今週もコンシェルジュに、サッカー解説などでおなじみ、都並敏史さんをお迎えして・・・
テーマ「まもなく開幕 ロンドンオリンピック」でお送りしました。
夢を実現する方法、プロとして生きていくためには・・・・など、
ちょっと深いお話をお伺いしました。
サッカーのプロになったあと、長く続けていくにはどうしたらよいでしょうか?
都並さんは「プロ意識といわれるものには2つある」と言い、1つは向上心。
もう1つは忠誠心だそうです。サポーターの皆さんに対しての忠誠心、監督に対する忠誠心、
クラブに対しての忠誠心・・・例えば・・・チームではスーパースターで、
上手いプレーをして評価されていたとしても、不満があって、監督に交代を
命じられたとき、目の前のスポンサーボードを蹴ってしまった・・・。
これだけでくびになってしまいます。スポンサーさんはどうやってお金を
チームに払ってくれているのか・・・とか、サポーターの皆さんがサインを
求めてきたときに、無視して帰る選手であったら、評価されません。
自分のことだけではなく、そう言った考えを持たなければ
いけません。しかし、ここをわかっていない選手が多いそうです。
また、使う使われる と言う立場になった時。(監督と選手)最終的な決定権が
監督にあるのであれば、彼の思うような仕事をしなくてはいけない。
これも立派な忠誠心です。
キング・カズこと三浦和良さんは、44歳になってもまだゴールを取り続けている、
すばらしい選手です。カズは、自分の身体を苛め抜いて、若い選手と同じような
コンディションを維持することを大前提として、最低限やっていて、プラス、
監督時代の都並さんの言っていることをしっかりと聴いて、それを体現しようと
するそうです。また、分からない事があれば、本気でぶつかってきて、自分の権利を
広げようとする、しかし、監督が「これだ!」と言えば、しっかりとそれを忠実に
体現する・・・なので、カズ選手を使う監督は多いそうです。
また、選手から監督になって、「監督の苦労」と「指導者の皆さんの大きな愛情、情熱」に
育てられたんだな、と感じたそうです。
選手をしかったり、逆に無視したり・・・選手の本質を見て、その選手に合った言葉がけを
してくれていたんだ!と感じたそうです。
都並さん曰く、名匠、名監督と言われる人は、言葉がシンプルなんだそうです。
最低限の言葉で指示を出す、そうすれば選手は混乱しない。シンプルに選手に
伝わって、分りやすいそうです。でも・・・ついつい言い過ぎてしまった・・・そうですよ!
サッカー選手になりたい!と言う子供たちへ・・・
夢に対して「逆算」した努力をすれば、誰にでもチャンスがある事です。
目標は、抽象的ではなく「明確に持つ」と言うことが、非常に大切になって来るそうですよ!
都並さんも、逆算して、日々計画を立ててやってきたそうです。
しかし、子供1人ではなかなか難しい・・・そこで、両親も一緒になってがんばってみることが
大切だそうですよ!本物を見せる・・・これがとっても大事らしいですよ!
目標を親子で共有して、子供がくじけそうになった時、「そんなんじゃ、無理でしょ」と
怒ってみるのもいいそうです。
好きなことを信じること、大切にすること、続けること・・・これが大事なんです。
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