西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 3月29日オンエア分 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
fmfukuoka

西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ 3月29日オンエア分

動物園へ行こう 生まれ変わる動物園の新たな魅力に迫る!!
前回に引き続き、今週も「福岡市動物園」にスポットをあててお送りしました!
今年60周年を迎える「福岡市動物園」は、かなり大掛かりなリニューアルを
している最中です。
そこで、新たに生まれ変わる動物園の魅力を、福岡市動物園の
施設係「森満尚」さんをコンシェルジュにお迎えしてお伺いしました。
今までの施設といえば、サル山、放し飼いになっている鳥の小屋に入っていく放鳥舎、
動物のことを楽しく学べる動物科学館などの教育施設もあります。
また、ちょっとした遊園地もあり、そこにある観覧車は、その昔岩田屋さんの
屋上にあった観覧車を譲り受けたものだそうです。
今村さんの娘さんも大好きな、動物園の入り口付近にある
「豆汽車」は、60年前(南公園に移って)から走り続けているそうです。(現在は3代目)
平成18年度からリニューアルがスタートした福岡市動物園、動物舎の
一番最初のリニューアルは平成20年度の『アジアゾウ舎』。
人間も引っ越して新しい場所に行くと緊張したりしますが、
新しくなったゾウ舎に移ったゾウも、動かずにジッといているそうです。
そして色々なものを観察して少しずつ動くようになり、自分の匂いを所々に付けて 
環境になれていくのだそうです。
新しくなったアジアゾウ舎の運動場に引っ越したばかりの時、
人間が良かれと思って作った(自然に近い岩や木を作ったそうですが)ものに
ビックリしてなかなか一歩目が出なかったそうです。
とても臆病で神経質な性格なので、運動場で自由に動き回る事がなかったそうです。
これは、森満さんもショックだったそうです。
ただ、時間が経つにつれ、自分の匂いをつけたりして 
だんだんと行動的になっていったそうですよ。

そして、昨年の秋、アジアの熱帯地方に生息する動物を、より自然に
近い形で展示する施設として、アジア熱帯複合展示舎をオープンしました。

ここは、「シロテテナガザル」と「オランウータン」と言う、
違う種類の猿を同居させた日本で初めての施設です。

アメリカのサンディエゴ動物園では、オランウータンと違う猿の同居に
成功していたので、森満さんも成功すると思ってはいたそうですが、
実際どうなんだろう?と言う不安もあったそうです。
しかし、現在は、オランウータンが、自分が好きではない餌
(白菜があまりお好みではないようです。)をシロテテナガザルに
渡したりと、仲良くやっているそうです。

リニューアルするにあたって、飼育員さんとお客さんの安全面を一番に
考慮されています。
その上で、より自然に近い形で、自然の姿を見せる努力をしているんだそうです。

また、今年の秋オープン予定なのが、アジアの熱帯に生息する
「ヒョウ、マレーグマ、サイチョウ」の3つの動物舎をオープン予定です。
3頭とも樹上生活(樹の上で)の動物なので、その特製を生かした動物舎を
作ることに努力されています。
何より、一番の苦労は、判断するのが動物という所。人間が大丈夫と思っても、
そこで生活をする
動物が気に入ってくれないとダメなのです。
森満さんはじめ、動物園の方々が一つになって、作り上げていらっしゃるのが
とても良く分かりました。そして、新しく生まれ変わる動物園、とても楽しみですね!
DSCN2250_256.jpg

今週のオンエア曲
GT400  / ミッシェルガンエレファント
エレファントストーン / ストーンローゼズ

パーソナリティ


今村敦子

月別アーカイブ