今!日本酒がブームとなっています!お酒も音楽やファッションと同じように
ブームが何年かに1度やって来ると言われています。
そこで、今回は、そんな日本酒について学びました!
コンシェルジュは、ラジゴンやブチカンでおなじみの、謎のアジア人、ナジーさんです!
2013年末に「和食」が世界無形遺産に登録され、和食が海外でもブームと
なっています。それに加え、昨年から日本酒が海外で人気となっているそうです。
国税庁が公表しているデータによると、おととしの日本酒の輸出額は、
105億2400万円。10年前に比べておよそ2.7倍に増えているそうです。
その最大の市場は「アメリカ」で、全体のおよそ3割を占めています。
次いで韓国、台湾が続き、ヨーロッパ各国でも人気は拡大しているんだとか。
アメリカの地酒も登場していると言う事で、今回は改めて、
日本酒について勉強していきましょう!
日本酒の魅力や基礎知識を学んで、美味しく楽しい食生活を送るヒントにしましょう!
日本酒の主な原料
米、水、米麹、基本はこの3つで出来ています。
そして日本酒は醸造酒です。
醸造酒と蒸留酒の違い
蒸留酒は、ウイスキー、焼酎、ウォッカ、ラム・・・
醸造酒は、日本酒、ワイン、ビール 等です。なので、日本酒は米を発酵させて作る
醸造酒になる訳です。
発酵とは、酵母が糖分と水分を食べて、アルコールを出していくんです(糖化といいます)
では焼酎と日本酒の違いは・・・?
焼酎(鹿児島式)は、鹿児島の大体の焼酎の中には、実はお米が入っているんです。
米1に対して、芋が5。最初にでんぷん質の多いお米で一次仕込と言うのをして
発酵させ、そこに芋を加えていくんです。そして、日本酒で言うもろ味、焼酎では
2次仕込と言うんですが、それを蒸留するんです。で、炊くことによって水蒸気が
どんどん上がっていきます。それを「単式蒸留器」で冷やしてぽたぽたと
落ちてきたのが焼酎です。簡単に言うとこんな感じです。
お酒(日本酒)は、その蒸留と言う事をしないんです。
蒸留酒と醸造酒は 作る地域がちがう??
地球儀を見るじゃないですか?日本には四季があるじゃないですか?
ワインが出来る所も、だいたい四季があります。
ビールも、ドイツなどは四季があります。で、四季が無い、熱い所と寒い所で
蒸留酒が出来るんですね!
だから、ウォッカも寒い所、ウイスキーもスコットランド、逆に熱い所はラム、
鹿児島では焼酎、インドネシアではアラックと言う焼酎があったりします。
どういう事かと言うと、発酵っていうのは温度の問題があるんですよ。
だから、あんまり熱い所でやると、発酵がうまくいかないんです。
だからその土地に合ったお酒が その土地で出来ているんです。
例えば、ラムだったら、サトウキビをいっぱい使うから、サトウキビが育つから熱い。
熱いから腐らないように蒸留酒と言う風に出来てるわけですね。
日本は 縦に長いから日本酒も焼酎も出来ちゃう、って事なんですね。
(あまり暑かったりすると、もろ味の管理が出来なくなり腐敗の原因にもなるので
四季があるところ、だから日本酒は四季がありますよね)
お酒には「吟醸酒」「大吟醸」などいろいろありますが、一体どれくらいの種類の
お酒があるのでしょう?
「一般酒(普通酒)」と言われるお酒、そして特定名称酒と言う、
「本醸造」「純米酒」「吟醸酒」「大吟醸」「純米大吟醸」があります。
では、この違いは何でしょうか?
純米酒と言うのは「米」と「米麹」「水」だけ(酵母なども入ってますが)。
本醸造は、米と米麹と醸造アルコールが入ってます。
今回は特定名称酒と呼ばれるものを解説していただきますが
それぞれ値段が違います。この値段の違いは何かと言うと、
一番大きなのは精米です。
玄米を100パーセントとしましょう。
皮を剥いて胚芽をとると、10パーセント除いた事になります。
これは一般的にご飯を食べる時のあのお米の状態。90パーセント精米となります。
大体、一般酒と言われてるものが 75パーセントから80精米。
だから、お米を磨かなければ磨かないほど お酒は沢山出来るんです。
大吟醸になると30パーセント精米と言われ、写真で見ると、一番左の小さな丸が
使われます。(70パーセントは精米されちゃうんです!)
だから値段が高くなるんですね。
また、香りが違ったり、風味が違ったり・・・お酒一つとっても様々な個性があるんです。
今回のオンエア曲
Little Green Bag/ジョージ・ベイカー
even if/平井堅