笑顔になる「しくみ」をデザイン - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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笑顔になる「しくみ」をデザイン

世界一・・・なりたいと思っても、なかなかなれるもんじゃありません。
ここ福岡には「世界一」になった会社があります。それが今回、コンシェルジュに
ご登場頂いた、中村俊介さんが代表を務める「しくみデザイン」です。
「しくみデザイン」を知ってもらうため、ホームページをご覧になって下さい。
「株式会社しくみデザイン」⇒http://www.shikumi.co.jp/

ヒトが楽しめるような広告を作ったり、テーマパークなどにあるゲームを作ったり、
体を動かすと音が出る楽器を作ったり、i-padのアプリで誰でも簡単にアプリが
作れるアプリを制作したりしている会社です。
(中村さん曰く、一言で言い表すのは難しいとの事でした。)
楽しくなるための「しくみ」自体を作る会社が
「しくみデザイン」さんです。

その「しくみデザイン」さんが世界一を獲得したのが・・・
2013年12月に行われたアメリカ・インテル社のコンペ
「Intel Perceptual Computing Challenge 2013」。
(インテルが新しいカメラを開発したので、そのカメラを使って面白いものを
作る、と言うコンテストです。)
2800個の中から見事1位に輝きました!!凄い!
(また、今年に入っても世界一に輝いています。)

そこで1位に輝いたのが「神楽(現在はKAGURA)」
パソコンのモニターに映った自分が体を動かすと、何も触っていないのに
演奏ができる「楽器」がこの「KAGURA」です。

小さな頃から楽器を演奏するのが夢だったという中村さん。
でも、練習するのがあまり好きではない、そんなことがきっかけで
簡単に楽器を演奏する「KAGURA」を開発しました。
http://www.kagura.cc/jp/
もっと良く「KAGURA」を知りたい方は、こちらをご覧ください。

スゴイでしょ?こんな発想・・・私たちにはない!新しい物を
生み出す発想はない・・・と思いますが・・・中村さんはこう言います。
「新しくアイデアが出てくる、と言うよりはもともとある中から選んでいる。
色々な事を蓄積しようとしている。出来るだけ要素に分解して、後でそれを繋げる。
例えばよく言うのが、うまくいかなかった時に、物のせいにする。
うまくいかないと言うのは、つまずいたとか、扉を開ける時
失敗したとか、コップを倒したとか、生活していくうえでイラッとする事あるじゃないですか?
これを完全に、このデザインが悪い!と思うんですよ。僕が悪いんじゃない!この
デザインが悪いんだ。じゃあ、どうしたらこれは、今の失敗をしなかったか?と
思うようにするんです。扉が、引くと思って引っ張ったら押すだったら、扉の外側に
ノブつけるなよ!って思うんですよ。色々なチョットした嫌な事を全部、何で?
こうしたらいいのに!と思うようにしたんです。これが蓄積されていくんです。」

そして何かの時に、蓄積したもの同士をくっつける。これが中村さんの発想の原点です。
アイデアが生まれるというよりは、だんだんと形になっていくんだそうです。

どのお仕事にも共通するようなお話でした。次回は、KAGURAについてのお話を中心に
お伺いしていきます!!

パーソナリティ


今村敦子

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