前回からアウトドアの達人、田中ケンさんにお越しいただき、
快適なアウトドア生活のススメをお聞きしています。
前回はアウトドアの三大心得「食」「住」「遊」を教えて頂き、
初心者の方が最初にそろえた方が良いキャンプ道具、「寝袋」「テント」「ワンバーナー」が
あるといい。そして、「食、住、遊」を全部やるんじゃなくて、最初のうちは
1個づつ、次に2つを組み合わせてやっていく・・・すると知らないうちにキャンプの
達人になっていく。
そして遊び心を忘れない。やらされている、じゃなくて自分で楽しむ。と言う事を
教えて頂きました。今回は、「食」の部分にスポットを当てて、
田中ケンさんおススメの「キャンプ料理・レシピ」を教えて頂きます。
まず、アウトドアで「食」と言うものを考えた時。
田中さんは「なぜバーベキュー(焼肉))になるのかと言うと・・・
アウトドア、キャンプ=男!みたいな所あるじゃないですか?でも家で包丁を使ってない人が
アウトドアに行って料理できるわけがない。家でフライパン振った事がない男たちが、
できるわけがない。じゃあどうしたらいいのかと言うと・・・
バーベキューになってしまう。焼くだけだから。
しかも、スーパーで漬け込んであるお肉を買ってきて焼くだけ。
あれは誰でもできる。それがいつもだったら飽きちゃいますよね。
そんな中で出てきた最強の武器「ダッチオーブン」です。
この「ダッチオーブン」の登場が、日本のアウトドアを変えた、と言われているそうです。
煮る、焼く、蒸す、揚げる、なんでもできる魔法の鉄鍋。
田中ケンさんも、この「ダッチオーブン」を使っているそうですよ!
さて、キャンプ・料理。田中ケンさんだったらどうするでしょうか?
「必ず3品作るようにしています。」え??3品も??
ツーバーナーとダッチオーブンを使うのが基本です。
まずは、「時間が美味しくしてくれる。時間が調味料の例えばシチューみたいなものを
仕込んでおく。」
その間に、冷めても(冷たくてもおいしい)アぺを一品。
マリネ、カルパッチョ、サラダでもいいですよね?これを作っちゃいます。
ツーバーナーの一方に仕込み中の鍋を移し、もう一方で熱々のアぺを一品。
スゴイです!キャンプでコース料理が楽しめます!!
ここで、田中ケンさんの失敗しない美味しいキャンプ料理をご紹介します。
メキシコ料理ですが、ニンニク、玉ねぎを炒めて、チキンを入れて、そこに
トマトソース(トマトスープ)で煮込む。
そこに「トルティーヤチップス」を割り入れてさらに煮込む。
トルティーヤがトロトロになったら、とろけるチーズを入れて混ぜ込む。これだけ!
トルティーヤを入れる事で、メキシコ風になります!
簡単だ!!
これをパンに付けて食べたら・・・もう考えただけで美味しそう!
さらに、これは田中ケンさんのお袋の味だそうですが、
「ココ・バーン」(フランス語でココはチキン。バーンはワイン。)
チキンの白ワイン煮です。
チキン(骨付きもも肉)の表面を焼いて、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ入れて
塩、コショウして、そこにコンソメを書けて、白ワインをドボドボと入れて、
その後に粉チーズをドボドボっと入れて、蓋して煮込んで出来上がり!!
名前もかっこいいし、おいしそう!!簡単だけど、凝ってるっぽいい料理です!!
ダッチオーブン・・・1個持っておいた方がよさそうですね!!
アウトドアは楽しいもの。片ひじはらず、ドアを開けて
アウトドアを楽しんでもらいたい!田中ケンさんの一言です。
田中ケンさんがプロデュースするアウトドアプロジェクト「outside」
http://outsidebase.com/