ありがとう!の素晴らしさに気付こう!
2013年もあと1月あまりとなりました。
今年の重大ニュースの一つとして「2022年オリンピック」の東京開催が決定しました。
その際、全世界に発信されたのが、日本代表でスピーチした 滝川クリステルさんの
「おもてなし」と言う言葉、というか、日本の素晴らしい習慣です。
「おもてなし」と言う言葉は、世界には無い言葉でしょう。そして、素晴らしい言葉でも
あります。そんな素晴らしい言葉、他にもありますよね!それは・・・
世界のほとんどの国で使われている言葉「ありがとう」です。
今回は、その「ありがとう」の達人、ありがとうのコンシェルジュにお越し頂き
お話をいただきました!!今週のコンシェルジュは・・・
フリーアナウンサーの堤 信子さんです。
福岡の皆さんは「のんちゃん」でおなじみでしょう!
福岡県の某テレビ局の局アナとして活躍され、フリーになり東京へ。
その後も、全国放送のテレビにリポーターとして登場し、現在も、講演や執筆活動など
幅広く活躍されています。え?堤信子さんの顔、思い出せません??
この方ですよ!!この方!!
局アナ時代も含めると28年もアナウンサー生活を送っているというのんちゃん!相変わらずの明るさと、綺麗さで、今村さんもメロメロでしたよ!
今村「堤さんがアナウンサーになろうと思ったきっかけは?」
堤さん「もともとは、アナウンサーではなく、青山学院大学で
サザンオールスターズも輩出した軽音楽部に所属していて、音楽の
仕事がしたかったんです。レコード会社に入って、洋楽のアーティストの
プロデュースとかをやりたくってやりたくって・・・
ただ、親と、大学出たら、福岡に帰ってきて就職すると約束を
していたので、音楽の仕事は東京で就職しないと出来ない、と言う事で、
福岡に帰って音楽の仕事って何だろう?と考えた時に、テレビ局で
アナウンサーになれば、洋楽のアーティストにインタビューできるぞ!と言う ミーハーな理由でテレビ局を受けました。」
しかし、入社してからは、ズームイン朝など、朝の番組を担当する事になり、
音楽番組とは無縁の所にいたと言う 堤さん。しかし、音楽への情熱は心の奥底で
くすぶっていたんです・・・
堤さん「何年か朝の番組をやって、自分も会社に貢献できたかな、
と思った時に、自分で企画書を出して、音楽番組をできる事になったんです。」
普通アナウンサーは企画書を書くものではないそうですが、堤さんは企画書を書いて
上司に直談判!上司から、「音を集めたりアテンドしたり自分でできるか?」と言われ、
即決。見事、夢を実現したんです。入社後7年目の出来事でした。
堤さん「いろんな夢の叶え方ってあるんだな、と思いました。
仕事って、やってみて、大変な事も全部ひっくるめて、自分が社会人として
最低限の事ができるようになった時に、道って開けると思うんです。」
・・・と堤さん。
仕事には縁があって、それは人が運んでくれる縁もあるんですよね。と
おっしゃっています。確かに!!
今村さんも、人に勧められて、現在のお仕事に就いたそうですよ!
そんな堤信子さんは、5冊目の著書
「100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣」が
現在発売中です。
堤さん「ありがとうの気持ちと言うのは、
常に表現をしていると、人が、ここ!というときに、縁を運んできて
くれます。それは、自分から沢山ありがとうを発していると、
そのプラスの気が人に伝わって、ちょっとこの縁のを
あの人に運んでみよう!と言う風に、プラスのパワーが帰ってくる、
それを繋いでくれるのが、ありがとうという
言葉なんじゃないかな、と思っています。」
アナウンサー生活28年、様々な方々と対談してきて、気づいた事が・・・
今村「ありがとう上手な人は、その道で
活躍されている方が多いんですってね?」
堤さん「その通りなんです!共通点って何かな?と思った時に
人を嫌な気持ちにさせない、というのと、同じ一言を発するにしても、
一工夫したり、気持ちののせ方があるんです。だから、同じありがとうを
伝えるにも、とても、心のこもった、上手な伝え方をするので、相手が
100倍喜ぶ!同じ5文字なのに、ちょっとしたコツなんです」
それは、小手先の技術なのではなく、気持ちを伝えるのが上手なんだそうですよ!
そして、人よりも沢山ありがとうを言っているそうです。
今村さん「著書の中の最初の項目に、一日に何回 ありがとうと
言ってますか?と書かれていたので、私、数えてきたんですよ!!」
今村さん、1日89回「ありがとう」を言っていたそうです。
お仕事上、人と会う機会が多い今村さんは、普通の方に比べたら多い方だとか!
100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣
感謝の気持ちを伝える45のコツが書かれています。今村さんが気になった項目を
中心にお話が進んでいきました。
今村「感謝の気持ちは行動に移そう!」
堤さん「ありがとうございます、教えていただいて、と言う事って
必ず自分が、より幸せになったり、落ち込んだ気持ちから立ち直ったりする為の
アドバイスを頂くことってありますよね?その時に、ありがとうございますと言って
なるべく、その日のうちに実行する、そして、実行してみてこんな風に
気持ちが前向きになったと言うことを、いち早く相手に伝えると、
相手は より嬉しいのではないか?」
やってみようと思います、ではなく、やってみました!ありがとうございました!
という事を伝える事です。
今村「トリプルありがとう」
まず「感想」のありがとう!・・・何かを頂いた時、その場で「ありがとう」といいますよね!
大体の方は、ここで終わってしまいます。ではなくって、例えば頂いたものが
美味しいケーキだった場合。
堤さん「食べた後に、1週間後くらいに、頂いた方に会った時に
ありがとうを言う人の数は、ぐぐっと減ってくるんです。」
これが第2段階、で、トリプルとはさらに・・・
そのプレゼントを選んだ、その方のセンスを褒める!
堤さん「これは、物を褒めてくれたのではなくて、それをセレクトした
あなたのセンスが素敵、それを教えてくれた、あなたの気持ちが嬉しい!と
言ってくれた事に繋がるんです。そう言うありがとうを伝えたいと思うんですよね」
「いつも」という言葉を使う
堤さん「私は全国を良く飛び回っているのですが、よく使う
航空会社の飛行機に乗る時に、搭乗員さんが いつもありがとうございます、と
声をかけてくれるんです。ものの0.5秒程度の出来事で、機械的に
言われているとは思うんですけど、そのいつもが
心に響いて、また乗りますよ!となるんです。
だからいつもってすごいなと思って・・・」
堤さんは、先輩から御飯をご馳走になった時も、2回目から「いつも」ありがとうと
言うようにしています。いつも、には「それまでのアナタに対する感謝の気持ちを忘れて
いませんよ」と言う長い文章が、たった3文字にこもるんです。
だから、出し惜しみせずに「いつも」を 使ってほしいんです。
言葉ってお金がかからない事なんです。だから、いい言葉は、どんどんと使っていきましょう。
他にも、100人中99人に好かれるありがとう上手の習慣には、たくさんのヒントが
書かれていますので、次回も、色々と教えていただきます!
今週のオンエア曲(堤さんのリクエストです。)
ありがとう/SMAP
ラブリー・デイ/ビル・ウィザース