西日本銀行 教えて!コンシェルジュ 11月11日金曜日放送分 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
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西日本銀行 教えて!コンシェルジュ 11月11日金曜日放送分

11月11日金曜日。すっかり秋らしくなりましたね!
今週は「お天気」にスポットをあててお送りしてきました。

お天気って、私たちの生活に、切っても切り離せないものです。
お洗濯だったり、運動会や遠足などの行事に影響します。
さらには、農家の方々、漁業の方々も、天気には左右されますよね!

今週はそんな気になる「天気」について、コンシェルジュをお迎えしました。
今回のコンシェルジュは、皆さんお馴染み?日本気象協会 気象予報士
手嶋準一さんです。

気象予報士さんはどのように天気を予報するのでしょう?
観天望気(かんてんぼうき)・・・自然現象や生物の行動の様子などから
天気を予想する こと。またその元となる条件と結論を述べた、
天気のことわざのような伝承。古来より 漁師、船員などが
経験的に体得し使ってきた

天を見てその先の天気を予測する・・・といったような意味らしいのです。
でも観るだけでは、おおよそ、大体しかわかりません。
そんな中、今はコンピューターで計算しています。

天気予報で知りたいのは、先の天気。天気は西から変わっていくので、
日本の先の天気を調べる場合は、中国とか、さらにその先の
西側の国の天気を調べます。

日本の天気を予測するのに、毎日毎日世界の天気を予測してから、
日本の天気を決めるそうです。

様々なデータにより、これから先がどうなるのか?の天気図を
制作し、その天気図を見て、手嶋さんたちが「解釈」する・・・。
あたる、あたらないは、その方の解釈の違いらしいのです。

何か、コンピューターばっかりだ!と思ってましたが、意外に
人の解釈が最終的な所だったのですね!
ちなみに手嶋さんは・・・らしいです。

天気は予想するし、もちろん予想が当たったほうがいいと思うのですが
果たして、完璧にあたる天気予報が果たしておもしろいのかな?
と手嶋さんは言います。(ご自分で不謹慎だ!ともおっしゃってました。)

天気の予報は、10日が限度。
長期の予報は、予想でしかないそうです。
1ヶ月を過ぎてしまうと、予報から外れてくるそうです。
(?なりそうだ!と言う言い回しが限界だそうです。)

そして、年々秋になっても気温が落ちない、
変な気象状況ですよね!これは、夏が延びてしまっているそうです。
普通なら、6,7,8なんですが、今は5月も夏になりかけてる、
9、10月も夏に入ってきているそうです。温暖化と言う形なんですが、
福岡で言うと、100年前と比べると、毎日日々の気温が
平均して3度くらい上がってる、さらに冬は、100年前に比べると5度くらい
上がっているそうです。
(昔は、冬の朝、池に氷がはったり霜柱があったりしましたが
今は見なくなりましたよね。雪も普通に降ってました。)

日本は、温暖化は地球で言うとトップクラス!
狭い領土でたくさんの人が、便利な暮らしをしようと生活している。
その熱が高いのです。

だから、昔の「四季がはっきりした気候」には、もう戻れない、
そうなんです。なんだか寂しいですね。

また、日本の春を彩る「桜(ソメイヨシノ)」も咲かなくなってしまうかも・・・
冬が来るのが遅くなり、寒い時期がなくなると、桜は咲かないそうなのです。

そんな現象が、もはや種子島まできているとか・・・。
日本の象徴とも言える「桜(ソメイヨシノ)」が咲かなくなってしまうなんて
なんだか寂しいですね。

同じように紅葉も遅れているそうです。
冬に向かっていく流れが年々遅くなっているので、
今までの見頃の時期から、1ヶ月ほど遅くなっているそうです。
平地で11月末ぐらい、場所によっては12月に入って・・・ってところもあるとか。

秋の紅葉ではなく、初冬の紅葉・・・になってきているそうです。

天気予報が一番外れやすい時期もあるそうです。
それは梅雨。本来天気は西から東へ移るので、西の天気を見ていれば
大体分かりますが、梅雨は南北に天気が変わるので、分かりにくいそうなんです。

逆に、予想しやすい時期は、春と秋。
(おんな心と秋の空といいますが・・・)
ただ、天気は変わりやすいですが、一定のリズムがあるらしいのです。
今年は、週前半は晴れているのに、週の後半に向かって崩れ始め、
雨が降る・・・そんなパターンですよね!

(ここで一口メモ:おんな心に春の空、男心に秋の空と言われています。
江戸時代の句に、恥ずかしや おらが心と 秋の空と言うものがあったそうです。
男も女も心変わりするのは昔から、変わりませんが、男心は、心が移り動いても、
秋から冬に向かうように、恋心も段々冷めていくのが男心・・・
女心は逆に、春から夏に向かう感じで、段々と燃え上がってくる・・・それを
例えて、言われているとか。気象予報士さんの間では、天気は予報できるけど、
人の心までは予報できないね!と言っているそうです。)

また、ゲリラ豪雨の話もしてくれました。
ゲリラ豪雨は、予想しにくいのです。それはなぜか?
もともと天気は1000キロ範囲で予報するそうですが、
ゲリラ豪雨の雲は2,3キロしかなく、全く予想が出来ないそうです。

よく、いつどこで、何時ごろに降るか、ちゃんと言ってくれ!と手嶋さんも
よく言われるそうです。

でも、果たして、天気予報って、詳しく細かく時間も小まめに言った方がいいのか、
便利なのいか?と自問自答しているそうです。
そして手嶋さんの結論として、ある程度大まかに言った方が
逆に分かり易いのでは?

明日午後3時から福岡市早良区で、1時間に20ミリの雨が
降ります。と予測した場合、ドンピシャに当れば、いい情報ですが、
そんな事ってない。何時ごろから降るのか良くわからんし、
前後3時間くらいずれるのは日常茶飯事だし・・・

それだったら、明日は天気が下り坂に向かって、午後くらいから
雨が降りやすくなりますよ!と伝えたほうが、使いやすいのではないのか?
聴いている人、見た人が、それによって、何となくの準備ができるからです。

なるほど、なんだか深いです。

そして、気になる今年の冬は?
12月ぐらいまで非常にあたたかい、そしてホワイトクリスマスは
限りなく難しいそうです。(クリスマスイブに雪がちらつくのでさえ
7年に1回。うっすら積もるのも、30?40年に1回だそうです。)

ん?今週はタップリと色々な話しを聞けました!来週もお願いします!

そしてお楽しみに!!


今週のオンエア曲

虹空   /  唄人羽 
rain  / MADONNA

パーソナリティ


今村敦子

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