秋を通り越して、もはや冬・・・11月7日「立冬」で、本格的に冬がスタートした・・・
はずなんですが・・・まだ「冬」と呼ぶには早いくらい「暖かい」日が続いています。
まだまだ「芸術の秋」楽しめるはずです。そこで、今週もこのテーマで番組お送りして
きました!
芸術の秋に 触れてみよう!!
先週に引き続き、今週は、福岡県立美術館 学芸員の藤本真帆さんにお話を
お伺いしました。先週のお話で、学芸員は狭き門、と言う事をお伺いしましたが、
その狭き門を見事通過して、今年、福岡県立美術館の学芸員になられた
藤本さん。現在、福岡県立美術館で開催中の「ベルサイユのバラ」展の担当でも
いらっしゃいます。
まずは、ベルサイユのばらの簡単な説明から・・・
1972年から、集英社の少女マンガ誌「週刊マーガレット」に連載された、
池田理代子さんの「ベルサイユのばら」。
18世紀後半のフランス革命を舞台に、悲劇の王妃
マリー・アントワネットや、男装の麗人オスカルの数奇な運命を、華麗な筆致で
描いたこの作品は、読者の熱狂的な支持を得て、大ブームを巻き起こしました!!
今村さんも、そんな大ファンの一人・・・今回のこの展示を楽しみにしていたとか・・・
漫画のみならず、1974年には、宝塚歌劇で上演、1979年には、テレビアニメの
放映もスタートし、新たなファンを獲得。そのブームは、現在も熱く続いています。
今回の「ベルサイユのばら」展は、今年、「週刊マーガレット」連載40周年を迎えたのを
記念して開催されています。
「ベルサイユのばら展」では、週刊マーガレットで連載されていた頃の「原画」や
宝塚の舞台「ベルサイユ宮殿」の再現と衣装の展示。また、そのドレスが
制作される前の「デッサン」や、生地を指定したメモなども展示されています。
さらには、アニメの初公開のセル画や原画、名場面を集めたダイジェスト版の
アニメーションの上映なども行われているそうです。
ベルサイユのばら展HP→http://www.asahi.com/event/berubara40/
ベルサイユのばら世代はもちろん、そのお子さんたち、また男性ファンも多く
訪れているそうです。
普段美術館に足を運ぶ事のない方は、これを機会に是非足を運んでみてください。
今村さんも行く!ゼッタイ!と言ってましたよ!
さて、福岡県立美術館は、2万冊の美術関係図書・全国美術館の展覧会図録・
各種美術雑誌などを閲覧できるほか、全国各地の展覧会情報を提供しています。
また、ギャラリートークも行われていますよ。
ギャラリートークは、学芸員さんが、実際にその絵の前で、優しく丁寧に解説を
してくれるイベントです。現在、ベルサイユのばら展と同時開催中の
「児玉善三郎と中村研一 福岡ライバル物語」(11月25日まで開催)でも
行われています。
スケジュールは・・・11月10日土曜日、11月25日日曜日の2回。
展示が行われている福岡県立美術館4階展覧会場で、午後2時から
行われますよ!絵の楽しさを再発見できるかもしれません!
福岡県立美術館→http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/index.php
芸術観賞は心のビタミン。ちょっと疲れた心を、絵を静かに観賞することで、
なんだかスッとする・・・楽しみ方は人それぞれです。
是非1回、美術館に足を運んで、アナタ好みの絵を発見してください!
今週のオンエア曲
百万本のばら / 加藤登紀子
Kiss From a Rose / SEAL