お盆休みも終わって、日常に戻ったという皆さん。いつもの調子、取り戻しましたか?
今週もお聞きいただいてありがとうございます。
日々の暮らしの中で、もっと詳しく知っていれば、もっと賢く暮らせないかな?
そんな事考えた事ないですか?この番組は、毎週様々なコンシェルジュに
登場してもらって、テーマに関するいろいろな話をお聴きしていきます!!
今週も先週に引き続き、結婚にスポットをあててお送りしました。
結婚式が今の形になるまでに、いろんな変化をしてきました。
基本的にはこの三種類に分けられるそうです。平安時代、貴族社会に
広まっていたのが「婿入り婚」。男性は気に入った女性の夫になる決意をすると、
女性の親の承認を得て婿入りします。といっても同居するわけではなく、
妻の住まいを夫が訪ねる形だったから、「通い婚」ともいわれたそうです。
このとき、夫婦の契りとなる現在の結婚式のような儀式が妻の家で行なわれ、
妻の両親、立会人や友人は出席するが、夫の両親は列席しないのが
しきたりだったそうです。次に一般的になるのが「足入れ婚」。
婚姻の儀式は夫の家で行なうんですけど、その儀式後に妻は実家へ戻ります。
そこへ夫がしばらくの間「通い婚」をつづけて、やがて一定期間が過ぎた後に妻が
夫の家に引っ越していくもの。そして、後の時代に主流になったのが、
妻が最初から夫の家に移り住む「嫁入り婚」。夫の家で現在の結婚式の
原型の「祝言(しゅうげん)」を行ない、妻はその日から夫と同居。
祝言が行なわれたのは、妻を夫の親族に紹介する必要があったからだと
いわれています。この形態が、武家社会から庶民に広まって、
現在のような結婚式が一般的になって、結婚後の同居形態が整ったそうです。
さて、今週の「西日本シティ銀行 教えてコンシェルジュ」は、
「結婚に関する しきたり&マナー」と題して、結婚式における「両家・両親」
「参加する側」のマナーを、「ブライダル情報誌melon」企画部制作課の
篠田はるかさんをコンシェルジュに迎えて、お伺いしていきました。
まず今回お聞きしたのは、招待した側、ご両家の「両親のマナー」。
例えば・・・服装をそろえる。(両家の服装の格をそろえる)
片方はしっかりとした礼装なのに、もう片方は略礼装(フォーマルよりもうちょっと
ラフな感じ)だったりすると、あとあと式後にもめることもあるので、両家のご両親が
しっかりと話し合って決める事が大切です。(片方が和装で、もう片方が洋装、と言う
場合もあります。特に洋装のフォーマルは難しいので、このあたりもご両家が
しっかりと話し合って決めたほうが安心です。)
それから、主賓の席から順番にご挨拶してまわることを、忘れてしまって、
席から立たずに、桝席で親族だけで盛り上がってしまっているご両親もいるそうです。
まわる順番は、高砂(主賓のいる席)の方から順番に桝席へ。
(自分のゲストからまわり、時間があったら、相手のゲストへ・・・)
なんで忘れがちなのか・・・?それは「仲人」さんがいないから。
昔は仲人さんがいらっしゃって、結婚式に詳しいので、わからない事は聞けば
教えてくれたり、忘れていたら、促してくれたのですが、現在の結婚式は
ほぼ仲人さんがいないので、自分達で率先してやる事が必要なのです。
続いて「ゲスト」のマナー。
やはりこちらも服装が重要。男性はスーツなので、問題ないですが、
女性は、露出が多かったり、メイクが派手すぎたり・・・気を使うところは多いようです。
(露出を控えたり、メイクも新婦に気を使う事が必要だそうです。)
また、お子様連れで列席される場合。
式の流れで、主賓の方が挨拶をされている時に子どもがぐずっても、
失礼にあたるからと外に出ない方がいらっしゃいますが、そこは式の流れよりも、
子どもが泣き出したら席を離れて外に行くのがスマートなのだそうです。
また、事前に子どもが遊べるようなスペースがあるのか?オムツを替える
場所があるか?などを会場に確認しておくと、さらにスマートに式に参加できます。
また、しきたり、例えば招待者の割合などは今と昔で変わっているのか?
昔は新郎側のほうが多め(6?7割)だったのですが、今は新郎側、新婦側、
呼びたい方を呼ぶようになってきているので、割合などは特に関係なくなっています。
仲人がいない、と言うのも現在の結婚式の特徴です。
家同士のつながり、というより、2人のための式、という意識が強くなっているのかも
しれない・・・という事でした。
ご祝儀の平均は、友人だと、2?3万円前後、ご親族だと5万円?10万円で、
昔とあまり変わりません。
また、篠田さんのオススメ、と言うか「是非やっておいて欲しい事」が、
前撮り。(事前にドレスなどを着て写真を撮ること)
打ち合わせなどでオススメしても、断る方が多いそうですが、
式が終わって、前撮りしておけばよかった。とおっしゃる方が非常に多いそうです。
式の当日にいろいろ写真が撮れると思っても、お酒で顔が真っ赤だったりで
自分が思うキレイな写真がなかなか撮れないからだそうです。
前撮り・・・おすすめです。
たくさんの結婚式を見ている篠田さんが印象的だったのは、
新郎新婦から両親へのサプライズ、は良くあるのですが、その逆で、
両親からのサプライズ演出という事で、お父さんが小さい頃から撮り貯めた
写真を編集して、その映像を受付のスペース(式が始まるまでゲストが
待機する部屋)で流していたそうなのです。
本人達は見る事が出来ませんが、ゲストがその愛情の深さを
知る事が出来、また、そんな事が行われているなんてまさか?!と
思った2人が感動されたそうです。
篠田さんが思う、ここだけは気をつけたほうがいい!と言うマナー。
例えば、友人代表で余興などをする場合。
音響の設備やプロジェクターなどを使う場合は、事前に式場に
使えるかどうか?料金が発生するかどうか?を確認しておくべきだそうです。
後々、当事者の2人が知らないのに、余興で使ったものの請求が
来てしまう、なんてパターンもありえるそうです。
お祝いする側のマナーも、式を素晴らしい物にする為には必要な事なんです。
皆で式を作っていく、そんな意識が大切なのかもしれませんね??
この記事を打っている私スタッフも、前撮り、しておけばよかった・・・と後悔しております。
今週のオンエア曲
ウエディングソング / 斉藤和義
胸いっぱいの愛 / バングルス