは難しいですが、「ストレス=歪み」と言う
意味なんですね。ストレスを起こすものをストレッサーと言いますが、
そのストレッサーになるもの、大きく分けて3つあると言われます。

「人間」「時間」「空間」
どれも「間」が付いた言葉ですよね?と言う事は、
間(あいだ)が取れなくなると、ストレスを引き起こす
とよく言われるんです。

例えば「時間」だったら、時間に追われて休憩も取れない、仕事が多いなど。
「空間」は、狭い空間、居心地の悪い空間、物理的に暑い、寒い、不潔など。
そして「人間関係」。一番多い悩みかもしれません。

では、そのストレスを溜めすぎるとどんな状態になるんでしょうか?
歪みが生じて行く、と言う事になって来るので、
昔からよくある、ストレスで「胃潰瘍」になったとか、「血圧が高くなった」とか
他の色々な成人病を引き起こしてきたり、食に走って体重が増えたりとか
そういうことが色々と起こってくるわけです。

なるほど!!では、ストレスに強くなる方法はありますか??
ストレスに強くなるためには、学校で教わっている事と
逆をやったらいい。と言う知り合いの精神科医の先生がいます。
例えば、学校では一人で何でもできるようになりなさい!と
言うけれども、本当は人に上手に手伝ってもらうようになるといい。
助けて、手伝って、と言えることがいい、と言う事です。
それから愚痴を言っちゃいけない、と言うけれども、
愚痴を言うというのも大事。しかも愚痴を聞いてくれる人を
上手に見分ける、と言う事ですね。それから、
裏表があっていいんだ!と言う事ですね。
大勢の人がいたら、その中で合う人、合わない人いるわけです。
合わない人には挨拶だけして、あまり会話をしなくていい、とか。
それから、何でも頼まれごとを聞いていると、頼まれやすくなります。
それもいいのだけれども、しんどい時は断るのも上手になっておきましょう。
と言う事ですね。断るのも練習してみて、嫌な感じにならない断り方を
人と練習しておくのもいいでしょう。

ストレスに立ち向かう為に身に着けておくこと、是非試してみてください。

そして、今回コンシェルジュでお迎えした藤岡耕太郎さんは、
「金満家の憂鬱」と言う本を出版されました。
人知れず世間に潜む大金持ち、「金満家」。
一族が織りなす奇想天外どたばたコメディーです!
「金満家」はどうしたって金が増えていく。ほっといても不条理に金が増える。
そのせいで、静かに普通の生活をしたくたって、簡単にはできないのです。
あふれ出る金をどうやって減らすか、毎日毎日来る日も来る日も頭を悩ませ、
仕事の後に夜中まで汗水たらして金を減らす......。
はたして、お金に苦しめられた金満家の運命やいかに??

お金がない人がお金に苦労する、と言うお話はありがちですが、
大金持ちが「お金が増えすぎて悩む。その減らし方に悩む」と言うお話しは
今までになかったような??
大金持ちと「ばれず」に、いかにしてお金を減らしていくか?
デパ地下で、ちょっと高めの肉を買う。ちょっと高めの野菜を買う。
訪れた喫茶店の椅子と椅子の間に札束を挟む・・・
とにかく、お金に翻弄される「金持ち」の姿をリズミカルにそして
コミカルに描いています。

金満家の憂鬱、是非手に取ってみてください。
こんな表紙です。目立ちますよ!!
きんまん.jpg

パーソナリティ


今村敦子

月別アーカイブ