テーマ「強さの秘密!勝負脳!!」 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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           テーマ「強さの秘密!勝負脳!!」

  8月1日 コンシェルジュ「育脳インストラクター財前佳織さん」
今年は、サッカーワールドカップで盛り上がりましたね!
勝負の世界を見る機会も多かったはずです。日々のトレーニングで最高のパフォーマンスを
発揮する世界のトッププレイヤーたち。しかし、体だけでなく、脳にも秘密があるようです。
今回は、勝負脳についてお話しいただきました。
まず、財前さんの「育脳」って一体何・・・?
財前さん「育む脳と書いて育脳。脳の仕組みに裏付けされた
  子育ての方法であったり、勝負の世界に打ち勝つ心の持ち方だったりを言います。」

勝負脳、育脳を提唱しているのは、医学博士でもある「林成之」さん。
あの、オシム元サッカー日本代表監督を救った方でもある、脳医学の権威です。
その、林先生が、長年の医療体験により解明された、脳の仕組みをもとに裏付けされた
子育て方法なんです。
「勝負脳」とは、あの!北島康介さんはじめ、オリンピックの多くのメダリストが学び、
高いパフォーマンスを発揮して、良い成績を収めています。
脳を鍛えることで、勝負に打ち勝つ事が出来る!と言う事なんです。

ここぞ!と言うときに強さを発揮できるような 心の持ち方、受け止めかた、捉え方を
脳の仕組みから伝授してくれています。

これは、日常生活でも取り入れる事が出来るんですよ!
財前さん「日常生活でも、緊張する場面とか、
  違う場所に行くと、雰囲気にのまれる・・・ってあるじゃないですか?」
今村「ありますよね!緊張して頭が真っ白になったりとか、
  練習したのに、人がわぁっといて、その力を十分に発揮できなかったりとか・・・」
財前さん「受験勉強とかもそうですよね?失敗を沢山して
  乗り越えて、成功したという体験をしていきたいじゃないですか?」

今村「勝負って別にスポーツの勝負だけでなくって、ここぞって
  言うときの勝負でもいいわけですか・・・?」
財前さん「そうですね!様々な状況の時に、本番でどう力を
  発揮できるか?と言う事をお教えします!」

  勝負脳を鍛える方法!!
             否定語を使わない!!

財前さん「例えば、かけっこをする場面で、隣の人が早そう!
  やばい!絶対に負けるかもしれない!みたいになってしまうと、絶対にやってやるぞ!
  と言う自己報酬神経郡と言うのがあるんですけど、強い気持ちを作りだすその場所が
  機能しなくなっちゃうんです。脳機能が低下してしまうんです。
  だから、絶対にやってやる!絶対に1番になってやる!と言う気持ちが機能しないと
  ダメかもしれない・・・どうしよう、どうしよう・・ってなって、どうしても心が作れなく
  なってしまう。ブレてしまう。って感じかな・・・?」
今村「それは、普段から...って事なんですか?」
財前さん「そうなんです。ダメかもしれない。面白くないよね、という
  マイナス思考を持ってしまうと、発言もマイナスな方になってしまいますし、行動にも
  伴ってくる事になってしまうんですよね。特に、林先生の教えの中で面白かったのが
  隣の人が、絶対早いよね!受験の時でも、隣の人の方が頭がよさそうだよね!と
  どうしても思うじゃないですか?そういう時は、その気持ちを取り払って、
  高校に一緒に入る仲間になるかもしれない!とか、ライバルがいるから、自分の力が
  発揮できるんだ!と言う方法で 克服してほしいと言われているそうです。
  脳細胞の中には、
              生きたい、知りたい、仲間になりたい
  と言う3つの本能を持っているそうです。この「仲間になりたい」と言う本能が先走り、
  絶対1位を取ってやる!と言う気持ちになっちゃうと、この本能にスイッチが入らなく
  なってしまうんです。
  そのスイッチを入れるためには、周りの人も仲間になれるかもしれない、とか
  一緒にいるから 自分も頑張れる!頑張ってこれた!と言う気持ちを持ち合わせるのが
  大事なんです。」
今村「何でも、林先生の手術の現場でも、否定語は禁止だった
  そうですよね。」
財前さん「気持ちを一つにする、という意味合いで、禁止だったらしい
  ですよ!!」


  勝負脳を鍛える・・・2つ目は?
           損得抜きに 全力投球をする

財前さん「例えば、北京オリンピックの時の話になりますが
  林先生が、北島康介さん率いる日本競泳チームを見学に行った時に、
  とっても仲の良いチームだったそうなんです。ただ、みんな、雑談しながら、笑いながら
  飛び込み台に乗って、泳ぎだしていたんだそうです。ところが、北島康介選手だけは
  みんなと雑談しているんだけど、飛び込み台に立った瞬間にスイッチが切り替わって
  練習なのに、金メダルを取った時のような泳ぎしかしないんですって。
  それぐらい徹底して、本番同様に練習もしていたそうです。」
今村「だから、練習のための練習じゃなくって、常に本番と同じような
  感覚で、全力でやってたということなんですか?」
財前さん「そうなんです。だから本番で力が発揮できなかった・・・
  と言う事が無いんです。なので、損得勘定抜きで、人との付き合いや、常日頃の
  行動も そう思えたらいいなと思ってますけどね。」
今村「だから、人と比べない!と言う事ですよね。
  損得ってことは、人と比べたりとか、自分が良くなりたいとか思ったりする
  感覚なんだけれども、そうではなくって、自分の中でどう成長していくか?って
  事なんでしょうね・・・」
財前さん「自分を高めていくには、自分との戦いって事ですよね!」

  勝負脳を鍛える方法3つめは・・・
            目的と目標を 区別する事
財前さん「自分がどうなりたいかという 目的を先に決めておく。
  子供がサッカー選手になりたい!と言ったとしましょう。そしたら、僕はみんなを
  笑顔にしたいからサッカー選手になるんだ!と言う目的を決めると、
  生きたい、知りたい、仲間になりたい、の仲間になりたいスイッチが入っているんです。
  だから、みんなと仲間になりたい、と言う目的を決めるというのは、すごく重要な
  事なんです。自己達成をするために 段階に応じて目標を決めていくという事が、
  結構目的と目標が、すごくごっちゃになっている人が多いんです。
  だから、直前の目標を持っている方は多いと思うんですけど、じゃあ、それを
  達成したら、どんな自分になっていたらいいのかな?と言う考え方目的が
  一つあったら、すごく分かりやすいと思うんです。」

  確かに・・・目的と目標を一緒にしてしまいがちですが、この目標を達成した自分は
  どうなっていたいのか?と言う目的を持つことは とても大事な事なんですね。


  今週のオンエア曲
  グーニーズはグッドイナフ  /  シンディ・ローパー
  全部抱きしめて        /  キンキキッズ

パーソナリティ


今村敦子

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