コンシェルジュ おもちゃコンサルタント 平野美由紀さん
福岡市南区 20年以上愛され続けているおもちゃのお店「ドクス・ピール」の
平野さんに、おもちゃ選びのポイントなどをお伺いしました。
平野さんにおもちゃの良さを伺った所・・・
おもちゃはシンプルであればあるほど、子どもの想像力が表現力に
変わってきます。
とにかく、シンプルなものがいいそうです。
積み木一つとっても・・・
下から大人の身長まで積めて、真四角の立方体と長四角の直方体、
この2つだけあればいいんです。
三角や丸の積木は必要ないそうなんです。
年齢によって、積木の遊び方も変わって来るので、それを伸ばせるように、
積木は四角い形のものだけで大丈夫なんだそうですよ!
とにかく、小さい頃から小学校6年、中学1年生まで遊べるのが積木です。
選ぶ上でのポイントは、下から大人の背の高さまでちゃんと積める積木
面取りしてある積木、塗装してある積木、ニスが塗ってある積木は
どんな積木であっても、すぐ崩れてしまうんです。
なので、面取りしていない、白木の積木を選んでください。
おもちゃ選びの全般的な注意点として
色が付いていい所とついちゃいけない所を気を付ける事
その他のおもちゃ、例えばミニカーだったり、お人形だったりは色が付いていますから、
それと一緒に遊べるようにシンプルなものを、大人が選んであげてください。
ベースになるおもちゃは、大人が選んでください。
おやつ感覚のおもちゃ、例えば人形とかミニカーとかは一緒に選んでもいいですが、
主食となるおもちゃ、例えば、シンプルな積木などは親が選んであげてください。
また、必要な積木の数は年齢×100個
1歳で100個、4歳で400個・・・です。でも、そんなにあげても遊ぶスペースが・・・
と思いがちですが、300個から400個は、A4のコピー用紙4枚分のスペースがあれば
遊べるそうですよ!
また、四角い物だけを選んでおけば、片付けもとても楽です。
(木尺と言うものがあって、片づける時はパズルをする感覚で出来ます。)
平野さんいわく「積み木をしている子は、算数を教えなくてもいい!」そうです。
空間認識力がとても高くなるんです。
おススメのおもちゃ
トレインカースロープ
乳児期から小学生が対象だが、中学生でも愛用する子どもも多いのだとか。
車が滑り落ちるシンプルな遊びに癒される。(1家に1台!)
ドイツ製のシロフォン
ドとファが抜けたペンタトニックといわれる5音階(スケール)になっています。
ペンタトニック音階は「子どもが適当に叩いても、ちゃんと曲となり誰でも作曲家になれる」
というシロフォンなのです。
『アメージンググレース』や童謡『ぞうさん』もこのペンタトニックスケールに
なるんです。
おもちゃ、と一言で言っても、遊ぶ目的の物から、精神を安定させるものまで、
科学的にそんな効果があるように作られているのがおもちゃなんですね。
本当に奥が深いです。
ドクスピール、皆さん気軽に足を運んでください。
きっと、長く使える、お気に入りのおもちゃが見つかるはずです。
ドクスピール→http://www.docspiel.com/