テーマ「天気と体」
お天気が体とどう関係しているのか?春になると、どうしても眠くなったりしますよね!
あれって、自分だけ?それとも天気と何か関係があるの?
今週は、天気が人に与える影響をお話しいただきました。
コンシェルジュは、日本気象協会の 手嶋準一さんです。
天気と体は やはり関係しているものですか?
手嶋さんはこの時期、4月5月は、この番組がオンエアしている1時2時頃は
昼寝をしたくて仕方がなくなるそうです。
手嶋さんだけじゃないですね!私も!何て言う方は多いのでは?
これにはちゃんと理由があります。春眠暁を覚えず・・・なんていいますよね!
一つは、ぐっと気温が上がってきます。そうすると、人間の体は新陳代謝が
良くなって、爪や髪の毛が伸びるのが早くなるそうです。
新陳代謝が上がると、体に負担がかかるので、体が疲れやすくなるそうです。
もう一つは、この時期、昼間の長さが一気に長くなっています。
12月の冬至の時に比べると、日没の時間が福岡で2時間くらい遅くなって
いるそうです。昼の長さが長いと言う事は、起きている時間が長くなる・・・
よって、体が疲れやすくなる。というのです!
夜寝る時間も少し遅くなったり、朝、早く起きたり・・・
そしてもう一つは、4月の新しい環境(入学、新入社員)で体も心も疲れる・・・
御飯を食べれば 眠くなる・・・と言う事です。
そこで最近「15分でも昼寝を取ることが良い」と言われています。
アメリカの研究結果で、15分でも昼寝をとると、その後の考える作業の効率が
50パーセントも上がるそうなんです!昼寝って大事なんですね!!
久留米市の有名高校では、実際に昼食の後昼寝の時間を作っているそうです。
これで午後の授業が眠くなくなった、と言うのです!!
熱帯の地方であればあるほど、昼休みが長いといわれています。
日本も 夏に近づくと 熱帯地方のような気候になります。
午後の効率を上げるためにも、お昼寝タイム!作ってみるといいかもしれません!
そしてもう一つ、人の体に大きな影響を与えるのが「紫外線」です。
紫外線はULTRA VIOLETTE「UV」と言います。
紫外線が一番強いのは真夏ですが、ちょうどこの4月5月くらいから、
急に紫外線が強くなっていく時期になります。体も、その紫外線に
慣れていないのです。だから、この時期、紫外線は良くない、と言われます。
紫外線は、人間の皮膚を老化させてしまう作用がありますが、一方で、
殺菌作用もあるので、一概に悪い光線ともいえないのです。
しかし、本によっては、徹底的に紫外線に当たらないように!と書いてある物も
あれば、朝起きたら、日光に当たりましょう!と書いてある本もありますが・・・
手嶋さんは、紫外線、特に「UV A」と呼ばれる生活紫外線と言うのは、
あらゆる光に含まれているので、だから、UVAを防ぐには、夜の生活に
ならなければいけません。でもそれでは生活になりません。
そこで、折り合いを付けながら生活していくことになります。
なので、紫外線が強いからと言って、外出を控えると言う考えるよりは、
クリームを塗ったり、日傘をさしたりして 積極的に外に出るほうがいいそうです。
また、良く「夏はサングラスをしましょう!」と言われますが・・・
日本人は黒目なので、サングラスをしないからと言って、悪いと言う事はないそうです。
しかし、西洋人は 目がブルーアイなので、紫外線に弱いといわれています。
また、日本の中でも、緯度によって 紫外線の強さは違うそうです。
緯度が低い沖縄が 当然紫外線が強い!
北海道が一番弱い・・・しかし、だからと言って、沖縄の女性の皮膚が
紫外線で老化しているか、と言うとそうでもないですよね!
かえって、豚を食べてコラーゲンなどを沢山取っているので、
本州の人よりもお肌がきれいなのではないか、と言われます。
なので、一概に、紫外線だけで肌が老化するとは 言い切れないのです。
空気の乾燥も悪いといわれています。なので、かえって沖縄の方が海に
囲まれてますから、湿気が多い、空気が乾燥しずらいので、お肌がキレイと
言われます。
なので、どこで妥協するか!が問題なのです。
ある時、手嶋さんは、ある保育園の先生に言われたそうです。
「子供たちを外で遊ばせないほうがいいですか?」
手嶋さんは、「外で遊ぶのは 子どもの本質だから それを止めさせる必要は
ありませんよ。ただ、外で長く遊ぶ子どもさんは、帽子をかぶったり対策をして
遊ばせてください。」と言ったそうです。
先週のPM2.5や黄砂にも同じ事が言えますが、敏感になりすぎると、
逆にきつくなる、どこかでうまい具合に妥協して、仲良く暮らしていくことが
大事なんだな、と感じさせていただきました!
スタッフ T