健康な 心と体は 食事から
今回もホテルニューオータニ シェフ山口雅美さんをお迎えして、
低糖質食事法について 詳しくお伺いしていきます。
山口さん「みなさん、カロリー取れば太る、カロリー削れば
痩せる、と思ってるんですよ。これを捨ててほしいんですよ。
で、人間が痩せる根本は、炭水化物、糖質なんです。
血糖値が上がると太る。その血糖値を上げる唯一の物質が 炭水化物
糖質なんです。よく、いろんな製品のビンの裏とか見たら、
成分表があるでしょ。そこに炭水化物って書いてあるかチェックしてもらえれば
いいんですけど。これを注意して食べてもらえばいいんですけども・・・」
よく、血がドロドロになる・・・とか言いますよね?
炭水化物を食べると血糖値が上がるわけですよね?で、これを抑える、
唯一の物質がインスリンなんです。
これがワァっと出て、血糖値を抑えてくれる。だから人間はインスリンがないと
死んでしまう・・・と言われるくらい大切なんですよ。
しかしながら、このインスリンは「太るホルモン」と言う悪名があります。
それはなぜかというと・・・
栄養はちゃんと摂るにしろ、余ったカロリーを捨てればいいものを
全部皮下脂肪としてためてしまうんです。
だから太る・・・これが人間に皮下脂肪がつく大まかな仕組みです。
では低糖質食事法はどうか・・・?
山口さん「糖質制限をして、体の中の糖質を少なくすると、
今までと燃焼系を変えなければいけないわけですよ。体が。
じゃあ、どうしようどうしよう、と体がなるわけですが、これがまた
面白いところで、食べた栄養をカロリーを使わずに、食べたカロリーは
捨てちゃって、皮下脂肪を溶かして栄養にしようとするんですね。
で、筋肉は痩せないで、皮下脂肪だけ!
これがカロリーダイエットと違うところ。筋肉は一切痩せないんですよ。
これが痩せる仕組みなんです。」
だから、カロリーを取っただけでは太らない。炭水化物を一緒に食べることで
スイッチが入って、そのスイッチを入れなければ、太らない・・・という事に
なるんですね。
今村「で、今はみんな糖質を取りすぎだと!!」
山口さん「そう!落とし穴がいっぱいあるんですよ。
前回、ご飯茶わん一杯角砂糖15個って話しましたけど、サラダを
食べるとき、ノンオイルドレッシング、ポン酢、マヨネーズがあったら
何で食べますか?」
今村「もちろん ノンオイルです」
山口さん「ですよね?でもね、あれにも炭水化物が
10パーセントから20パーセント入ってるんです。という事は、あの瓶の
10分の1以上は、お砂糖で出来ているという事になるんです。
ノンオイルだから、カロリーは低いですが、お砂糖は入っているんです。
かたや、マヨネーズは、良質なたんぱく質と良質な油で出来ているので
ほとんど糖質は入っていない。だからマヨラーオッケーです。」
今村「なるほど。糖質でいえば。ですね?」
山口さん「そうです。だから知らない事が多すぎるんです。
だから、マヨネーズにしても、タンパク質と一緒に炭水化物を取っちゃうから
太る訳で、マヨネーズと野菜だけ食べてれば 太らないってことです。」
やり方としては、朝だけ炭水化物を抜く、お昼だけ食べる、と言った、
ちょっとしたことから始めるといいそうです。
山口シェフのいる、ホテルニューオータニでは、そんな低糖質の食事を
楽しむことができますよ!!
こちらでご確認ください!http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/restaurant/castillian/topics/post_195.html
そして今回は、おいしいハンバーグの作り方も伝授していただきました。
おいしいハンバーグの作り方
コツ1
つなぎ。みなさん繋ぎには何を使いますか?パン粉?卵?
ポイントはお塩です!!
お塩はタンパク質を溶かす作用がありますので、まずお肉に塩を混ぜて
良く揉む!!これがポイント!!
その後にパン粉、卵、香辛料をしていきます。
コツ2
厚さ。黄金律があるそうで、その厚さは・・・
2センチと決まっているそうです。
コツ3
焼き。1回焼き色を付けて、ひっくり返すじゃないですか?そこで!!
油を捨てる!!
油が高温になり焦げてしまうため、ハンバーグの表面も焦げます。
油をきれいにふき取る!!そうして蓋をして焼く。
そして触らないこと!!
コツ4
火が入ったタイミング!!
よく透明な汁が出たらオッケーとか言われますが、それは焼すぎ。
ちょっと白く濁った液が出てきます。これが余熱で温まって、
食べるころにはジューシーなハンバーグになります。
ちょっとした手間で美味しいハンバーグが簡単に作れますね!!
そしてお塩の話!!
お塩には、初めにする塩、中でする塩、最後にする塩があります。
最初の塩は「素材の下味を付けるための塩」です。
野菜炒めを作るときも、最初にお肉にお塩で下味をつけてから
野菜と炒める方がいいんです。しっかりとお肉に塩味が付きます。
中でする塩は、素材の旨みを引き出す塩。これは一つまみでもいいんです。
最初と中の塩をせずに、最後の塩だけで味をつけようとするから、
10入れなければ味が付かない。体にもよくない!前と中をちゃんとしておけば
量も少なくて済みますよ!!
低糖質のお話しから、ハンバーグの美味しい焼き方、そしてお塩の話まで、
ためになるお話し満載でした!!
さっそく今夜から試してみましょう!!
今回のオンエア曲
All by Myself / JAMIE ONEAL
Sweet Memories声のミルフィーユ仕立て/山崎まさよし