今週は、映像の世界を知ろう!と言う事で、コンシェルジュに、
福岡にいながら、世界で活躍中の映像ディレクター江口カンさんを
お迎えしました。
江口カンさんは・・・
福岡生まれ。九州芸術工科大学(現・九州大学)画像設計学科卒業。
1997年空気モーショングラフィックス(現・空気)共同設立。
テレビCMや短編映画、ドラマなど、エンタテインメント性の高い映像作品の
演出を手がける。
2007年「福岡ソフトバンクホークス」にてギャラクシー賞CM部門大賞。
同年「NIKEiD Cosplay」にてカンヌ国際広告祭銅賞。
2008年「NIKEiD Escort」カンヌ国際広告祭銅賞。
2009年TVCM「サガミゴム LOVE DISTANCE」カンヌ国際広告祭フィルム部門金賞。
Boards Magazine(カナダ)主催「Directors to Watch 2009」14人のうちの
1人に選出。
2010年より3年連続、世界三大広告賞の一つ「クリオ賞」(アメリカ)審査員。
2011年福岡県文化賞など国内外で受賞多数。
皆さんご存知のCMを数多く手がける まさに世界の江口さん!!
(例えば、スニッカーズの沢尻エリカさんのCMや、草刈正雄さんの草刈機のCMなど)
九州芸術工科大学(現在の九州大学)画像設計学科に入学した時に、
映像の面白さに惹かれ、作品を作り続け、現在に至る江口さん。
学生時代に、ちょこちょこと仕事をするようになり、この仕事でお金になるのではないか?
と思い、仲間と現在の会社「KOO?KI」を立ち上げました。
そして、雑誌で見た有名な方の住所に 作品のDVDをひたすら送って、
目に止まった方から 仕事の依頼を受けていたそうです。
カンヌ国際広告祭で銅賞に輝くなど、現在は世界でも活躍する江口カンさん。
しかも、福岡にいながら・・・と言うのが、なんだか嬉しくありませんか?
福岡は、空港も近いし、午前中に会議がある・・・と言う時でも、飛行機で2時間ほどあれば
着いてしまう。東京で働いている方でも、通勤時間が2時間の人なんてザラにいますから
不便に感じません。と江口さん。
また、大きなところに行けば、それだけ、様々なしがらみと言うか、大きなものに
関わっていかなければ行かないが、福岡にいれば、いい位置をキープできる。
仕事をするには いい環境なのだそうです。
そんな江口さんは、現在放送中のテレビドラマ「めんたいぴりり」の監督を務めました。
博多土産の定番「辛子明太子」は昭和29年(1954年)に、戦後間もない
博多の中洲で誕生しました。当時は地方の一食料品店に過ぎなかった「ふくや」が
生み出した明太子は、高度経済成長期の山陽新幹線開業などで、全国の誰もが知る
博多の名産品として定着しました。その誕生までの試行錯誤、生みの親・川原俊夫の
生きざま、そして経営哲学を、社員第一号である息子が綴ります。
「川原俊夫生誕100年」「ふくや創業65年」そして「テレ西開局55年」が重なり、
29日木曜日まで放送される 連続ドラマです。
主演は 博多華丸さん、富田靖子さん。他にも、福岡でお馴染みのタレントさんが
脇を固めます。
撮影が進むにつれて、華丸さんが本当に「川原俊夫」さんに見えてきて
本人も「なんか乗り移ってきたばい!」と言っていたほど。
富田靖子さんは、女優として、人として、とても魅力的な女性だったそうです。
とにかく、華丸さんは、鬼気迫る芝居をしてくれて、監督もとても満足だったそうです。
また、脇を固める福岡の芸人さんやタレントさんも、とても素晴らしい
演技をして下さったそうです。
番組をご覧の方は お分かりですよね?
そんな映像ディレクターというお仕事・・・特に江口さんの場合はCMが多いですが、
CMもドラマもそんなに変わらない、と言います。
CMを制作する際も、一つのドラマ(ストーリー)を考えて、
その中の一部分を切り取ったのが
CMだと考えていらっしゃるからです。
今週木曜日までの放送となりますので、機会があれば是非!
そして、次回は、CMのお仕事のお話をお伺いしていきます!!
※写真は、ご自身が監督されたドラマ「めんたいぴりり」風に撮っていただきました。