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MORNING JAM

問題です!

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2021-12-08(水)

日本では、1909年か10年ごろから盛り上がり、

「お半長右衛門(おはんちょうえもん)」や

「二人袴(ふたりばかま)」といった演目が

好んで上演されるようになりました。

さらに、当時流行していた、『元寇』という

軍歌をみんなで大合唱。

このイベント、何でしょう?

答え:クリスマス

キリスト教のお祭、クリスマス。明治初期から、教会で行われていたが、宗教関係なく盛り上がりはじめたのが1910年前後。1905年の日露戦争の勝利以降、すこしずつ浮かれはじめ、1909年頃から、新聞のクリスマスレポートも格段に増える。

・デパートではクリスマス商戦でにぎわい、銀座はとても華やかに。
・クリスマスの時期は、「二人袴」という元々は狂言の笑える話、「お半長右衛門」という、世話物の浄瑠璃(若い娘と初老の男の死体が流れてきて、うわさ話でもり上がる、心中物)など、みなが喜ぶ演目を上演。
・軍歌の中でも明るく楽しい「元寇」という曲を教会で大合唱。
など、もはやキリスト教徒関係なく、日本人は100年以上前からイベントとして楽しんでいる。

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2021-12-07(火)

・トウガラシのカプサイシンに触れると

 「TRP V1(トリップブイワン)」が熱や痛みを感じることを発見。

・「不斉(ふせい)有機触媒 」を開発し、

 環境にやさしい、化学反応ができるようになりました。

・CO₂と気温の関係を発見。

 共通するもの、何でしょう?

答え:今年のノーベル賞

▷ノーベル医学・生理学賞は、温度や触覚の受容体(センサー)を発見した、デヴィッド・ジュリアスとアーデム・パタプティアンの2人が受賞。皮膚感覚の仕組みを解明。

▷ノーベル化学賞は、プラスチックや医薬品の化学合成を安全に、安価に行う「不斉(ふせい)有機触媒」を開発した、ベンジャミン・リストとデヴィッド・マクミランの2人が受賞。インフルエンザ治療薬の合成などに利用されている。

▷ノーベル物理学賞は、気候変動などの物理現象を見抜いた真鍋叔郎、クラウス・ハッセルマン、ジョルジョ・パリージの3人が受賞。CO₂濃度が地球温暖化に与える影響を発見した。

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2021-12-06(月)

スペインのお遍路さんとも言われる、

キリスト教の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。

巡礼の道しるべには、「これ」が描かれていて、

巡礼者も「これ」をぶら下げて歩きます。

これ、何でしょう?

答え: ホタテの貝がら

813年に、十二使徒の1人である聖ヤコブの遺骸(いがい)が発見されたことによりキリスト教の聖地となった、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。
フランスを通ってサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼路には主に4つのルートがあり、スペイン国内の部分は、世界文化遺産に登録されている。
キリスト教カトリックの巡礼地であるが、巡礼者の宗教は問われない。
中世からホタテ貝はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼者の印。当初は巡礼の記念として持ち帰るものであったが、いつしか身分を示すものとして往路から身につけるようになった。現代の巡礼者たちも首から下げたり、リュックにぶら下げたりしている。
ホタテ貝がシンボルとなった理由は諸説ある。
海中に落ちた騎士が聖ヤコブに祈ったところ、命を救われ、海からあがった体にはホタテ貝がびっしりはりついていたという伝説や、巡礼者が食器代わりに使ったからという説、聖ヤコブが漁師の家の生まれでこの貝を紋章としていたからという説、など。

ヤコブとは?
イエスの十二使徒のうちの一人。44年頃、キリスト教迫害のために斬首され、最初の殉教者となった。844年、イスラム教徒とキリスト教徒の激闘の際、白馬に乗った聖ヤコブが現れキリスト教軍を勝利に導いたとされる。十字架、殉教の剣をもった使徒の姿や、ホタテ貝のついた帽子をかぶり、杖を持った巡礼者の姿で表されることが多い。

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2021-12-03(金)

ちょっと意地悪ななぞなぞです。

大人になったこうじくんが

お父さんから受け継いだ、ひらがな2文字。

何となーんだ?

答え:“か”と“く”(家督)

大人になったこうじくん。お父さんから受け継いだものは、家督…

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2021-12-02(木)

地上から

35,786キロメートルの

高さにあるもの

何でしょう?

答え:静止衛星

人工衛星の数は現在およそ7500機。用途によって、高度や軌道は様々。高度が低い(地球に近い)ほど、スピードが速く、1周する時間が短い。(地上400kmにあるISSは、90分で1周、24時間で16周する)。
一方、放送衛星や通信衛星、気象衛星などは、地上から見て、常に同じ場所にある必要がある。これを静止衛星といい、地球を24時間で1周する。その速さで、地球の引力と釣り合うのが、地上35,786km。静止衛星は例外なく、赤道上空35,786kmの軌道を時速11,032kmで移動している。
逆に、これより高い軌道を、1日より長い時間をかけて回る人工衛星も、(数は少ないが)存在する。

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2021-12-01(水)

「心理学」の公式です。

「当事者にとっての問題の重要性」と、

「証拠の曖昧さ」つまり、真実かどうか、はっきりしない話題。

この2つが揃った時に起こること、

何でしょう?

答え:うわさが広まりやすくなる

心理学の有名な公式「うわさの公式」

「R(rumor)」を「うわさの広まりやすさ」、
「i(importance)」を「当事者にとっての重要性」、
「a(ambiguity)」を「証拠のあいまいさ」とした時、
R~(比例)i×aが成り立つ、という公式。

つまり、「当事者にとって重要で、かつ、あいまいな情報ほど、うわさが広まりやすい」ということ。逆に、当事者(私たち)にとって、重要なことでも、「確かな情報」はあまり広がらない。SNSや口コミで、大きく広まるのは、この2つの条件に当てはまった時。(新型コロナで、トイレットペッパーが不足する、などは正にこれ)

この公式は、1947年、2人の心理学者オルポートとポストマンが発表。「うわさの公式」「流言の基本公式」として、知られる。

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2021-11-30(火)

ホタテ貝の、オスとメス

何を見ればわかるでしょう?

答え:生殖器の色

ホタテは貝柱の周りにヒダ状のヒモがあって、そのヒモをめくったところに、三日月状のものがある。ポッテリとした、この三日月状のものは、ホタテ貝の生殖器。この生殖器の部分が、オスは白く、メスは赤い(ピンクに近い)。
ホタテは、元々雌雄同体で、生まれて1年ほどはすべてオス。(なので小さいものは全て白い。)2年目から、半分ほどがメスに転換する。メスになると、この生殖器の部分が赤に変化する。大きなホタテは赤いものがあるのは、これが理由。味はほぼ変わらないので、魚市場で区別されることはない。

▶ちなみに、ヒモの部分には黒い点々があるが、あれは全て「目」。大体、80~200個ぐらいの目があり、明るさを感じている。

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2021-11-29(月)

世界最古の法律「ハンムラビ法典」で有名なバビロニア。

当時、バビロニアで給料の一部として

「これ」が支払われていました。

ハンムラビ法典には、

「「これ」を水で薄めて販売したら、水の中に投げ込まれる」

と書かれています。

「これ」、何でしょう?

答え:ビール

当時のバビロニアにおいて人々の生きる糧であったビールは、時に通貨と同等の役割を果たし、俸給外の手当としてビールが支払われることもあった。ちなみにハンムラビ法典が制定された時代では、労働者が一日に約2リットル、役人なら約3リットル、僧侶の場合は約5リットルが与えられたという。
そのために、ビールに関する条項が多くあった。
例えば、
「ビールを水で薄めて売った者は溺死刑」
「ビアホールではビールの代金を穀物以外で受け取ってはならない。
交換した穀物よりビールが少なかったり、穀物の代わりに銀を受け取ったりした女は溺死刑」
「自分の酒場で、客が反乱や犯罪などの計画を相談しているのを見つけた時は
彼らをとらえて王宮に連行しなかった女主人は死刑」
「尼僧は決してビアホールを経営したり、立ち寄ったりしてもいけない。
ビールを飲んだ尼僧は火あぶりの刑」
など…かなり恐ろしい内容である。

「尼僧」「女主人」など、女性に対する法律が多いのは、当時のメソポタミアでは、ビールの醸造や販売は女性の仕事だったためだと考えられている。
サビツムと呼ばれる女性達がビールを造り、クバウと呼ばれる女主人達が「ビットシカリ」というビアホールを経営していた。ビールの守護神も「ニンカシ」という女神だった。
そもそものビールの発祥は、自宅で造り、自宅の酒場で飲ませる形式だった。後の大量生産がその風習を後退させ、男性の職業になった。

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2021-11-26(金)

「睡眠は脳を休めるためのもの」

という話を聞きますが、

脳がなくても眠る生き物がいます。

何でしょう?

答え:クラゲ(やヒドラなどの刺胞動物)

クラゲは半透明で、中が透けて見えるが、血管や臓器、脳は見あたらない。
これは、見あたらないのではなく、存在しないから。
2017年、カリフォルニア工科大学の研究で、クラゲの一種、サカサクラゲが睡眠を取ることが確認された。夜になると眠り、動きが少なくなる。更に、睡眠を邪魔すると、減った睡眠時間を補う行動を見せたという。
クラゲは、哺乳類などの脊椎動物と、昆虫などの無脊椎動物の境目の存在で、脳はない。この研究で、進化の過程で「脳」を獲得する直前で、先に「睡眠」が必要になった。
つまり、「体の維持や成長のために」睡眠が生まれたのではないか、と考えられるようになった。

・クラゲ同様、脳を持たないヒドラも睡眠を取ることを、去年、九大の研究グループが発見した。グループは、「動物が脳より先に睡眠を獲得した可能性」を世界で初めて実験で証明した、としている。

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2021-11-25(木)

計算問題です。

午前9時から、午後9時までの

12時間で、

時計の長針と短針の角度が

60°になるのは何回でしょう?

答え:22回

時計の短針は、12時間で1周し、長針は、12時間で12周するので、長針は短針に11回追いつくことになる。
また、午前9時の時点で、長針と短針の角度は90°。ここからはじまって、180°に広がり、近づいて0°になり、という往復運動を考えると、1往復で60°になるのは2回。これを11回くり返すので、22回ということになる。

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