「福岡マラソン2014」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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   「福岡マラソン2014」

「マラソンブーム」と呼ばれる昨今、「笹川スポーツ財団」が発表した
『スポーツライフに関する調査2012』によると、
日本の「ジョギング・ランニング人口」は1998年の調査開始以来、
初めて1000万人を突破したと推測されるそうです。
スゴイ!1000万人ですよ!かく言う私も、ランニングしています!
そしてそのブームと共に、全国でも増えてきたのが
マラソン大会です。福岡でも北九州マラソンなど、一般市民参加の大会が
増えてきました。
そのなかで、昨年初めて開催されたのが、「福岡マラソン2014」です。
ようやく、福岡市にもマラソン大会が!と
待ちに待っていた方も多いでしょう!なんと、12000人を超えるランナーが
参加した、話題の大会でしたね!
参加された方もいらっしゃるでしょう?そこで、マラソン大会実行委員会の方を
コンシェルジュとしてお迎えしていろんな事を聞いていこうと思っています。

今週のコンシェルジュは福岡マラソン実行委員会事務局事務局次長竹中菊博さんです!
お願いします!

今村「福岡マラソン・・・福岡で市民参加型の「マラソン大会」を
    開催しようと思ったきっかけや、いつ頃からそのようなお話が
    出ていたのでしょうか?また、いつ頃から準備に入ったのでしょうか?」

竹中さん「福岡市では市政100周年を記念して
   平成元年からシティマラソン福岡を毎年開催していました。
   福岡ヤフオクドームを発着するハーフマラソンで、参加された方も多いと
   思います。そんな中、平成17年に東京マラソンが開催されました。
   これは市民が参加できるフルマラソン大会で、制限時間を7時間としたことから
   多くの方々がマラソンに興味を持つきっかけとなりました。

   その後、全国的なブームとなり、大阪、神戸、京都、九州内でも北九州、熊本、
   佐賀など続々と新しい大会が開催されていきました。そこで、福岡でも市民が
   参加できるフルマラソン大会を開催して欲しいという声があがり、10万人分の署名が
   市長や県知事に届けられるとともに福岡市議会においても実現を目指す
   超党派の会が結成されました。このような動きを受けて、平成24年4月に
   担当課長が設置され検討を始めることとなりました。」

今村「福岡マラソン2014のコースと、種目(距離)などを、
   改めてご紹介いただいて よろしいでしょうか?」

竹中さん「種目は3つで、42.195kmのフルマラソン、5.2kmの
  車いす競技と同じく5.2kmのファンランです。ファンランとは名前のとおり
  楽しみながら走ってもらうことを目的としており、記録の計測等は行わない
  競技です。フルマラソンのコースは九州を代表する都心部・天神のど真ん中を
  スタートし、シーサイドももち?生の松原?九大伊都キャンパス?海釣り公園?
  二見が浦を巡って糸島市役所志摩庁舎にフィニッシュするワンウェイの
  コースです。車いす競技とファンランのスタートはフルマラソンと同じ
  天神でフィニッシュは博物館前です。
  8時18分に車いす競技がスタートし、その2分後にフルマラソンとファンラン
  合わせて12000人が一斉にスタートしました!!」

今村「12000人のランナーが一斉にスタートしたんです!
  その時の状況と言うか...心境はいかがでしたか?

竹中さん「ランナーは天神の渡辺通りに整列しましたが、
  普段はバスや自家用車が走っている道路が12000人のランナーで
  埋め尽くされている風景は圧巻でした。スタートの号砲を聞いてランナーが
  目の前を過ぎ去っていく姿を見守りましたが、みんな笑顔で、その姿に
  感動するとともに無事完走して欲しいという思いで一杯になりまた。」

今村「コースへのこだわりは?」

竹中さん「普段走れない道路をランナーが走れるというのが
  マラソン競技の魅力のひとつに挙げられます。 そこで都心部の天神を
  スタートとしました。コース全体は一言で言うと「飽きのこないコース」です。
  都会から自然へと次々に変化していく風景を楽しみながら、気持ちよく走れる
  コースで、全体的に大きなアップダウンも少ないので、初心者に
  とっても走りやすいコースになっていると思います。
  また、コース上の13km手前と29km手前の2か所に「LOOK 右側後方に
  福岡タワーが見えます」という看板を設置しました。
  この2か所からは福岡タワーを遠目に見ることが出来ます。5km地点で見た
  大きなタワーが遥かかなたに見えることで、「ここまで走ってきたんだ。」ということを
  実感いただけたのではないかと思います。」

今村「福岡(地元)ランナーはどれくらい参加されましたか?
  (また県外からの参加者は...?)」

竹中さん「フルマラソン参加者のうち、63.6%は福岡県に
  お住いの方で、残りは県外と海外からの参加です。県外では、北は北海道から
  南は沖縄まで全ての都道府県から、また海外では遠くはブラジル、アメリカ、
  カナダ、またイギリスやオランダからも参加がありました。年齢構成では、
  40歳代が一番多く30.6%、次に30歳代で29.0%となっています。
  男性の最高齢は89歳、女性の最高齢は80歳で、男性最高齢の方は
  無事に完走されました。参加者の3割はフルマラソンの経験がない
  方々です。

今村「福岡マラソン2014開催までの期間も、工夫をこらした
  様々なイベントがありましたよね?」

竹中さん「大会を盛り上げるため、開催50日前に二つの
  記念イベントを実施しました。一つは、福岡市地下鉄とタイアップし、
  「福岡マラソン号」を運行しました。車両全体を福岡マラソンのステッカーで
  ラッピングしたもので、9月20日から大会当日の11月9日まで運行しました。
  乗車された方もいらっしゃるのではないかと思います。また、9月20日には
  福岡マラソンコースを歩こう!「地下鉄ウォーキング」を実施しました。
  これは実際にマラソンコースの一部を歩いてもらうイベントで、
  地下鉄天神駅から姪浜駅までのおよそ11kmを、沿線の観光スポット等を楽しみながら   
  ウォーキングしていただきました。
  天候にも恵まれ家族連れなど833人に参加いただきました。

今村「走る方、だけでなく、応援する人へのイベントも
  ありましたよねぇ?」

竹中さん「ランナーにとって沿道からの応援は何より
  力になりますので、観戦に役立つ「応援マップ」を作成しました。

  応援マップには、コース図とともにランナーの通過時間や最寄り駅の情報を
  掲載しました。また応援したいランナーがどこを走っているのかを知るための
  ツールとして「応援navi」と「ランナーズアップデート」を採用しました。
  どちらもスマートフォンやパソコンで使用できるもので、「応援navi」は
  5kmごとの通過タイムから割り出したランナーの予測位置を地図上に
  表示します。また「ランナーズアップデート」は5kmごとの
  通過タイムとフィニッシュタイムの報を知ることが出来るもので、
  応援者からは大変好評でした。
  今回は、ヨットハーバーにお願いに行き、海に浮かぶヨットから応援を
  してもらいました。特にヨットの警笛による三三七拍子は好評で、
  ランナーの皆さんがお礼に拍手を送ったと聞いています。
  いろんな大会に出場しているランナーからは「福岡の応援は違うね。」と
  お褒めの言葉をいただきました。 また、沿道からの応援を盛り上げるために、
  2本のバルーンを叩いて音を出す応援グッズ、スティックバルーンを
  2万5千セット準備して、コース沿道に配付しました。」

今村「他にも、福岡ならでは!の給水ポイントだったり、
  景品だったりも話題でした!」
竹中さん「コース上に給水所を13か所設置しました。
  このうち6か所には合わせて給食所を設置しました。
  給食って何?と思われる方も多いと思いますが、フルマラソンの制限時間を
  7時間と設定しましたので、ランナーの多くは途中でお腹が空いて
  エネルギー不足になってしまいます。そこで地元銘菓のお菓子を中心に
  給食として提供しました。具体的には15.8kでチョコマシュマロ、21.9kで
  チロリアン25.1kで牧のうどん、31.1kでひよ子のたまご、33.4kであんぱんと
  クリームパン、36.7kで鈴乃○餅(すずのえんもち)、さらにバナナ、みかんや
  塩あめも各給食所で提供しました。また福岡ならではということでは、
  上位入賞者に授与するメダルリボンに博多織を採用しました。
  これは大会イメージカラーの青と黄色でデザインしており、
  「鮮やかな青色」は波やうろこをイメージした模様で海沿いのコースを思わせ、
  「黄色」で博多織伝統の「献上柄」と大会名を施しました。
  格式漂う"逸品"に仕上がったと思っています。」

今村聞いているだけで、終わった今でもワクワクしますよねぇぇぇ?

今回は、ヨットハーバーにお願いに行き、海に浮かぶヨットから応援を
してもらいました。特にヨットの警笛による三三七拍子は好評で、
ランナーの皆さんがお礼に拍手を送ったと聞いています。
いろんな大会に出場しているランナーからは「福岡の応援は違うね。」と
お褒めの言葉をいただきました。 また、沿道からの応援を盛り上げるために、
2本のバルーンを叩いて音を出す応援グッズ、スティックバルーンを
2万5千セット準備して、コース沿道に配付しました。

今回のオンエア曲
SPANISH HORSES / AZTEC CAMERA
A WALK IN A PARK/ 安室奈美恵

パーソナリティ


今村敦子

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