「心を伝える文章の書き方」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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「心を伝える文章の書き方」

コンシェルジュに株式会社チカラのライター、エディターでいらっしゃる
奥永智絵さんをコンシェルジュにお迎えして、文章の書き方について
お話しを伺いました。
今回は夏休み時期と言うこともありまして、お子さんの夏休みの課題、
感想文や作文を上手に書くには、を中心にお話しして頂きました。

まずは、子どもが文章を書く「力」を付ける為に、親は何を
したらいいのでしょうか??
観察して、見たモノをありのままに書く、言うのも
練習の一つだと思います。

例えば、目の前にバナナがあったら、そのバナナについて
書いてみて・・・みたいな??
そうです。ちょっと黒ずんでいるとか、甘い香りが
するとか、五感を使って観察する、というのがまず一つあります。
なので、お子さんが何を書いていいか分からない、と言った時は、
親御さんがインタビューしてあげてもいいのではないかと
思います。

奥永さんが例えてお話ししてくれたのは「絵日記を書く時」。
今日は誰と会ったの?とか、どういう時に楽しかったの?とか
その時、どんな気持ちだったの?とか・・・
お子さんにインタビューしてみると良いということです。
また、「オノマトペ」で表現してみる、というお話しも
して頂きました。
例えば、雨が降っているけど、どういう風に降っている?
じゃばじゃば、ざーざーと言ったように、音で表現させるのも
いいかもしれません。

親御さんのこうした工夫でお子さんの文章を書く力が
少しづつ付いてくるそうですよ。

ただ、見た目をそのまま表現する、というのも面白いと思うエピソードが・・・
奥永さんが教えている「文章の学校」の生徒さんのお話しです。
雨の日に電車に乗ったら満員電車で、
乗客が皆、手を胸の前でクロスしたまま、ギューギュー押されて
固まっていて、それをオスカー像と言ってました。

オスカー像_400.jpg
なるほど!!
その人にしかない、オリジナルの表現になってますよね!!

文章の学校にもお子さんが受ける教室があるそうですが、
やはり「褒めて引き出してあげる」事が大切になってくるそうです。
また、子どもならではの表現、大人も気付かなかったような、意外な表現を
するものです。大切にしてあげましょう!!

続いて読書感想文について。
まずは、書き出してみる
文章を書く前に、まず何が良いと思ったのか?どこで自分は
グッと来たのか?それは何でなのか?最後にこの文章を
読んでどう思ったのか?を書き出してみて、構成する。

文章を構成する
最初に読んだ人が、何の本を読んでの感想なのか、分からないと
読み手にも伝わらないと思うので、最初に簡単に
ストーリーを入れて、次に
この本の中のこういうところが凄く心に
残りました
っていうのも、言葉でこういう風に
感じたからです。と言う風に展開していくといいでしょう。

で、最後のシメ。これが難しい。
ちょっといい子になっちゃいがち、ですよね。
でも、奥永さんが「今」感想文を書くとしたら・・・
ストーリーを読んで、一番自分の中で
変わった事を伝えたいな
と思っているそうです。

例えば、凄く風景描写のいい本を読んだ後だったら、
「道端に咲いてる花の種類を調べようと思いました。」
「緑が違って見えるような気がしています」
その本を読んで、何かしら自分が変わった事を
書いてみようかな、と思います。・・・なるほど!!

文章は楽しく書くことが長く続く秘訣です

こんな感じで奥永さんが教えていらっしゃる「文章の学校」では
アナタらしい文章が書けるコツを教えてくれます。
是非気になった方は、株式会社チカラのホームページを
ご覧になってみて下さい。
株式会社チカラ→http://chikara.in/
Facebookのページもありますので、是非参考になさって下さい。

パーソナリティ


今村敦子

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