テーマ「可能性をのばす 育脳(いくのう)」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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        テーマ「可能性をのばす 育脳(いくのう)」

  
  今回もコンシェルジュは、育脳インストラクターの財前佳織さんです。
前回は勝負脳のお話しをしました。オリンピックのメダリストもトレーニングの中に
取り入れているという「勝負脳」。これは、脳の仕組みを基に裏付けされたもので、
林先生によって提唱されているものです。この勝負脳もそうなんですが、育脳は
子育てにもとても役立つ方法なんです!

育む脳と書いて育脳。脳の育て方、一言で言ったらそんな感じです。
子どもの脳の育て方なんですけど、脳の成長段階に基づいて、私たち大人の接し方や
言葉がけを変えていこうという 子育て方法なんですね。

財前さん「子育てと言うと、たくさんの迷いや焦りが出てきたりすると
  思うんですよ。軸を持っておくと、とても救われます。」
今村「じゃあ、育脳って、子供じゃなくって、大人が受けるメソッドと
  いう事なんですよね?」
財前さん「そうなんですよ。自分で教えを知って、自分自身変わって
  いきながら、子供と共に成長しよう、と言う考え方なんです。だから、
  子供を教育する!ではなくって、自分自身の根本的な所も、柱として
  持っておいて、子供とともに、二人三脚で出来るような、そんな生き方なんだと
  思います。」
  
  お子さんをお持ちの親御さんなら、子育て本だけが頼りになってしまい、
  そこに書いてある事が全てで、ちょっとでも成長が遅かったりすると、なんでだろう・・・
  と悩んだりしている方も多いのではないのでしょうか?しかし、脳の仕組みから
  説いているこの考えはちょっと新しくって、子育ての本だけではなく、この「育脳」と
  一緒に、両輪でやっていく事がよかったんじゃないかな、と財前さんは思っています。
  
  そもそも子どもの脳は未熟なもの。だから、子供の謎の行動や言動、そして、同じことを
  何度も何度も怒られる・・・と言った事は、子供なんだから、未熟な脳なんだから
  しょうがない、と言うのが林先生の考えです。

      今、お母さんたちは「〇〇」で悩んでいる!!
今村「育脳インストラクターとして、数々のお母さんの前で講演されて
  来たと思いますが、最近のお母さんは、どんな悩みが多いですか?」
財前さん「感情のコントロール、叱るって事に対して、
  どんなふうに叱ったらいいでしょう?と言う悩みが多いですね!」
今村「まず、叱っていいのか、怒っていいのかそれも悩みますよね。」
財前さん「まず、叱ると、怒るの違いを持っておくといいですよね。」

           叱ると起こるの違いって?
財前さん「叱るっていうのは、日常生活の何かを正す。
  習慣を良い方に変えていく、前向きな思考で持っておきたいんですよね。
  怒るっていうのは、感情の赴くままに エンドレスで、と言う感情です。
  だから、叱ると怒るっていうのは、違うんだよ!と言うのを知っておきたいですよね。」

  叱ると言うのは、ちゃんと目的、目標があって、子供の人生の為に
  今の時点でこの状態を変えておきたいよねという、これは目的ですよね。
  人生を謳歌してもらいたい、人と一緒に良い人生を歩んでもらいたい!という
  目的があったら、じゃあ、人に迷惑をかけるようなことは、改善していこうか、という
  風になるような目標になって来ると、じゃあ、そのためにどうすればよいのかと言うのを
  繰り返し言っていく事がすごく重要なんです。
  ちゃんと目標をもって、これだけを叱ろう!と思っていても、だんだんと、昔のことを
  ひっぱり出してきて、理詰めで話してしまう。しかしながら、これは女性の能力
  言語中枢が発達しているからなんです。
  なので、その能力を知って、1個だけを叱ろう!とか、短く叱ろう、などと言った努力を
  していく事が必要なんです。

  一度だけで理解できると思わず、冷静でクールにしていく事が
  大切なんです。

               逃げ道を用意する
財前さん「フォロー役、と言うのが逃げ道なんです。
  例えばお母さんが起こったら、お父さんがフォローする。今は核家族化でなかなか
  そういった事が難しくなっていることも事実です。
  お母さんと一緒に生活することが多くなり、怒られた後、お父さんやおばあちゃんや
  おじいちゃんに、そうねそうね、とフォローしてもらえる場が必要です。
  逃げ場所を作ってあげることが必要なので、そうするには1日かけてもフォロー
  していく事が大事なんですって!!」
  フォローする人がいない場合は・・・
  怒った翌日でもいいんです。昨日ごめんね!お母さんね叱るつもりだったのに
  怒っちゃったよね。手も叩いちゃったよね、と言う風に「ごめんね」と謝るのが 
  とても重要なんだそうです。
  
財前さん「これが、仲間になる、と言う事なんですって!」


        3歳から7歳までがとても重要?!
財前さん「3歳から7歳までがポイントで、脳神経細胞が増加した
  後に、減っていく時期があるんですよ。
  その時っていうのは、一番ピークな時は4歳なんですね。なので、4歳から始めよう、
  と言う事なんですけど、足を引っ張る細胞が出てくるんですよ。それは7歳以降に
  グーンとシナプスが飛躍的に伸びるんです。その準備段階なのが4歳から7歳。
  で、ピークの時っていうのは、悪い細胞もいっぱいいるんです。で、とにかく
  減っていくときに悪い習慣を根こそぎ無くしていく、摘んでいく習慣を持つっていう事
  です。それをすることで、7歳以降のシナプスの増加が飛躍的に伸びるんです。

  何をしなければいけないか?7つもあるので、この放送では、先ほどもお話しした、
  「叱った後 必ずフォロー」もその1つに入っています。
  また、子供の話を、どんな話でも面白がって聞いてあげることです。

  あともう一つ言うなら・・・良い質問を準備しておくと言う事。
財前さん「主体的に、自分で考えて、自分で判断するという習慣を
  持ち合わせることが人生大事じゃないですか?この時に、お母さんが何でもかんでも
  至れり尽くせりするのではなく、サポートに常に回っていくという事が大事です。」

  あーしろ、こーしろ、とばかり言ってしまうと、マニュアル人間、指示待ち人間に
  なっちゃうんですよ。
財前さん「だから、絶対に質問をしよう、と心に決めることですよね。」

育脳とは、最終的には、お母さん!人生楽しい!ありがとう!とお礼を言われると、
親は素直にうれしいですよね。

今回のオンエア曲
Silly Love Song/ポールマッカートニー
未来へ  /  キロロ
  
  
  


  
  

  
  


  

  


  
  

  


  

パーソナリティ


今村敦子

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