2011年9月23日 西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ!第13回放送 - 教えて!コンシェルジュ! | FM FUKUOKA
fmfukuoka

2011年9月23日 西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ!第13回放送

もう、すっかり秋・・・とはいえませんが、朝、夜はとても
涼しくすごしやすくなりました!皆さん、お体大丈夫ですか?
季節の変わり目、風邪などひきやすいので体調管理には
気をつけて下さい。
さて、今週の教えてコンシェルジュもこんなテーマでお送りしました。
            
        テーマ「教えて!生活習慣病」ー糖尿病編ー

成人の中でも、5人に一人が、糖尿病、もしくは糖尿病予備軍と言われる
現代病の「糖尿病」。それだけ、私たち日本人は、特に糖尿病に
なり易い体の構造をしている、というお話を中心に、先週はお伺い
してきました!(もちろん、生活の乱れ、食生活の乱れも・・・)
今週は、その予防法。また、なってしまっても、糖尿病と上手に付き合っていく
方法を、お伺いしていきます。
今週のコンシェルジュもドクターでありながら、ご自身も糖尿病と
付き合っていらっしゃる、医療法人南昌江内科クリニック院長の「南昌江」さんです。

多くの患者さんを診てきた先生ですが、特に印象に残っている患者さんの
お話をお聞きしたところ・・・
南昌江先生「8歳で糖尿病を発症した、1型糖尿病の少年で、
14歳のときに出逢いました。熊本で病気を発症してしまい、、
小さな頃からエアロビックをやっていたそうです。
エアロビックはかなり激しいスポーツで、当時の主治医の先生に、
なかなか理解されずに悩んでいました。
しかし、もっとやりなさい、自分でコントロール出来れば
全然問題ない!と助言したところ、世界チャンピオンにまで
なった方がいます。」

そうなんです。上手に付き合っていけば、糖尿病であろうが
運動もどんどんがんばる事ができるのです。(先生自身もマラソンをやられています。)
では・・・糖尿病になり易い体質って・・・?(2型)
親やおじいさん、おばあさん、が糖尿病と言う方は、遺伝子を
受け継いでいるので、知っておくべきです。
遺伝的な体質のある方は、太らないようにするなど注意が出来ます。
そして、妊娠されている方。妊娠糖尿病というものがあります。
妊娠中に血糖値があがり、子どもを産んだ後には元に戻るんですが、
そういった方は、40過ぎたりすると糖尿病になり易い、そうです。
また巨大児を生んだ方。3500グラム以上の子どもを生まれた方も
年齢を重ねると糖尿病になり易いそうです。

女性もなるべく検査を受けたほうがよさそうですね!

なる前の予防としては・・・糖尿病だけではなく、食べ過ぎない、
運動をする、体重を増やさないとか、当たり前の事に気をつける。
(遺伝的な素因がない方以外は、そこに気をつけておけば
そうそうなるような病気ではありません。)

まずは、早めの発見が大切なんだそうです。
糖尿病予備軍と診断されても、早めの発見であれば、食事療法や
運動療法などでうまくコントロールすればならない確率は高くなるそうです。
他に・・・
バランスよく食べる・・・炭水化物(ごはんなど)を減らしてしまいがちですが
生きていく上で必要な栄養ではあるので、ごはんを極端に減らすのは
よくないそうですよ!
お酒は適量(タバコは1本でもダメと言われています。)
野菜はやはりいいそうです。(根菜類は炭水化物も含まれているので
注意して下さい)
など・・・
また、毎日の適度な運動も必要。(ウォーキングなど)
ストレスを溜めない・・・ストレスが溜まると血糖値も上がる。
また、家族みんなの協力も必要です。

要は、糖尿病食は、健康食なので、糖尿病のために!ではなく
他の病気にもならないため、健康を維持するのにとても最適な
食事なのです。

先生はマラソンをされていて、毎年ホノルルマラソンにも参加されています。
(大濠公園を走っているそうですよ!)
目標や楽しみを持つことも大切です。
そして・・・
「アイデアいっぱい 糖尿病ごはん」と言う本が発売されます。
この本は、糖尿病の患者さんで、食事制限されると、
死んだほうがましだ!とか言われる方もいらっしゃるそうですが、
糖尿病は貧相な食事ではなく、もっと食事を楽しんで下さい。
と先生はおっしゃいます。頭を使って、カロリー計算などすれば、
美味しい料理を食べられますよ!と言うヒント(アイデア)を集めた
本です。糖尿病以外の方にも、健康食として参考にすると
いいかもしれません!!
だって、お肉やお魚、スイーツまで!!載っていますよ!
へぇ?こんなものも食べていいんだ!って感じです。

10月2日13時から、九州エネルギー館で講演会もあるそうです。

先生から一言・・・
糖尿病と言う病気は、そんなに怖い病気でも、悲観する事でもなく、
どんな方でもなり得る病気なんです。
もしかかったとしても、受け止めて、病気としっかり向き合って正しい治療を受けて、
コントロールしていきながら生活していって欲しいな。と思います。


とても不思議な感覚です。糖尿病の治療をしていたはずなのに、
今までよりも健康になっていく・・・・そんな感覚を覚えました。


南先生.JPGのサムネール画像

今週のオンエア曲

星降らない夜  /SING LIKE TALKING feat.小谷美紗子
Hole In My Heart / Cyndi Lauper

パーソナリティ


今村敦子

月別アーカイブ