文章の基本とコツ - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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文章の基本とコツ

皆さんは、自分の文章に自信がありますか?
SNSが発達した今でも、文章を書く事は無くなりません。
メール、ブログ、フェイスブック・・・とにかく文章で人に伝えるシーンって
無くなることはありませんよね。そこで今回は「文章」について
専門の方にお越しいただいて、基本やコツを伺いました。

コンシェルジュは株式会社「チカラ」ライター、エディターの奥永智絵さんです。
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小さな頃は何かを書くとお母さんにとても褒められていた奥永さん。
現在ライター、エディターとして福岡で活躍中。昨年出版された「福岡本」の
編集制作に携わったり、2週間に1回発行されている西日本新聞社のフリーペーパー
「ファンファン福岡」の編集、制作を手掛けています。

そんな文章のプロが番組冒頭でおっしゃってました!
文章は誰だって上手に書けます!!
ちょっとしたコツで上手に書けるようになるんです。
そんな文章の基本やコツを教えてくれるのが、奥永さんが講師も務めている
「文章の学校」です。
修飾語の使い方、「、」の打ち方、文章の構成の仕方、ユーモアの表現など、
様々なテーマを設けて、様々な年代、様々な職業の方が習いに来ているそうです。

文章って、持って生まれたセンス、みたいなものじゃなくって、
勉強してちょっとコツを知れば、上達する。
誰でもコツを掴んで技術を身に付けたら、綺麗な読みやすい文章が
書けるようになるそうですよ。

まず、文章を書くにあたって、上手になるコツって何でしょうか??
よく読む、たくさん書く。たくさん遂行すること。です。
1「よく読む」
「気になった本を何でもいいので、自分が読みやすいな、と思った文章を
色々読んでみる。そうするとその中で、自分がどんな文章が好きだな、とか
どんな文章が読みやすいな、というのが出てくるはずなんです。
で、何でこの文章が読みやすいんだろう?と思った時に、
それはリズムだったり文体かもしれないし
と言うのをちょっと分析してみる。」

今活躍されている小説家の方は、自分の好きな作家さんの作品を
ずっと書き写していたって方もいらっしゃるそうです。
「書いているうちに、その人の書き方やリズム、点の打ち方とか
そういうものが身に着いてきます。

好きな作家さんのいろんな所をまねてみる、っていうのも文章が上達する一つのコツです。

2「書く」
「皆さん毎日、メールとかSNSとか書かれると思うので、もしSNSとか書かれる時は
テーマ(最後に言いたい事)を設けて書く。と言う事を繰り返していると
書く練習になるのではないか、と思います。」

3「遂行する」
これは、一度書いたメールやSNSをもう一度見直すということ。
「もし急ぎでなければ一晩おいた方が良いと思います。
よく、前の日にすごく熱い思いで書いた物って、翌日見ると
恥ずかしかったりする事もありますよね。次の日に冷静になって
読んでみて、この文章で伝わるかな?とか、
読者が初めて読んで分かるかな?点は多すぎやしないか?
同じ語尾が続いてないか?とかを最後にチェックして
読み手にとって読みやすい文章と言うのを一度考える時間を取る。」

熱い気持ちで送ると、文字まで間違ってしまいますからね!!

なるほど!寝かせる事が大事!!
漬け物と文章は寝かせるのが大事!って!

続いて、文章の基本、教えて頂きます。
手っ取り早く読みやすい文章を書くコツ。何かありますか?

修飾語の順序
「暑い、寒い、大きい、小さいと言った短いものから、
買ったばかりの、と言う長い修飾語もあります。」

この時今村さんはお茶を飲んでいたので、例えば・・・
凄く濃い、緑色のお茶。だったら・・・
「凄く濃い、と、緑色のが修飾語になります。」
その修飾語にも順序があるんです。
長い修飾語は先に、短い物は後にすると言う原則があります。

例えば「大きい、買ったばかりのスイカ。」
なんだか、買ったばかりの、が長くてモゴモゴした感じ、ありませんか?
だから「買ったばかりの大きいスイカ」・・・どうですか??

節は先、句は後
例えば、ある女性を紹介する時に・・・
「この女性は優しい女性でもあるし、親を大切にする女性でもある」これを
文章で紹介する場合。

節は1個以上の述語を含む複文
ここでは「親を大切にする」これが節。
句は述語を含まない文節、分の最小単位
ここでは「優しい」。
節は先、句はあとのルールに従って・・・
「親を大切にする、優しい女性」ですとなります。

他にも大きい状況が先、小さな状況が後
大きい時間のくくり(1999年などの年代)が先、次にどこで、
誰が・・・何をした。

では心に残る文章を書くコツはあるでしょうか??
リズムがいい!!
これは『点』の打ち方でも印象が変わったりします。
そして、この「、」「。」の打ち方にもいくつかの原則があります。・
その中の一つに・・・
長い修飾語が2つ以上ある時、その境界に「、」を打つ
があります。

なんと!国語では13も原則があるそうですが、沢山あって分からなくなるので、
奥永さんの「文章の学校」では2つだけ教えているそうです。

要所要所で「、」を打つことで、文章をスルッと読ませる力を持っています。
切り過ぎると「リズム」が途切れてしまう。
「、」は息継ぎをするように打つがコツなんだそうですよ。

一回文章を書いてみたら音読してみる事が大事です。

他にも様々な文章を書くコツを教えて頂きました。

気になるでしょう??そんな方は・・・こちらからどうぞ!!
株式会社「チカラ」→http://chikara.in/

パーソナリティ


今村敦子

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