西日本シティ銀行教えてコンシェルジュ6月13日オンエア
今回も株式会社リトル・ママ代表取締役社長森光太郎さんにコンシェルジュとして
お越しいただきました。
今村「改めてリトル・ママとは どんな会社なのでしょうか?」
森さん「ママと子供の明日を応援する、と言う事で、例えば情報誌では、
ママが一歩でも外へ出ようと思ったとか、元気が出たとか、悩み事が解消された
というような情報誌を作ったり、一歩外へ出るきっかけになるためのイベントを
やってみたり、ママの声を形にするような商品開発事業をやったり、そういう活動を
通して、子育てを応援していこうという会社です。」
今村「基本的には リトルママというフリーペーパーが主軸になっている
わけですが、だいたい何万部くらい発行しているんでしょうか?」
森さん「福岡都市圏で毎月一回、8万3千部発行しています。」
・・・そうなんです。子供がいらっしゃる方ならよく目にすると思います。
スーパーだったり、産婦人科だったり病院だったり、ママが行くところには必ずと
言って良いほどこの「リトル・ママ」が置いてあるんです。
これには戦略が・・・
森さん「実は配送などは全て子育てママがやっていて、で、なぜ
ママにアルバイトを頼んでいるかと言うと、ママ側にもメリットがあって、
小遣い稼ぎをしたいママが、自分が好きな時間に出来ると言う事をコンセプトにした
配送スタッフで、1件幾らのアルバイトなんです。また、幼稚園で何部配って、
何部余っているかを把握できますし、スーパーなどにも置いてもらうのは
ママが交渉するわけなんですけど、設置個所に関しては、交渉するママも
お客様じゃないですか?なので、お客から交渉されると、
比較的置いてくれ易かったり、幼稚園でも、実際ママがコンセプトなどを
お伝えすると 分かってもらい易いです。」
フリーペーパー「リトルママ」はとにかく内容が多岐に渡っています。
例えば、住宅に関する事
「食べられる家!」⇒http://www.l-ma.jp/pac/1406kashiikensetsu/
フリーペーパー「リトルママ」は創刊から13年。最初は何百と言う幼稚園や保育園を
一つ一つ回って いろいろな現場の声などを聴いて 作り上げた冊子です。
今村「13年経って、見えてきたものって何かありますか?
例えばママの悩みだったりとか・・・」
森さん「ママの悩みでいうと、悩みを共有する友達がいない、
発散させる場所が欲しい、と言うのは 今も昔も変わらないです。」
今村「確かに、どこか子育てってなると、働いてらっしゃるお母さんは
そうでもないかもしれませんけど、ちっちゃい頃って 子育てだけに時間を費やす
時期があるでしょう?孤独を抱えてるお母さんって 多いですよね?」
森さん「そうですね。子供が小さいうちは、お母さんも視野が狭く
なりがちだな、っていう風に思うので、でも環境って 実は外に出ることが出来たら
解消できるものって沢山あるんですよね?だから、そういう少しのきっかけがあれば、
で、そのきっかけからのサービスって とても増えていると思うので、
だから、外にちょっとでも、一歩でも出るという所をクリアしてしまえば
昔に比べたら、少しやりやすくなったと思うんですよね。」
森さんはリトルママを立ち上げた時、まだ独身だった!!
今村さん「ママたちから、あなたそんなことも知らなくって、
的な事ってあったんですか?」
森さん「意外と逆です。子供もいないのに頑張ってるね、といった
感じで、好意的に受けられることの方が多かったですね。」
今村「じゃあ、森さんから見た不思議な疑問っていうのが
あったんでしょうね!!」
森さん「ありましたね、あったし、じゃあ、子供が出来てからって
それが解消されたかっていうと、そうでもないです。やっぱり、今も、パパが
考えていること、ママが考えていることって やっぱり違うよな、って思いますね。」
「育メン」って???
今村「育メンって言葉がブームになったりしましたけど、森さん自身は
どうだったんですか?」
森さん「私自身、育メンにならなければいけない、と言う事は
重々分かっているんですけど、じゃあ、自分が育メンかな?と思う事が多々あって、
社長の自分と育メンでなければならない自分に葛藤があって、ただ、一つ言えることは
子供の顔を最初に見た時にまず思ったのが、
こいつが大人になるまで 絶対死ねないと思ったんですね。
また、この子が大人になる時に、経済的理由で夢をあきらめなければならない、
そういった風になったりするのは絶対に嫌だ、とおもったんです。
だからもっともっと働かないと・・・って思ったんです。
で、その時感じたのが、育メンって、とかく育児にかかわる時間、例えば、オムツを
変えるとか、家事をするとか、そういう時間が長いほど、いいパパだ。と言う風な
風潮がある感じがするんですけど、じゃあ、果たして子供の為を思った時に、
子供の為、家族の為に働くのも 育児なんじゃないかって 正直思ったんですね。
だから、世の中の風潮が「育メン育メン」と言って、育児にかかわる時間が増えるのは
良い事だと思うんですけど、だからといって、一生懸命働くことが 否定されては
絶対だめだ!と思います。
100家族あれば、100の正しい姿がある、例えば、女性が家を守って、男性が
働きに出る、女性が働いて、男性が家を守るっていう所もあるし、
じゃあ半々ね、と言う家族もいるし、でもそれは雑誌やメディアに左右されるのでは
なくって、2人が心地いい役割分担が出来たらいいなと言う事を
思っているし、試行錯誤しながら、そういうものであろうと 思っています。」
子育てを どちらかがするとかではなく、お互い協力し合って 楽しくすることが
大切なんですね。
ママの考えてること、パパの考えてること
森さん「自分の育児の体験などをお話しする講演なども
しているんですが、そこで、パパの考えていることと、ママの考えていることが
違うな、と思ったんです。」
講演会の中で、ワークをするそうですが、その時に、ママが思っているパパに対する
不満、パパが思っているママに対する不満、それからお互い感謝していることを
挙げてもらう、と言うワークをしました。
今村「実際に、パパとママ、どういった風に違うと思われたんですか?」
森さん「例えば、ママからパパに対する不満で、
私の話をよく聞け、もうちょっと2人で話す時間を増やしたいとか、そういった声が
実際挙がってきます。
逆にパパからママへの不満として、育児教室とかにいくと、ママが行き詰ったりしたら、
とにかく話を聞く、意見を求めているのではなくて、話を聞いてほしいだけなので、
とにかく 話を聞くことに徹してください、と言われるんです。で、世の中のお父さんは
それを言われた通りにするんです。で、お父さんにもそういうときがあって、ただ話を
聞いてほしいだけの時があります。そうなった時に話したら、どうなったかと言うと、
いきなり全否定される、そうなると、じゃあもういいよ、しゃべらないよ、
となって、ママの不満二人で話す時間を増やしてほしいが
出てくるんです。でも、これって考え方の違いじゃないですか?
だから、そういう事が出てきて、お互いこういう事かとなるために行う
ワークなんです。」
そして、ママからパパへの不満で必ず出てくると言うのが・・・
手伝うという言葉を男性が使うと カチンとくる
森さん「育児を手伝う、やってやってると言う言葉を聞くと
イラッとくるそうです。」
今村「あー!一緒に子育てしてるんじゃないの?っていう・・・」
森さん「そうですそうです。それが必ず出てきますね。」
でも逆に、女性が男性に対して イライラする言葉はちょっとずつでも言ってるんですよね。
このワークをすると、女性は堂々と不満を言いますが、男性チームは申し訳なさそうに
不満を言うそうです。優しいじゃないですか!パパたちは!!
森さん「私自身子育てをして思ったんですけど、どっちが正しいとかじゃ
ないんですよね。だから、どっちもちゃんと言える風にならなければいけないな、って
いう所でいうと、ままの意見もちゃんと聞いてね、これは世の中的にはそうなんですけど
パパもパパで言いたいことがあるんだな、っていう方をチャンと言ってあげるのが
いいのかな?と思ってるんです。パパ代表として。」
リトルママに関することはホームページでご覧ください。
リトルママホームページhttp://www.l-ma.jp/
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