西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ!10月19日金曜日OA - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ!10月19日金曜日OA

            テーマ「ゲーム都市 福岡」
今週も【ゲーム都市 福岡】と題してお送りします。
福岡は、全国でも珍しい「ゲーム先進都市」と言われています。先週は、何故福岡に
ゲーム企業が多数集まっているのか?とか、ゲーム先進都市を進めていく上での
取り組みなどを伺ってきましたが、今週もコンシェルジュに、福岡市経済観光文化局
コンテンツ振興課の堀さんをお迎えして、今のゲーム業界の話などをお伺いして行きます!

まず、最近のゲームの傾向は・・・
家庭用ゲーム機とソフトの売れ行きは伸び悩んでいるそうですが、そんな中、
スマートフォンの普及などで、ソーシャルゲーム(グリーなど、携帯電話でも遊べる
ゲーム)の市場が拡大している状況です。

そうなってくると、ゲーム業界は、どのように移行しているのか・・・?
もちろん、家庭用ゲーム機やゲームで巻き返しを図っていますが、その一方、
家庭用人気ゲームを、ソーシャルゲーム用に移行しています。
福岡のゲーム制作会社でも、ソーシャルゲーム企業提携する、と言う動きもありますし、
ゲームだけでなく、アニメや漫画など、ゲーム以外の分野に展開している動きも
見られます。例えば・・・「レベル5」さんは、イナズマイレブンや段ボール戦機という、
ゲームソフトのキャラクターから、アニメや漫画、映画化など、クロスメディアの展開を
しています。また、サイバーコネクト・ツーさんは、「.ハック」シリーズを映画化したりなど
幅広く展開している様子が見られるそうです。まさに、総合エンターテインメント企業に
なりつつあるそうです。
こうなることで、ゲームを知らなかった人、アニメや映画のファンになった方が興味を
持ってゲームをやりだすのでは・・・と言う意味でも、幅広い展開をされているそうです。

そして、シリアスゲームの開発もされています。
シリアスゲームとは・・・娯楽・エンターテインメントを中心としたゲームではなく、
教育や、福士など、社会性が高い分野で、社会の役に立つゲームのことを
シリアスゲームと言います。
社会の問題を、ゲームで解決していこう、と言うゲームです。

福岡市は、ゲーム産業振興機構(産:学:官が連携して、ゲームを振興していくプロジェクト)
があり、シリアスゲームの開発に取り組んでいますが、九州大学さんが開発した
「リハビリ」をテーマにした「樹立の森 リハビリウム」というものがあります。
これは、リハビリにとって、立ったり座ったりする運動は非常に重要といわれています。
ニュースにもなっていますよ!!
しかし、この立ったり座ったりする運動は、結構単調で苦痛と思ってしまい、長続きしない
と言う課題を背景に、じゃあ、それを、ゲームを使って面白くできないだろうか?
と言う問題意識から取り組み始めたゲームで、
立ったり座ったりするうちに、木がどんどん育っていくような、そして、周りから、
頑張れ!とかあと何回!と子供が応援するような声が出て、
辛いリハビリを、楽しく、ゲーム感覚でやっていこう、と言う内容になっています。

ニュースにもなりました。⇒リハビリの基本は「立って座って」を繰り返す
起立訓練ですが、短調で面白みはありません。これを楽しめるようにしよう
というのが『樹立の森 リハビリウム』で、起立訓練をすることで木が
成長したりメダルが貰えたりといったゲームの要素が導入されています。
当初は病院で、後に介護系の老健センターでも実験を行い、実際に
利用することで起立回数が伸びる事が明らかになっています。
九州大学の松隈氏によれば「ランキングを死守しようと躍起になって
頑張るおばあちゃんも出てきた」というように受け入れられたそうです。
国内外の発表で注目を集めるプロジェクトとなっていて、一般にも
メディカ出版から商品化されることも決定しています。

堀さんにとって、ゲームとは・・・
個人的にゲームは一番好きなエンターテインメント、そして、仕事の意味では、
福岡市の次代を担う産業だと思っているので、大切にしていきたいと思います。
とのことでした!

ゲーム産業は新しい未来、新しい日本の未来が見えるような・・・そんな気がしました。

今日のオンエア曲

恋という名のゲーム  / ナットキングコール
エンドレスゲーム / 山下達郎


パーソナリティ


今村敦子

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