秋の楽しみ方は 人それぞれ・・・当番組のパーソナリティ今村敦子さんの
秋の楽しみは・・・食欲の秋です。今回は、そんな様々な秋の楽しみ方の中から、
読書の秋を、皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思います。
今回は、大人だけでなく、小さなお子さんのと一緒に楽しむ読書の秋、という事で、
絵本をピックアップします!
コンシェルジュは、ビブリオキッズ、絵本司書、読書アドバイザーの安藤宣子さんです。
安藤さんは、南区大橋にある絵本と図鑑の親子ライブラリー「ビブリオキッズ」に
お勤めです。歯科医院が作った図書館なんです!
ここには、絵本がナント!およそ6000冊もあるそうです!
今回は、そんな中から、絵本司書、読書アドバイザーの安藤さんに、
年齢と性別で絵本を選んで頂きました!
安藤さんには、こんな質問がよく届くそうです。
「0歳児に 絵本は分かるんですか?」
安藤さんは「0歳児にとっての絵本は、物語を楽しむのではなく、
言葉の音やリズムを楽しむ為のツールなので、
まさに、おもちゃや道具と同じような存在です。
お子さんをあやす時の言葉って、限られています。
そこで絵本で使われている言葉を応用すれば、そのボキャブラリーが
もっと増える、という事です。なので、リズム音のいい絵本を
選んであげて、赤ちゃんが楽しい!と思える言葉を
投げかけてあげて下さい!」とおっしゃっていました。では、この流れで・・・
タイプ別に3冊選んで頂きました!!
日本で一番贈られている絵本は、松谷みよこさんの「いない いない ばあ」です。
皆さん絶対1回は読んでるはずです。しかし、未だに人気なんですねぇー
今回はこういった定番絵本ではなく、あくまで安藤さんの
目で見た感覚で選んで頂きました!
まず1冊目
鈴木まもるさん著 「赤ちゃんたいそう」
この本は、先ほどお話しした、「音を楽楽しんだり、」ではなく「スキンシップ絵本」です。
あかちゃんがいろいろな動物と体操。
「ほっぺと ほっぺ すり すり すり」「あしと あしで キック キック キック」など
リズムもたのしい。お父さんとお母さんが、絵本を通じてスキンシップをする本です。
産まれた瞬間から1歳まではスキンシップで、1歳からは絵を見ても楽しめそうです!
そして2冊目は
絵:あしわらあきお いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
とってもカラフルな絵本ですよね!赤ちゃんの視力は、新生児でようやく、0.02ぐらいなので、あまり
見えていません。極端に言えば、耳からの読書だけなんです。それが3ヶ月になると0.06になります。
3ヶ月になってようやく、目と耳からの読書を楽しむ事が出来ます。
なので、はっきりとした色のものを選ぶ、プラス音やリズム遊びで選びます。
擬音語、擬態語「ぱぴぷぺぽ」「るるるるるる」などが好きみたいです。
黄色で、ピヨピヨなくヒヨコが絵本では人気みたいです。
3冊目
ジャスティン・スミス作 BABY TOUCHシリーズ どうぶつ
子どもが一番先に飛びつくのが、動物、あるいは果物。
このBABY TOUCHシリーズは動物の他、車、言葉、数、いろんなシリーズがあります。
動物、例えば豚だったら、お腹が「ぷくぷく」と言う擬態語が書かれていますが、
文字だけでなく、その豚のお腹にクッション材が入っていて、触っても楽しい絵本です。
見ての視覚と 聞いての聴覚、そして触っての触覚、触ることによっての認識力、など総合的に
育てていくと言う絵本です。
おまけで、安藤さんが、この時期に読んだらよいのでは?と言うおススメの本を
ご紹介くださいました。
この時期におススメの本は...
いわむらかずお作 14ひきのおつきみ
こちらは、ねずみの14匹シリーズとして、様々なお話しがありますが、今回「秋」という事で「お月見」を
選んで頂きました。
安藤さんの一番のおススメは、いわむらかずおさんの絵が素晴らしい!とのこと。
絵本は、子供が初めて触れる芸術作品と言われていますから、
赤ちゃんの頃は、キャラクターっぽい、アニメチックな絵でもいいんですけど、
1歳過ぎたら「美しい絵の本」も見せてあげて、美的センスを養ってあげるのも
必要となってきます。そういった時に、この14匹のネズミシリーズは
絶対的なオススメなんだそうですよ!!
次回も、安藤さんに、珍しいんだけど、とっても理にかなった絵本をご紹介頂きます!