西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 5月30日オンエア
今回もコンシェルジュは、サッカー元日本代表で、現在は解説、指導者としても
活躍中の「本田泰人」さんです。
今村「今回日本代表は5大会連続出場なんですが、
この5大会連続がどれほどすごい事なのか?を教えて下さい。」
本田さん「ワールドカップは世界で32か国しか出場できない。
その中で、まず、アジアで代表にならなくてはいけない。アジア最終予選と言うのが
ありますが、これがとても大変なんですよね。これ4つの枠に入らなくては
いけないんですけど、5大会連続だから、それぐらいのレベルに達したんでしょ?
当たり前でしょ?と言うのが世間の反応だと思うんですけど、そのプレッシャーもあって、
引き分けただけで、ワールドカップ大丈夫か?と言われます。
で、アジアも今すごくレベルが上がってて、ライバルである韓国、オーストラリアって
何でアジア枠なの?ってくらい サッカーが盛んですし、フィジカルも強いですし。
あと、意外に中東の国が強いですよね。お金もありますし・・・。
そういう意味では、アジアも4枠に入るには、とても難しくなってきてますよね。」
今村「そういう過酷な中を勝ち抜いて、5大会連続出場となって
いますが、日本代表は今回グループCになっていますよね?」
グループCは・・・
コロンビア(4大会ぶり5回目 FIFAランキング4位)
ギリシャ(2大会連続3回目 FIFAランキング12位)
コートジボワール(3大会連続3回目 FIFAランキング17位)
日本(5大会連続5回目 FIFAランキング48位)
コートジボワール(3大会連続3回目 FIFAランキング17位)
今村「それぞれどんな特徴があるチームですか?」
本田さん「初戦のアフリカ代表コートジボワールですね。
このチームはアフリカ特有の身体能力の高さでしょうね!!もうびっくりするぐらいの
プレーを準備しておかなくてはいけないのかな、
アクロバティック的なプレーをする選手が アフリカは多いです。
あとは、体は大きいですし、フィジカルも強いでしょうね!!なので、日本の
フィジカルだけで戦うのはちょっと厳しいでしょうね。」
今村さん「どうやって戦ったらいいでしょうか?」
本田さん「日本人特有のすばしっこさ、あと組織力も含めて、
今まで日本代表がやってきた戦い方を堂々とやれば、僕はおのずと勝てるんじゃ
ないかな?と 思いますね!!
ギリシャ(2大会連続3回目 FIFAランキング12位)
本田さん「ヨーロッパの古豪なんですけど、目立った、スター選手は
特にいないですね。当然、ヨーロッパのサッカーチームに所属している選手は
多いですけども、このギリシャは組織力でやってくるチームですね。
そこをどう崩していけるかが重要になって来ると思うんですけど、
実際どういう戦術をとってくるか分からないですけど、ギリシャからすると、4チームの中で
日本が一番下とみられた時に、攻めてくる可能性もありますよね。
だから一戦目落としてるか落としてないかによっても、戦い方が変わってくると
思うんですよ。ただ、チームのベースは守備からのカウンターですよね!」
本田さん「南米の強豪で、確か2位通過してるチームなんですけど、
やっぱりヨーロッパ、南米を含めて技術のレベルが高い選手が多いですね。
特にファルカオと言うセンターフォワード。彼は点に対する執着が強い。さらに技術も
すぐれている、駆け引きもうまい!どれをとってもすぐれている
一級品の選手なんで、ここをマークするのは大変なんで、1対1で負けても次の
カバー、と言う守り方ですね。日本が今までやって来た組織力で、賢い守り方を
すれば守れるでしょうし・・・しかしどのチームもワールドカップに出てくるチームなので
強豪ですよ!!!ただ・・このグループで良かったな、と思った部分もありました。」
今村「え?なぜですか?」
本田さん「特に開催国のブラジルのグループに入らないでくれ、
と言うのがOBとしては。ただでさえアウェー感があるのに、
ブラジルとおなじだったら、それだけでプレッシャーですし、なので、日本にとっては
戦いやすいグループになったんじゃないかな?と思いましたよ。
3戦目がコロンビアっていうのも日本にとってはいい条件だと思うし。
なので、1戦目2戦目で勝ってグループリーグ突破を決めて、楽な気持ちで
コロンビア戦に ガチで当たってほしいなと思いますよ。」
もうすぐワールドカップ開幕!日本代表を皆さんで応援しましょう!
その応援は 選手の力になっているんだそうです!!
オンエア曲
1001のバイオリン / THE BLUE HEARTS
翼をください / 山本潤子