テーマ「言葉を操る コピーライター」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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         テーマ「言葉を操る コピーライター」

コンシェルジュ コピーライター クリエイティブディレクター西村麻里さん
西村麻里さん、「にしまり」さんというお名前でご存知の方も多いと思います。

その「裏の顔」」?はまた後にお伝えするとして・・・
コピーライター、クリエイティブディレクターとして活躍している「西村麻里」さん。

例えば企業の理念、例えば新しい商品を、端的な言葉で表現するのが
コピーライターのお仕事。私たちが日ごろ目にしている、耳にしているCMの
文言を考えたり、広告の文言を考えたりするのがそのお仕事です。

元々、絵を書くのが好きで、小さな頃から絵を書いて賞ももらった事のある西村さん。
広告代理店に入社し、アートディレクターの道を目指しました・・・。
しかし・・・
「性格が大ざっぱだったので、切ったり貼ったりした時に、一文字抜けてても
気にならなかったから 向いてないのかなぁ」と思っていたそうです。
絵を書くことに加えて、文章を書くことも好きだったという西村さんは
コピーライターの道を目指します。

西村麻里さんの輝かしい受賞の数々・・・
ACC賞ゴールド、ギャラクシー賞、TCC新人賞、TCC審査員長賞、電通賞最優秀賞、
EPIKAゴールド、one show、CLIOシルバー、D&AD、インブック等、
国内海外受賞多数。
      
         短い言葉で表現する、それが実は一番難しい
某大手の携帯電話の企業のコピーを考えるお仕事をされた時のお話し。
企業は、2年先の企業理念みたいなものを、2年前から考えます。
それに合ったコピーを考えなくてはいけません。
その時は、会議室に、各広告代理店のコピーライター達が集められ、
毎日毎日コピーを考えていたそうです。何百本、何千本のコピーを出しても
オッケーが出ない・・・だから、自分のコピーが採用されるという事は、
宝くじに当たるようなモノと西村麻里さんはおっしゃっていました。
短い言葉の中にその企業の理念みたいなものを表現する、一聴するととても
簡単な事のように思いますが、そこにたどり着くには、何千本というコピーを
書き出してはダメ出し、書き出してはダメ出し・・・の連続。
だから、短い言葉ほど 表現するのは難しいのだと おっしゃいます。

西村麻里さんは、コピーライターでありながら、営業も自身でこなす、なんなら、
CM制作までもを ご自身で手掛けるマルチなお仕事をしていらっしゃいます。

これ、地方ならではの事で、東京では、クリエイティブディレクターがいて、
アートディレクターがいて、コピーライターがいて、とそれぞれの分野にその役割の
人がいますが、九州などの地方では、全てを自分でやる人が多いそうです。

ラジオも同じ・・・東京には作家さんがいて、番組の原稿などを書いたり、取材をして
それを原稿にしてくれますが、地方は、全てディレクターがやっていることが
多いんですよ。

  これだと思ったら、いてもたってもいられなくなる・・・
数年前に、妊婦さんがたらいまわしにされた事件がありまして、これは何とか
しなければ、と思ってそういう関連の記事をネットで調べていたら、福岡のある
タクシー会社さんが、ほぞ細と「妊婦さん専用」タクシーをやっていたんです。
これだ!と思って、さっそくその会社に電話したんです。
「会長さんか、社長さんに 一度お会いしたいのですが・・・」と。
メールもしました!最初は「変な奴だな」と思われましたが、そのうち、一度会ってもいいと
仰ってくれたんです。そこで、熱い思いを伝えました。もったいないです。
CMを作りましょう!と。

この熱意が伝わり、今では「プレママタクシー」と言う名前で、浸透しています。

そんな西村麻里さんのもう一つの顔・・・それは・・・
                 人のオーラが見える
絵を書くことが好きだったというお話がありましたが、実はその絵は、人の周りに
出ていたオーラを書いていて、皆からは個性的な絵を書くね!と言われていました。

何が個性的何だろう?西村麻里さんは、見えている物を書いていただけなのに・・・
それが オーラだったのです。
今は「オーラのにしまりちゃん」と言う名前で、ブログなどもお書きになられています。
そんなにしまりさん(あえてにしまりさんにしました・・・)がこの度ブログをまとめた
本を出版されました。その名も・・・

   『オーラのにしまりちゃん だれだって幸せになれるんだ!』
ブログを本に・・・こんなきっかけがあったそうです。
長崎の看護師さんから一通の手紙がきたんです。自分の患者さんで、白血病で
あんまり長くないって18歳の女の子がいて、その子がにしまりさんのブログをずっと
楽しみにして見ていてくれたんだそうです。ただ、病院の中は、インターネットを
長い時間やってはいけないので、ブログをプリントアウトして見せてあげていた。
それで、「ブログが本になると嬉しい」という手紙を、その女の子からもらったんです。
あ、じゃあ、その子の為に、20冊ぐらいでなんとか本にできないかなと調べたんですが、
なかなかそういうところもなくて・・・。
せ、そのことをブログで上げてみた所、本が欲しい!と言う人が結構いて、
予約で1000冊程になったので、出版に踏み切ったそうです。

        人によって、オーラの大きさ、形は様々
色もそうですが、人によってオーラの形や大きさはさまざま。
常にそれが見えるというにしまりさん、やっぱり疲れてしまうそうです。

恋が始まる、恋してる、そんな人にはピンクのオーラが出てきたり、
妊婦さんも独特のオーラが見えるそうです。

そんな経験をしているうちに、ある事を考えたそうです。

  昔の人は そういった色が見えていたのではないか??
例えば、産婦人科さんの看板などはピンクが多かったり、(妊婦さんのオーラは
綺麗なピンク色をしているそうです。)
昔から、高貴な方の色として紫が使われることが多かったり・・・
十二単にも、それぞれの色に意味があったり・・・聖徳太子の冠位十二階
(色でそれぞれの階級を分けていましたよね。)もそうですよね。

色が見える人がいて、それによって決めていたのではないか?と言う事です。
確かに・・・そういえばそうですよねぇぇ?・・・

何とも不思議なお話しは 来週も続きます!!

今週のオンエア曲
痛快!ウキウキ通り / 小澤健二
WINTER WONDERLAND/ メイシー・グレイ

パーソナリティ


今村敦子

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