テーマ「未来への一歩を踏み出す為に」
今回の「西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ」は「夫婦」についてお話しました。
ご結婚されている方、されていない方、いると思いますが、長く仲良く暮らしている方も
いらっしゃれば、そうでない方もいる・・・。その違いは何でしょうか?
そこで、今週は「離婚・夫婦問題カウンセラー
夫婦問題相談室 ワイズフェアリー代表の玉井洋子さんをコンシェルジュに
お迎えしました。
玉井洋子さんのお仕事「離婚夫婦問題カウンセラー」とは?
玉井さん)夫婦問題は 突然降りかかるものです。
そんな時に、私どうしたらいいの?
私今、どんな状況なの?そういったような時に、お話をして色々とお話を
聞いて、その方の幸せの道を探って 一緒に道筋を探す仕事です。
今村) では、弁護士さんに頼む前の段階?
玉井さん) そうです。だいたい弁護士さんの所に行く
と言う事は、ほぼ離婚が決まっていて、後はお金の事、
親権の事など条件を決める時に行かれる方が多い。
その手前と言う事になります。
今村) 例えば、夫婦間の問題があった場合。
友達に相談したり、素人に
相談しますがプロに聞いてみよう!という事ですね?
玉井さん) 夫婦問題と言うのは、両親やお友達に
相談したくなります。間違いではありませんが、第三者的な、
的確な判断が出来ないと思います。例えば、奥さんの友達に相談したら、
奥さんの味方で、中立の立場でアドバイスが出来ない。
相談された相手が、上手く離婚できて、生活をエンジョイしている
方は「早く離婚してしまいなさいよ」とアドバイスするし
離婚が大変で、その後の生活もキツい方は、
「離婚なんてするもんじゃない!」とアドバイスする、
偏った意見になってしまう可能性があるので、玉井さんのような、
中立な立場のお仕事が必要なのだと思います。
今村)どんな相談が一番多いですか?
玉井さん)そうですね!私の所に来られる方で、
と言う事であれば、一番多い相談は 配偶者の浮気ですね。
今村)そういう時の相談のイメージは、
私立探偵を雇って、本当に浮気しているかどうかを突き止める!
って感じなのですが、そういう時はどういう風な感じなんですか?
玉井さん)まず、その方がどうしたいのか?です。
事実を知りたければ探偵さんなどを雇えばいいですが、
事実を知ってもその後どうしたらいい、どういう気持ちで
生きて行ったらいいのか。と言うのは自分は分からないと
思うんですよね。なので、総合的に、調査をすればこんな
感じに自分の気持ちがなっちゃうかもしれないよ、
調査しなかったら、どういう心がけで日々を過ごしていったら
いいと思う?とか、そういったメンタル的な所を全体的に
サポートします。調査会社は調査をする、この違いだと思います。
今村)相談に来る年齢って? どの世代が一番多いの?
玉井さん)20代から73歳くらいまでです。一番多いのは
30代から40代です。
今村)え?何で30代40代が多いんだろう?
玉井さん)結婚10年目を超えると、少なくなってきますが。
ただ、断続的に年齢的に、今晩婚なので、30代でも結婚10年未満と
言う人も多い。そうすると、丁度子育ても忙しくなる、妻も仕事に出る、
とか、それによって家事分担が、とかで何かお互い意思疎通が
出来なくなり何となく気まずくなる。っていう事が増えてくるのが
これ位の時期なんです。また、男性も丁度仕事が乗ってきて
女性問題が起こりやすくなる。と言うのも原因の一つかもしれません。
また、熟年離婚も増えています。そして高齢者の離婚も増えています。
(若干認知症があられる方、定年までご主人が好き勝手やってきた方は、
定年と同時に 奥さんが豹変する。なんて事もあります。)
今村)いろんな相談を受ける上で、上手にアドバイス、
聞いていくコツはありますか?
玉井さん)ほとんで聞いています。そして吐き
出してもらって、今どこに本当の悩みを抱えているかを
探っています。基本的には相談者の悩みを聴いていますが、
一方では相談者のパートナーになったつもりで聴いていることもあります。
客観的に判断する為に必要なのです。
今村)・・・「とは」の法則って何ですか?
玉井さん)最近は、浮気ではなく本気になる
男性が多い。その時に妻に別れを言う時に「もう お前とは
やれなくなった。だいたい今まで、お前の性格を我慢してきたんだ!
と言われた時、じゃあ、逆に突っ込む時、「お前とは」?
じゃあ、誰とは一緒にやっていけるの?だれかいるんでしょ?
って事になります。
この「とは」と言われたら、要注意かもしれませんね!
今村)逆に女性の浮気も増えてきました?
玉井さん)インターネット、SNSなどで、
昔の恋人に繋がったり、同窓会で・・・なんて事もあるようです。
しかしながら、男性の浮気のほうが圧倒的に多いそうです。
今村)女性も、だんだんと強くなってきていますか?
玉井さん)社会的な地位も上がってきて、強くなるのは当然ですが、
理不尽な強くなり方、常識では考えられないような
妻達も増えてきました。
今村)どんな女性ですか?
玉井さん)タガメ女現象と言いますか・・・
今村)タガメ女・・・?
タガメとは
半翅目(カメムシ目)コオイムシ科に分類される昆虫。
日本においては、最大の水生生物でありかつ、最大のカメムシである。
成虫の体長は50から65mmで、雄より雌のほうが大きい。
肉食性で、鎌状の前肢を使って他の水生昆虫や魚、カエルを捕食する。
自分より大きい獲物を捕食することもあり、その獰猛さから
「水中のギャング」とも呼ばれる。捕えた獲物を食べるときには
むしゃむしゃと齧るのではなく、カメムシ共通の針状の口を突き刺して
消化液を流し込み、溶けた肉体を吸い込む体外消化を行う
(血を吸っているのではない)。このため刺されると肉を溶かされてしまい
とても痛い
今村)強い女って事ですか?
玉井さん)古きゆかしき強さではなく、
子育て中の専業主婦で、子育てなどを一日していて、
家の事もやらなきゃいけないのに 奥さんの趣味はゲーム。
子育てはそこそこに、奥さんは夕方から朝方までゲームして、旦那さんには
稼ぎが少ない、と小遣いも月1万とかしか渡さない。
タガメに例えましたが、モラルハラスメントといって、
私が一番「私の言う事が聞けないの?」といった女性も増えているそうです。
今村)実は夫婦とも知っている友人がいて、
恐妻家で知られているんですけど、その旦那さんのほうが、
ある夜12時過ぎ頃、家の近くのブランコに乗っていて、
何してるんですか?と声をかけると、妻が寝てから帰ります。
と答えたそうです。
玉井さん)帰りたくない症候群、いま増えています。
仕事に疲れて、本来家には癒されに帰っているのに、
でも、家に帰っても 職場以上に辛い思いをしなければいけない。
会社は早く出たいけど家に帰れない。どこで時間をつぶすか。
お小遣いが少ないから、お金がかからない 公園に行こう、
となるのかもしれません。
今村)最近離婚した友達が、反省してました。
離婚が決まってから、主人が早く帰ってくるようになった。だから、もしかして、
浮気で遅くなっていると思ったけど、あたしが家にいたから 遅かったんだ!と
反省したそうです。
玉井さん)離婚したいと思っている男性は
離婚が決まったら、家を出るまでの間、急に優しくなるそうです。
だから、本当に100対0は無いと思います。大きな出来事は
あると思いますが、どちらかだけが悪い、という事は無いと思います。
10月4日のオンエア曲
ひとり / ゴスペラーズ
KISS ME / SIXPENCE NON THE RICHER