もう秋ですね!と言うにはまだ早いかもしれませんが・・・
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・
色んな秋の楽しみ方がありますが、皆さんはどのように「秋」、
楽しんでいますか?
今週の西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュは、
「食欲の秋」についてお送りしました。とはいっても、グルメではありません。
食を通じて、健康に目を向けていこうと、こんなテーマを設けてみました!
テーマ「教えて!生活習慣病」?糖尿病編?
美味しいモノを沢山食べたら、それなりに運動も・・・
分かっているけど、なかなか・・・ですよね。
生活習慣病って最近よく聞く言葉です。食生活や飲酒、喫煙、
運動不足など、生活習慣と関係が大きい病気の事を、
「生活習慣病」と言っています。ちょっと前までは「成人病」と言う言われ方も
していましたよね。その中でも、日本人に多いとされる「糖尿病」について
お話をお伺いしていこうと思います!
今週のコンシェルジュは・・・医療法人南昌江内科クリニック院長の
「南昌江」さんです。
日本人に多いとされる「糖尿病」なぜなのでしょうか?
もともと日本人を含む「アジアの人種」は、糖尿病になりやすい遺伝子を
持っているそうです。昔は、アジアの人種は、農耕民族なので、畑で作った
お米や芋、などを食べてきたのですが、ここ数十年、食べる物に、
お肉や油などが入ってきて、それで急速に、糖尿病になる方が多くなってきた
そうなんです!
よく糖尿病って聞きますが、具体的にはどんな病気ですか?
空腹時の血糖値。普通の人はだいたい100前後。その血糖値が
高くなる病気です。
糖尿病には大きく2つに分けられ、1型と2型があります。
1型・・・突然発症する糖尿病。(幼少期でもなります。原因は様々いわれています。)
2型・・・生活習慣病からなる糖尿病。
(その他妊娠糖尿病などもあります。)
1型は0歳児からなる可能性がありますが、2型はある程度年齢を
重ねてからなるそうです。しかし、この2型になる可能性は、昔に比べて
低年齢化されているそうです。ただ、年齢を重ねれば、なる確率は
高くなっていくそうです。
また、2型の場合、自覚症状がほとんどなく、何らかの症状が出た場合は、
結構ひどくなっている状態だそうです。
(血糖値が高くなると、異常に喉が渇く・・・おしっこが沢山出る(回数が増える)
急激に痩せて行く・・・などがあります。)
また、合併症にもなりやすくなります。放っておくと、とても怖い病気なのです。
なってしまった場合、食事療法と運動療法で、半分以上の方は、
薬を使わなくてもコントロールできるそうです。(でも必ず病院には行って下さい。)
医師の指導のもと・・・これは基本です。
そして・・・今日ご出演の南先生は、自身が1型の糖尿病の患者さんなのです。
中学生の頃、当時バスケット部に所属していた先生は、
ある日、突然のダルさに襲われ、体重も1週間で8キロ痩せ、
喉の渇きなどの症状が表れ、さすがにおかしいと思った両親が
病院へ・・・。そこで糖尿病と診断されたそうです。
以来、先生はインシュリンでご自分の血糖値をコントロールしています。
でも、普段の生活を、他の皆と同じように過ごされていました。
先生の著書「わたし糖尿病なの」には、その他、先生とご家族のお話が
たくさんか書かれています。
こちらは「医師薬出版株式会社」から発売されています。
是非ご覧になって下さい。
(糖尿病の方はもちろん、お子様をお持ちの方も、参考になるのでは
ないのでしょうか?)
南先生は、ご自分で医師でありながら糖尿病の患者さんでも
あります。本当に患者さんの気持ちが分かってくれる、そんな先生です。
実際病院では、病気の相談はもとより、恋愛相談までされるそうです。
(1型の患者さんが多く、その中には若い女性もいらっしゃるそうです。
糖尿病って事を彼氏などにちゃんと告白すべきか?などの
相談なんかを受けるそうです。)
今回、糖尿病と言う病気について、詳しく、分かりやすく
お話いただきました。
来週も南昌江先生にお越しいただき、
病気とのうまい付き合い方・・・などを聞いていきます!
お楽しみに!
今週のオンエア曲
How Deep Is Your Love / BEEGEES
唇に / 朝日 美穂