テーマ「心と体の健康、ウォーキング」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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           テーマ「心と体の健康、ウォーキング」

前回から、手軽に楽しめる健康維持の方法としてウォーキングについての
お話しをしています。
前回はウォーキングの効果や、毎日10分多く歩くことから始めてみよう、と言った
お話をうかがいました。
体への効果を重点的に伺ってきましたが、心の健康、そして、地域の防犯などにも
その効果はあると言う事で、今日は、二次的効果のお話しも伺っていきます。

コンシェルジュは、「福岡市保健福祉局健康増進課」白石由紀子さんです!
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ご自身もウォーキングをされると言う白石さん。今回はオススメの
ウォーキングコースも伺いました!

「福岡市保健福祉局健康増進課」の活動は?
白石さん福岡市では、「歩きたくなるまちづくり」を推進しており、
 ウォーキングコースの設定、コース上の歩道や園路の整備、ウォーキングマップの
 作成支援などを行い、ウォーキングが盛んになるよう取り組んでいます。
 特に、ウォーキングマップは「地域住民」の方と「区保健福祉センター」などが
 共同で作成しており、地域毎の魅力のつまったマップになっています。

 そうなんですよね。「ウォーキング・ホームページ」では、歩くのが楽しくなりそうな
 「さまざまなコース」を提案してくれています。いくつかご紹介頂いて宜しいですか?
白石さん掲載されているウォーキングマップは、地域住民の方と
 共同で作成していることがほとんどですので、地元の方だからこそ知っている
 魅力あるコースがたくさんあります。
 例えば・・・東区は「校区毎のマップ」を九州造形短期大学の方々と作成しています。
 (三苫校区など)海沿いを歩きながら、史跡めぐりもできるコースなどがイラストと共に  紹介されています。)
 ※博多区は「たのし化ウォーキングマップ」を作成していて、山笠コースなども
  掲載しています。
 ※中央区には、都会から自然いっぱいのコースまで様々ですが、唐人町駅付近など
  お寺をめぐることのできるコースもあります。
 ※南区と城南区は、区をまたいで楽しめる「樋井川とため池をめぐるコース」などを
  いくつかマップにしています。
 ※早良区には、百道浜などの海側を歩くコースから「さわらの秋ウォーキングマップ」と
  題した自然豊かなマップがあります。
 ※西区は能古島1周のマップなど、校区毎のマップの他に
  「にしく楽しくウォーキングマップ」として1冊にまとめた冊子も作成しています。
  
 なるほどぉ!ウォーキングって、身体の健康維持だけでなく、住んでいる街の魅力
 なんかも再発見できそうですね!
 福岡市ウォーキングのホームページは、その他、ウォーキングの基礎知識など
 得する情報が盛りだくさんです!
http://www.city.fukuoka.lg.jp/walking/

白石さんそうですね!ウォーキングは、手軽な健康づくりとして
 大変有効であるだけでなく、地域をウォーキングすることで「あいさつ運動」
 「仲間づくり」「地域の魅力発見」「防犯活動」など二次的効果も期待されています。

 ですよね?福岡市内の様々な地区で、様々なウォーキンググループも
 ありますもんね!現在、市内には大小あわせて、だいたいどれくらいの
 ウォーキンググループが活動されていますか?
白石さん現在市内には、大小合わせておよそ80の
 ウォーキンググループが活動されています。参加されている年齢層は60歳以上の方が
 多いと思います。

 このような活動を自治体で取り組んできて、ウォーキング人口は増えた感じは
 ありますか?
白石さんウォーキング人口は年々増えてきています!
 福岡市で行っている「新・基本計画の成果指標に関する意識調査」からの
 推計値ではありますが、平成14年度のウォーキング人口はおよそ27万人でした。
 少し調査項目が変わりましたので、純粋に比較はできませんが、平成26年度では
 55万人と推計しており、いずれにしてもウォーキング人口は増えていると
 考えています。

 ウォーキングを楽しむ為の注意事項ってありますか?
白石さん運動中だけでなく、運動前後の水分補給は大切です。
 特に熱中症にご注意ください。ウォーキング前後にはストレッチ体操を行い、
 からだをほぐしてください。また、運動量は少しづつ増やすこと体調が悪い時、
 足腰が痛いときは無理をせず、休む勇気も必要です。その日の体調に合わせて
 ペースや距離を調整してください。夏の昼間や冬の早朝など、気温や天候に
 注意して取り組んでいただきたいと思います。また、持病のある方は、
 かかりつけ医と相談されてから 取り組まれてください。

 先程お話しに出てきましたが「あいさつ運動」や「防犯」にも効果があると
 おっしゃっていましたが、これはどういったことでしょうか?
白石さん各校区毎で「ウォーキング大会」等が催されることが
 多いのですが、三世代交流ウォーキングといって子どもさん・親御さん・おじいちゃん・
 おばあちゃんといった三世代が参加するウォーキング大会を開催される
 校区があります。ベビーカーで参加される方もいらっしゃいますよ。
 このウォーキング大会を通して顔見知りが増えることで、たとえば、小学校への
 登校時に、ご近所のおじいちゃんおばあちゃんと挨拶をするきっかけになったり、
 子供たちを見守るということで、自然に防犯意識が高まる効果もあると思います。
 また「吸い殻拾いウォーキング」を行っている校区もあります。
 禁煙や受動喫煙防止という、たばこ問題に取り組んでいる校区で
 ウォーキングをしながら禁煙の普及啓発にも取り組んでおられます。

 白石さんもウォーキングされていますか?また、お気に入りのコースなど
 ありましたら教えて下さい。
白石さん私も歩数計を毎日つけています。こういうお仕事を
 させてもらっているのですが、デスクワークが多い事もあって、1日1万歩は
 滅多にいきません。せめてあと10分歩いて、1,000歩稼ごうなど
 心がけるようにしています。
 福岡市ウォーキングホームページにはたくさんのマップを掲載しておりますが、
 西区の能古島を1周するコースは歩きごたえもありますし、自然が楽しめて
 良いですよ。船を使っていきますので、小旅行のような気分も味わえます。
 中央区の鴻巣山にあるウォーキングコースも、気軽に自然の中を歩けるコースです。
 展望台から新幹線も見えたりします。帰りに南区へ抜けて、美味しいパンを
 買ったりしました。知らない土地を歩いて、素敵なお店を見つけたりするのも
 楽しみですよね。是非「福岡市ウォーキングホームページ」をご覧いただき、
 ウォーキングマップをご活用いただければと思います。

 白石さんにとってのウォーキングの魅力、もっとウォーキングを気軽に
 楽しんで頂く為に、ラジオを聴いている方に一言お願いします。
白石さん私は今35歳なのですが、健康づくりに取組んでいる30代は      「40.9%」というアンケート調査があります。20歳以上の方を対象にして
 福岡市が実施しているアンケートですが、全世代のうち30代は最も低い
 割合でした。健康づくりは、運動だけではなく「バランスの良い食生活」や
 「禁煙、質の良い睡眠」なども挙げられます。ウォーキングは、世代を問わず気軽に、
 体力に合わせ無理なく取り組んでいただける健康づくり活動です。
 前回お話ししたとおり、毎日プラス10分から始めてみようを合言葉に、
 通勤時間等をうまく利用して気軽にウォーキングを取り入れていただくなど、
 健康づくり?まだ早いなあ・・など思わずに若い頃から、健康なうちから、
 取組んでいただけたらと思います。




パーソナリティ


今村敦子

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