テーマ「ライターのお仕事」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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            テーマ「ライターのお仕事」

コンシェルジュ ライター、エッセイスト森彩(もりあや)さん

今回は「ライター」のお仕事をされている方にお話しを伺いました!

今村さんも若干緊張されていました・・・なぜなら森綾さんは、インタビューをして
それを記事にする、と言うお仕事をされているからです。

ライターと言うお仕事、そして、人の魅力を引き出すコツ、話を進めていくコツなんかを
お伺いしました。

森綾さんの最新刊「一流の女(ひと)が 私だけにおしえてくれたこと」については
次回じっくり伺うとして・・・

森綾さんは、雑誌、新聞、ウェブ媒体において、インタビューしたものを文章にする
お仕事をされています。
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森綾さん プロフィール
女子大生タレントからスポーツニッポン大阪の新聞記者に。ミック・ジャガー初来日での
単独インタビューに成功し、編集局長賞を受賞。その後、FM802開局時の編成・広報・
宣伝のプロデュースを手がけ、開局数ヶ月で既存局を破り、NO.1レーティング局に
成長させる。現在は独立し、 人物インタビュー、ルポルタージュ、エッセイ、コラムなど、
女性誌を中心に連載。島田紳助、村上龍、林真理子、コン・リー、中山美穂、椎名桔平、
織田裕二、など、作家、俳優、タレントなど様々な分野で活躍する著名人、のべ
1000人ものインタビュー経験をもつ、第一線で活躍する
ノンフィクションライターの一人です。

子どもの頃から作文コンテストで入賞!それがきっかけで、文章を書く事に興味を
持ち始めたそうです。
物心ついた頃から本が好きだったと言う森さん(父親の影響で)
この頃の目標は「30代までに本を出せる人になる」だったそうです。

という事で、20代はとにかく無茶苦茶をしよう、何でもやろう!がテーマで
大学時代はタレントのような仕事をしたり、その後はスポーツ新聞社に入社して
記者になったり・・・

記者になったきっかけは、ある裁判の傍聴券を取るためにバイトをしていた時でした。
森さんの後ろにたまたまスポーツニッポンの文化部長さんが自分で並んでいて
お話しをしているうちに、うちで何か書いてみないか?と言う話で入社したそうです。
森さん「出会いを無駄にしないこれはとても大事です。」


そしてスポーツ新聞社に入社するんですが、森さんは「スポーツ以外のセクション」で
しかも、お茶くみなど、外に出なくていい!と言われていたそうです。
しかし・・・「お茶くみで入ったのではなくて、記事を書きたいから入ったんだ!」と
思っていた頃に・・・
  
森さん事件簿 FIILE1ミックジャガー初来日
この時、ミック・ジャガーは完全にメディアをシャットアウトするという契約で
来日していました。各社ホテルなどに張り込んでいましたが、当然取材を出来るわけが
ありません。
この時森さんは「お昼休み」だけは自由に取らせてもらってたので、ミックが泊まっていた
ホテルの蕎麦屋さんに、お昼休みを使って通い詰めました。
実はミックが来日した初日に、その蕎麦屋に立ち寄ったと言う情報を
新聞の小さな記事で見ていました。そこには・・・
「蕎麦が気にいったらしい」と書いてあって、気にいったんだったら、もう1回来るんじゃ?
と言う淡い期待を胸に3日ほど通った時。そこのおかみさんが・・・
「今、家の料亭に来てるよ!ミックが」と教えてくれて、そこに留まるよう便宜を
測ってくれたんだそうです!
そこに森さんは乗り込んでいき「食事が終わるまで待つので、
2、3言でいいのでお話しを伺いたいんです」と直訴。
ミックも「子供のような風貌の森さん」を招きいれたと言います。
しかも、英語がつたない森さんに配慮してくれたミックは、近くにあたメモ帳に
英語で「ライブの感想」を書いてくれ(何という紳士なのでしょう!!)
「これを新聞に載せたらいいでしょ!」と言って渡してくれたんだそうです!

この記事は東京でも「大スクープ」として1面で扱われました!!


その後、大阪のラジオ局が開局すると言う事で、そこに就職。
3年程働いて、その後東京へ。23年フリーで今のお仕事を続けられています。

延べ2000人以上の方にインタビューをされている森さん。
いつもは人のお話しを聞く側ですが、今回は聞かれる側・・・

あまり変わらないと言う森さんは、
「聞くのが下手なんですよねぇ」とおっしゃいます。
インタビューと改まった感じではなく、普通に喋っているのと変わらないので
だから話しやすい、と言ってくれる方もいるそうです。

インタビューをするうえで心がけている事

「待つ事」です。
こちらが質問して相手が考え込むと、ついつい焦って次の質問をしてしまう人が
結構いると思うんですけど、考えている時に一緒に待つ姿勢を見せる
と言うのは大事なのではないかと思います。

文章をかくこつ
一番簡単なコツは「ダラダラ長く書かない事です」
点がいっぱい入って、一文が長い人がいるじゃないですか?
そういう文章は一番ダメな文章です。

とにかくわかりやすく、いつどこでだれがどうした。
主語と述語が ポンポンとテンポ良く続いていく文章が良いですね!

文章は短め!に心がけてみてください!

次回は、森さんの最新刊「一流の女(ひと)が 私だけにおしえてくれたこと」の
お話しをじっくりと伺います!

パーソナリティ


今村敦子

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