テーマ「質問で人生は変わる!」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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        テーマ「質問で人生は変わる!」

         コンシェルジュ しつもん家 マツダミヒロさん
新しい生活がスタートする時期です。学生から社会人へ、「環境の変化」と共に
「自分の変化」も出てくる、求められるようになってきます。
今まで考えもつかなかった悩み、大きな壁など、乗り越えていく場面が
多くなってくると思います。そこで、今回は、「質問」によって「自分自身の考え」を
改めて見直し、そこから新しい1歩を踏み出すヒントを皆さんと一緒に
学んでいきたいと思います。え?「質問」ってなに?「質問」で自分にどんな変化が?と
お思いの方、是非参考になさって下さい。

マツダミヒロさんの職業「しつもん家」ってどんなお仕事なの??
マツダさん「一言で言うと、質問をすると、お金がもらえてしまう。と言う職業です。」
ん?どういうこと??誰に??
一つは、企業の経営者の方に質問をしに行くわけですね。
いつまでに、どのくらいの売り上げが見込めますかね?そのためには、何が
出来ますかね?今の問題点を解決するには、どんな事が出来ますか?

こういう質問を経営者の方にして、答えていくと、その方は
            「あ、そうか!うちの会社はこうしていけばいいんだ!」
と明確になって、売り上げが上がっていくんですね!

いわゆる、マツダミヒロさんが独自に開発した質問のコーチングであり、
カウンセリングであるそうです。

他にも、子どもたちに質問をしに、学校にも行くそうです。
子供達に質問して、答えていく事で、将来の夢がどんどん膨らんで行ったり、
頼んでもいないのに、宿題を勝手にやっていたりとか・・・
自らスポーツの練習をしたりとか・・・

とにかく、マツダミヒロさんは、様々な年齢の方に質問をしに行ってます。

そして、特に子供たちに対してなのですが、マツダミヒロさんの「しつもん」の
答えは、「全部正解」なんだそうです。
例えば、子どもに「朝ごはん何食べた?」と質問した時、子どもが思い出せなかったら、
「思い出せない・・・正解!」と言った具合です。
でも、ここが凄く重要なんだそうです。
「親が子供に質問した時、答えなさいよ!」と言う空気を出してしまっていて、
子どもが恐縮してしまう・・・でも、何でもいいんだよ、全部答えなんだよ、と言うと
答え出していくそうです。

もともとマツダミヒロさんが「しつもん家」になろうと思ったのは何がきっかけ
だったのでしょうか?
「芸術系の大学に進学したのですが、卒業後に直ぐに起業して
デザイン事務所をつくりました。なので、就職したことはなくて最初から
経営者でした。その頃はテレビのCMをつくったり、インターネットのHPを
つくったりしていました。その時代はそのようなことをしている人が少なかったので、
多くの仕事を頂いていました。当たり前のことですが、多くの仕事を頂くので忙しくなり、
単純に自分の時間が無くなっていったんです。
そのことに悩んでいた時に、自分に「今の仕事は、お金を貰わなくてもできますか?」と
質問したのですが、私の答えは「いや、無理だ...」というものでした。
そんなある日、大学の沢山の後輩がOB訪問として私の元に訪れたんです。
私は通っていた大学の第一期生だったので、沢山来てくれました。来てくれた
ほとんどの後輩は、「就職したい」と考えるよりも、「独立したい」という想いを
持った人が多かった。そして、話をするわけですが、私は「アドバイス」と
いうものをするのがあまり好きではなかったので、「しつもん」だけをしていたんです。
そうしたら、後輩たちがやる気になって帰って行くんですね。
ただ、「しつも ん」をしただけなのにも関わらずです。
それがきっかけで「しつもんすることを仕事にしたい」と感じるようになりました。
そこからコーチングのスキルを学び始め、その中でやはり「しつもん」は
非常にインパクトのある手段だと感じたんです。」

そこから1日1問、自分に質問する意味を込めて、ブログと、メルマガで
10年間発信し続けました。
では、どんな質問を作るのか・・・マツダさんはその日にあった出来事を振り返って
質問を作るそうです。
例えば・・・
レストランに行った時に、ムッとするサービスを受けたとします。
その時に出てくる質問は「より良いサービスとは どんなサービスだろう」
これをその人に怒るのではなく、質問に変換して蓄積していきます。

こういった具合に、質問に変換する事を「癖」にしていくんです。

アドバイスと質問・・・ここにも大きな違いがあります。
アドバイスは「こうした方がいいよ、ああしたほうがいいよ」といった感じで、
アドバイスをする人の意見、意向なんです。で、質問は、発する人が持っている答えでは
なくて、答える側が持ってる答えを 引き出す
と言う大きな違いがあります。

そして今回は、「状夏は才能を上回る」と言うテーマでもお話し頂きました。

画家シャガールの質問名言(※1)の中に
     情熱と才能のどちらが足りないだろう
というものがあります。これは、才能も大事だけど、情熱の方がもっと大事ですよ。
と言う事がいいたいんです。
マツダミヒロさんは、様々な本を書いて出版されていて、ほとんどが大ヒット。
でも、もともと文章を書く事が苦手だったそうです。国語も苦手・・・
でも、質問をブログなどに載せていくうちに、出版社の方から本を出してみないか?
と言うオファーを受けます。
マツダさんは、文章を書く事は苦手だったけど、多くの人にこの「質問」を伝えたいと
強く思っていたので、このオファーの時に、才能が情熱を上回った瞬間だったそうです。

では、情熱を注げるものが無い、見つからない、そんな人には、
              ちょっと好きなものを見つけてみる
ダメだったら、次のちょっと好きを見つけて チャレンジしていく。ことが大事なんです。


続いて、
            覚悟が人生を決める
これはナイキの創業者フィル・ナイトの名言で

big>「レストランを開きたいと思っていても、
          厨房で1日23時間働く覚悟がなかったら やめた方がいい」


23時間働く、と言うのは例えだとは思いますが、それぐらいの覚悟を持つことが大切で
逆にそれぐらいの気持ちがあれば、何をやってもうまく行くのではないのかと
思うんです。これは転職をしろ、と言う事ではなく、普段の生活の中でも
少しづつ取り入れていく、取り組んでいくのもいいかもしれません。

そんなマツダミヒロさんは、新しい本を出版されました。
「賢人たちからの 運命を変える質問」
http://imablog.atsukoi.net/?eid=863837

取材の模様、本については、今村さんのブログにも掲載されています。

次回は、この最新刊「賢人たちからの運命を変える質問」について
詳しくお伺いしていきます。

オンエア曲
雨を見たかい/ C.C.R
色 ホワイトブレンド/ 中山美穂


パーソナリティ


今村敦子

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