リオ・オリンピック!盛り上がりました!
日本は過去最高の41個のメダルを獲得。ニュースを見るたびに
誰かがメダルを獲得していて、見ていてとても楽しかったし、
勇気をもらいました。今回は日本とは真逆にある
ブラジルで開催された事もあり、時間が12時間違ったので、
寝不足になった方も多いでしょう。
しかし、今回のオリンピック。開催前はいろんな問題で
開催自体危ぶまれていた感じもありました。
私たちはニュースでしかブラジルの様子を知ることができません。
怖い・・・そんなイメージを付いてしまったのもまた事実。
しかし・・・ブラジルの事をリアルタイムで感じている方に
お話しを聞くと、怖いだけではなさそう。しっかり知っていれば、
恐い所に足を運ぶこともなく、楽しい国のようです。
今回は、そんなブラジルについて、ちょっとお勉強してみましょう。
コンシェルジュは、福岡市にあるブラジル料理専門店「ドイスラゴス」
オーナーの山口輝義さんでした。
今泉にある「ドイスラゴス」。最初はアビスパ福岡の試合の時に
会場でお店を出していたのがきっかけで、現在店舗を構えて
営業されています。
山口さんがブラジルとつながったキッカケは??
学生の時に1年間、研修留学という形で
ブラジルにいました。昼間は日本語学校で先生をして、
夕方から野球のコーチをしていました。そして夜は
夜間の中学校に行って自分の勉強をしていました。
山口さんが住んでいたのは、サンパウロ州の田舎町。
日本と違う所は多々あったそうですが・・・
学校が三部制だったんですよ。朝7時から午前中。
午後の部、そして夜7時から10時半くらいまで、
同じ学校で三部制だったんです。
現地にいて、山口さんは教育が遅れている、と感じていたそうです。
お金持ちでないと良い教育を受けられない、そんな感じがしたそうですよ。
教育格差をなくさないと、ブラジルの発展はない、と山口さんは
感じています。
また、テレビでも話題になりましたが、スラムと言う、貧困層が住む
町もまだまだ多いそうで・・・
ドーナツ化と言う感じです。都市があって、その周りを
囲むように貧困の街がある・・・みたいな。
この道は通っていいけど、この道は通るな!みたいな感じです。
そして、そうなると犯罪も心配になってきますよね。
(ニュースでも、何を取られた、会場に死体があった、など
見たことがあるでしょう?)
やはり、知っている方と回った方がいいです。
いきなり一人で行くのは危険です。特にオリンピックが行われる
リオは・・・
山口さんも先日リオに行ったとき、この子怖いな、追っかけてくるな・・・
と何回も感じたそうです。
一番怖いのが、上半身裸でビーチサンダル履いて、
海水パンツのようなショートパンツを履いている子が怖いですね。
この「怖い」は、身ぐるみはがされるくらいガチでやばい強盗です。
リュックサックなどは後ろでしょうものではない、どういうこと??
後ろから引っ張られるし、切り裂かれるし・・・
なので、前で抱っこするような感じで持ち歩くことが多いですね。
恐い事ばかり書きましたが、それでも山口さんは1回も強盗に遭った事ないそうです。
恐い場所などをしっかりと知っておけば、そんな事は無い、と山口さんは
教えてくれました。とにかく、知っている人と周るのが一番!
また、日系二世の方もたくさんいるので、そういった方にガイドを頼んで
周るのが良いそうです。
ブラジルは、最低でも24時間、トランジットがあると
30何時間かかるそうですよ。1日の中に四季がある感じで、
朝は凄く寒いのに昼は暑い・・・寒暖の差が激しいそうです。
オリンピックが開催されたリオは大都会。観光では1番なんだって!
ブラジルでも第2の都市と言われています。
インフラも発達していますが、バスなどに乗るのは怖い・・・
山口さんがオススメする移動手段は、ブラジルの事を全然知らない人は
断然タクシー。
行ってはいけない所に行かなければ全然大丈夫ですよ
やはりブラジルを知っている人と行動を共にするのが良さそうですね!
先程も話で出てきましたが、ブラジルは日本語もある程度通じる、そんな感覚ですが
サンパウロは日系人が集中しているので、ある程度通じるところもあるそうですが
リオはほとんど通じないそうです。(ちなみに日系人は160万人ほどいるそうです。)
ブラジル料理の美味しいもの・・・
一番人気はシュラスコ、フェジョアーダ。ブラジルでは高級料理に
なっている豆の料理です。
上:シュラスコ 下:フェジョアーダ
ポンデケージョもブラジルの料理。
ポンデリング(もちもち)の食感のあれです。タピオカの粉で作るのが特徴。
温かいのが美味しくって、日本のお餅みたいなもの。
そして、山口さんイチオシの料理が
パステル
諸説あるそうですが、日系人が戦時中、中国の春巻きの皮をモチーフにして
中は、椰子の芽、トマト、ミンチ、チーズなどを入れて包んで、それを揚げる。
見てお分かりのように、パイの包揚げのような感じで、これを作ったのが
日系人と言われており、パステルを作る日系人を「パステレーロ」と
現地では呼んでいます。なので、日本人を見かけると向うの人は
「おい!パステレーロ」と呼んだりするそうですよ!!
山口さんおススメの観光スポット!!
1)イグアスの滝
山口さんもビックリしたそうです!とにかくすごい!アルゼンチン側から見るのが
オススメ!
2)コルコバードの丘
オリンピックの際、大きなキリスト像が立っている丘をよく目にしたでしょう!
あそこです!!
3)リオのラパ
音楽好きに一度は言ってほしいという街。
セミプロのオジサン達がパゴージと呼ばれる楽器で演奏している街。
その曲を聴いて皆が躍っているそうです。
ブラジルの良さ・・・それは「人」と山口さんは答えてくれました。
ブラジルの方は、気さくな方が多いそうです。
初めて行って、飲みに行こうぜ!と言われたら、絶対に飲む!
社交辞令が無い、そんな人柄。
なんだかとっても興味が沸いてきました。
近いようで遠い国ブラジル。是非一回行ってみたい!
その前に。。。ブラジルの美味しい料理を楽しめる
「ドイスラゴス」さんにも足を運んでください。
ドイスラゴスさん→http://www.doislagos.jp/