テーマ「最新ペット事情」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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       テーマ「最新ペット事情」

コンシェルジュ「ピーツー・アンド・アソシエイツ株式会社 代表取締役社長 田坂さん

今回は、皆さんもお馴染み、ペットの専門店「P2」の田坂さんにお越しいただき、
最新のペット事情をお伺いしました。
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P2は、1937年に、鳥の専門店「田坂飼鳥店」としてスタートしたのがきっかけです。
その後、時代に合わせて、様々に変化し、現在の「P2」となりました。

コンセプトを訪ねると、「ペットと人の関わり、だけでなく、自然(野生)と
人の関わりと言うものが大きく変わってきました。
そうなると、間違えていけないことは、人は人だけでは生きられない。自然と共に生きる、
共生する事があって
私達の暮らしがある訳ですから、私達の暮らしを 向上させるためにも、
もっと自然と調和を取って、
生きていくし、人間が今主導権を地球上では握っている訳ですから、
その人間が努力をしないと、環境がどんどん悪くなるし、人と動物の関係も悪くなるんじゃないかな
と思って、そういうことをきちんと発信していきたい!と言うのがまず1つ。」

もう一つは、「ペットの地位向上と言うか、人と動物の関わりが変わってきたし、
より人の生活の中に入ってきたので、そうなると、今まで籠で良かったのが、
籠じゃかわいそうだとか、もっともっと、人の生活に合わせたペットの道具だったり教育だったり、
医療だったり、そういったものをもっともっと
充実させていきたい、と思って、P2が今のようなスタイルに変わってきました。」

P2さんは、動物と植物、大きく分けてこの2つに分かれています。
植物も、ペットと同じように、生き物として、提案しているんです。
植物なんだけど、「植物が生き続ける」という事を一緒に体験できる、
経験できると言うような感覚で接してほしい。だからペットは死ぬのが嫌だから飼いたくない、}
でも、生き物と一緒に暮らしたい!と言った時に、まず植物から始めて欲しい、と言う想いから、
植物も扱っているんだそうです。

そんなP2さんは11月22日を「ペットに感謝する日」として登録しました。
これは、2006年に創業70周年を迎えた際、人とペットの関係をよくよく考えた時に、
実は私達人間は、ペットや植物に癒してもらってたり、元気にしてもらってたり、生きがいを
与えてもらっている事に気付きました。
人間は強い、ペットや植物は弱いと思いがちですが、実はペットや植物にたくさんの
恩恵を受けている、利益を得ている立場なんです。そこで、ペットや植物に感謝をする、
ありがとうを言おう、感謝の気持ちを形で表そう!と言う事で、そういう記念日を作ろう!と
なったそうです。
そこで、11月22日を(ワンワン、ニャンニャン、と言う語呂合わせも含め)
ペットに感謝する日として登録したそうです。

最近のペット事情!!
相変わらず、犬猫は人気があります。もはやペットと言うよりは、家族の一員ですよね。
また、子供が大きくなって成人して、親元を離れたご夫婦は、子供代わりとして
ペットを飼う事が多くなってきているそうですよ。

また、以前は、珍しい物、希少価値があるもの等を育てるのがトレンドだったんですが、
ワシントン条約で輸入できる動物に制限が出来たり、生態系を崩す外来種が問題と
なっている昨今、そういったものはペットとして飼うのはやめよう、と言う風潮になっているとか。

田坂さんが思うペットの定義は「本来帰るべき自然がない」動物がペットであって
飼える自然がある動物は、ペットとして人間が飼育するのではなくて、その環境に
人が出向いて眺める、と言うのがいいんじゃないでしょうか?」とのこと。
なるほどぉ。

なので、犬や猫の他、ウサギなど、飼いやすい動物が増えているそうです。
また、最近、猫を写真に撮って本にする、など、猫ブームなのかな?と
感じますが・・・どうなんでしょうか??

「都会に行けば行くほど、猫と犬の比率は変わって行きます。」と田坂さん。
都会に行けば行くほど、犬は飼いにくい。制約が出てきますよね。
だから、都会に行けば行くほど猫を飼う家が多い、さらに、それが増えているそうです。

それに伴い、猫と遊べるグッズや、猫の食べ物が増えてきているんだとか!!
また、最近は「小鳥ブーム」なんだそうです!
特に人になつく小鳥がブームになっているそうです。
特にインコ類は、しっかりと食事や水を置いておくと、1日2日人が出かけていても
大丈夫なんだそうです。

また、海外と日本のペットの違いについて伺うと・・・
ペットに対する接し方が日本と海外では違うそうです。
日本は「犬がペットとして飼われるようになったのは、第二次世界大戦後から。海外は、もっと昔から
犬と暮らしていました。洞穴に住んで、一緒に狩りをしていた、役割分担がはっきりしていました。
日本と海外の大きな違いは・・・
犬は犬である。人ではない。と言う所です。
(日本では家族の一員、お母さんの次に犬・・・みたいな順序になっているような・・・)

ペットを飼う時の注意点として・・・

終生飼育
最期まできちんと 飼い続ける・・・。
それと
自分の住んでいる環境、誰が育てるのか?いつまで育てられるのか?
考えたうえで選ばないと、ペットも不幸になるし、飼い主も不幸になります。

かわいい!だけで飼わない。自分の生活スタイルや、いつまで面倒を見れるのか?
買う側も、しっかりとした思いを持ってペットを飼いたいですね。
お互いが、幸せに暮らせるために・・・。

次回は、ペットに感謝する日についてお話を伺います。


パーソナリティ


今村敦子

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