秋の気配を感じるようになりました。皆さんは「アウトドア」に興味はありますか?
「アウトドア」の代表的なものとして「キャンプ」がありますが、ここ数年、この
キャンプ人口が増えています。テントを張って皆で料理を作って食べる・・・
とても贅沢な時間ですよね。そこで今回は、アウトドアの楽しみ方をその道の達人に
お越しいただき聴いていきます。
今回、コンシェルジュにダディーズオピニオン代表で、快適生活研究家の
田中ケンさんをお迎えしました。
田中ケンさんは、アウトドアをお仕事にしているだけあります!
いい色に日焼けしていました。
「日焼け=仕事」、1年の中で250日は外にいらっしゃるそうです。
そんな田中さんが代表を務める「ダディーズ・オピニオン」って??
一言でいうと「アウトドアの遊びのプロ集団」とでもいいましょうか?
アウトドアに関するイベントの企画運営や、雑誌、テレビ、ラジオでの企画、
田中ケンさんたちの「アウトドア(遊び)」を多くの方に伝えていくお仕事です。
キャンプのやり方やアウトドアスポーツを多くの方に広める活動をなさっています。
そして田中ケンさんの「快適生活研究家」と言うお仕事・・・
自分たちが楽しんでいる事、遊んでいる事を、様々なところにアピールして、
「みんな もっと表に出て来てよ!それはそれで快適だよ!」
「ドアを開ければアウトドアの始まり」
そこで工夫すると快適に過ごせますよ!と言う事を、多くの人に広めている
お仕事もなさっています。l
ダディーズオピニオンHPはこちら!
http://www.daddyopi.com/
もともと田中ケンさんがアウトドアにハマっていくきっかけ・・・
小学校時代からサッカーに親しみ、高校3年生のとき東京代表として全国大会に出場。
高校卒業後は「ポパイ」「メンズクラブ」などの男性雑誌を中心にファッションモデルとして活躍する。
アウトドアとの出会いは、「父親がドイツ系の人間で、週末はいつも父親が料理を作ってくれて、
季節の良いときは庭でバーベキューをやってくれたりして、それがアウトドアだったんですね。
なのでアウトドアをするという括りではなく、快適に楽しめるということでしたけどね。
でも、だんだん大きくなるとすっかりアウトドアの生活から離れて、夜の街をフラフラと、
ネオン街が大好きで遊んでいたんです。そんな時、山中湖の1周レースに出るということで、
そこのキャンプ場でテントを張ったのですが、いきなりメキシコ料理なんかが出て来て、
そこでパーティーが始まるわけですよ。それもビールや焼酎ではなくてワインが並んでいて。
オシャレだったんですね。そして食事が終わると焚き火を囲んでカクテルなんか飲んで・・・」
そしてその後・・・25歳で父親になり、子供のころに体験したアウトドアに再会。
1992年、サバイバルレース「レイドゴロワーズ」日本チームとして初出場し枠外完走。
1993年、冒険型トライアスロン「ボーダートゥボーダー」出場し完走。
1992年に出場したサバイバルレースがきっかけとなり再びアウトドア熱が再燃!
これは仕事になるんじゃないかと思い、会社を立ち上げるにまで至ります。
現在17年目。全国様々な場所へ行って、アウトドアの楽しさ、快適さを
広めていらっしゃいます。
アウトドアの三大要素「食」「住」「遊」
美味しいご飯を食べたい!快適な居住空間、楽しいアウトドアの遊び。
この3つが全部できたら、アウトドアのプロ!と田中さんが教えてくれました。
ただ、素人がこれを全部やろうと思ったらできません。
大失敗してもう二度とアウトドアをしたくない!と思ってしまいます。
そこで田中さんが教えてくれた極意その1
「3つ全部を一気に楽しむのではなく、一つづつ楽しむ。」
例えば・・・一番楽しそうなのは「食」じゃないですか??そこで・・・
泊まるのはコテージに泊まってもいいし、近くのペンションに泊まって「デイキャンプ」を
楽しむ、そこで、美味しいご飯を作ってみる。
次は「テントに泊まってみる」。
その次は、カヌーに乗ってもいいし、山を登ってもいいし、遊びを楽しんでみる。
と言った具合に、一つづつ楽しんでみる。
次のステップ、極意は「2つを組み合わせてみる」
「食と住」「住と遊」・・・これが1週まわると「アウトドアのプロ」になれます。
アウトドアは遊び。こうしなきゃいけない!はありません。
自分のスタイルで遊べばいいので、こうやっていくといつの間にか段階を踏んで
勝手に「アウトドアの達人」になっていく。
なるほどー。田中さんのお話を聞いて、アウトドアがグッと身近に感じます。
(ビギナーの人に限って、全部をやりたがるそうです。田中さんのセミナーでも
素人の方に全部体験してもらいますが、最後にぜんぶやろうとしないでください、と
忠告するそうです。サポートがあっての事ですからね・・・)
アウトドア・キャンプ=テントに泊まらなくてはいけないと
なっていましたが、まずは日帰りで楽しむ事をオススメします。
「ドアを開ければアウトドア」です。
では、今回は「住」の部分を聴いていきます。
最初にそろえた方が良いものは何ですか??
寝袋(シュラフ)
人が使っているものを借りるって、ちょっと抵抗あるじゃないですか?
(もちろん貸す方も気を使います。)
テントや椅子などは人が使っていようが関係ありません。
自分専用の寝袋さえ持っておけば、どこでも寝れますし、
安心ですよね。なので最初に買うものは「寝袋」。
そして次に・・・
自分のテント
アウトドアはハマっていくとお金がかかっちゃうもの。
マイ寝袋とマイテント。これがあれば完璧です。
テントのサイズは、ご自分が誰と一緒に行くのかなどに合わせて選ぶと
良いと思います。
ただ、最初に買う時は、少し大きめのテントがオススメ。
(特に女性は着替えだったりに便利なので。)
また、アウトドアの規定が小さめに作られているそうなので、2人用が欲しい方は
3人用など、ちょっと大きめのものを選ぶと良いかもしれません。
そして、最初にテントを持ってアウトドアを楽しむ場合。
お風呂屋洗面所、トイレなどがちゃんとある「キャンプ場」に行くのがオススメだそうです。
アウトドアの達人田中ケンさんおススメ。持っておくと便利な物?
「ワン・バーナー」(いわゆるコンロみたいなもの)
見た事あるでしょう?山の頂上でコーヒー飲みたい!とか言った時にお湯を簡単に沸かせるあれです!
これがあれば、ちょっとした時に簡単にお湯を沸かすことが出来ますよ。
道具が揃ったら、いざキャンプへ!ここで一番忘れてはいけない心得が・・・
「遊び心を忘れない」
良く「子供が何歳になったからアウトドアをやらせたい」という方が多いですが
これはダメ!!子供は見ています。「これは僕のためにやっているのかな?」と。
じゃないんです。自分が楽しみたいからやる。だから手伝ったり助けたりできるんです。
お父さんがやりたいから、お前もついてこい!くらいの気持ちでなくては
無理です。こうやらなきゃいけない、ああやらなきゃいけない、じゃない。
遊び心を持って遊びに出る。とても大事な事です。
やらされるのではなく、自分から楽しむ。この気持ちが、自分だけでなく
周りも楽しくするために必要なのかもしれませんね!!
次回は「食」について。おススメの「キャンプ料理」を
ご紹介頂きます。