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MORNING JAM

問題です!

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2022-09-06(火)

台風11号、中心部の気圧は

現在965ヘクトパスカル。

1000ヘクトパスカルの時と比べて、

海水面の高さは

どれぐらい、どう変化しているでしょう?

答え:35cm高くなる

気圧が1ヘクトパスカル下がると、水面を押さえる圧力が減り、海水面の高さは1cm高くなる。つまり、例えば950ヘクトパスカルなら、1000ヘクトパスカルの時と比べて、水面の高さは50cm高くなる。

また、台風の時には更に、海岸付近に強い風が吹く。この時、風速が2倍になると、海面上昇は2乗の4倍になるため、高い波が打ち寄せる危険性が更に高まる。(風速が3倍なら海面上昇は2乗の9倍になる)

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2022-09-05(月)

「メートル」や「グラム」など、

現在一般的に使われている「単位」は、

西洋から入ってきたものがほとんどです。

しかし、あるものをはかる時だけは、

日本でも、海外でも、「匁(もんめ)」を使います。

何をはかるときに使うんでしょう?

答え:真珠

ダイヤモンドの質量や、金の純度を示す単位には、西洋からきた「カラット」が使われているが、真珠の質量を示す単位は「momme」もしくは「mom」の表記で、世界の共通単位として使われている。1匁は3.75g。
これは明治から昭和にかけて、日本が世界トップクラスの真珠の特産地だったことに由来する。もともと真珠は天然の貝からしか見つからず、養殖をするのは困難だった。しかし明治の中頃に日本人の御木本幸吉(現在のMIKIMOTOの創業者)が真珠の養殖に成功。大正時代にはヨーロッパで、天然物よりも25%も安い価格で養殖真珠の販売を始めた。
ところがこれを見たパリの天然真珠業者組合は「養殖真珠は偽物だ」とクレームをつけ、不買運動を起こす。御木本幸吉はこれを受けて民事裁判に訴えた。そして、当時の一流真珠研究者らが鑑定を行った結果、御木本幸吉の真珠は学者たちから「養殖真珠は天然真珠となんら変わるところがない」というお墨付きをもらうことに。
その後、御木本幸吉は販路を世界的に拡大。日本を養殖真珠の一大産地に発展させた。このとき、日本が真珠の質量の計量に使っていた単位が「もんめ」だった。

昔、一文銭の目方3.75gは重さの基準だった。「一文銭の目方」という意味で「文目(もんめ)」と呼ばれ「匁」と書くようになった。今でも5円玉は3.75g=1匁。

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2022-09-02(金)

お菓子なぞなぞ~

表と裏、両面にお酢をかけると

とっても香ばしい、いいかおりがするお菓子って、

なーんだ?

答え:パイ

パイの両面に酢をかけると、「スパイス」になって、いい香り…

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2022-09-01(木)

インドで、3世紀ごろ生まれた時は「シューニャ」。

それがアラビアに伝わって「シフル」となり、

ラテン語で「ゼフィラム」と変化。

しかし、ヨーロッパでは、キリスト教の考え方に

反していたため、この「概念」はなかなか

受け入れられませんでした。

これ、何でしょう?

答え:0(ゼロ)

「0」という概念が生まれたのは、インド、というのは有名な話だが、実は、古代ギリシャにも似た考えはあった。ただ、ギリシャでは「数字」に含めていなかった。キリスト教が生まれる前からヨーロッパには「自然は「真空」を嫌う」とする考え方があり、「0」も受け入れられず、キリスト教では「無」や「無限」は、神への冒涜とされていた。
一方、「仏教」には「空(くう)」という考え方があり、「無」は自然に受け入れられ、「0」の概念も生まれやすかった。
インド、サンスクリットで、「0」「空」を意味する「シューニャ」が、アラビアで「シフル」に変化し、ラテン語で「ゼフィラム」となり、イタリア語で「ゼロ」になった。そうして、ヨーロッパにも「0」は伝わったが、受け入れるには時間がかかった。今も「自然数に0を含めない」のはそうした宗教観からとされる。
ちなみに仏教やキリスト教の影響はない(と考えられる)。南米のマヤ文明には「0」の概念がある。

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2022-08-31(水)

1959年に8人で今の京セラを立ち上げ、

1984年には今のKDDIを創業。

どちらも1兆円の超える企業に育て上げた

稲森和夫さん。

稲盛さんが、商いをする上で、「信用」以上に

大切だと伝えてきたこと。

事業を長続きさせるために必要だとしていたこと。

漢字1文字。何でしょう?

答え:徳

▶商いの極意は、信用だと言われている。もちろん、信用は商売の基本だが、さらにその上に「徳」が求められる。尊敬まで達する、お客様との絶対的な関係を築くこと。それこそが真の商いだ。

▶多くの事業家は、自らの才覚と能力に頼る。しかしそれでは一時的に成功しても、長続きしない。事業を成功させ続けるためには、心を高め、「徳」を築き上げなければならない。

稲盛は鹿児島の大学を卒業後、倒産寸前の碍子(がいし)メーカーに就職。同期が次々に辞める中、何とかうまくいかないものかと研究に没頭。結果を出したが、上に認められず辞表を出す。それに同調した上司や後輩が稲盛とともに京都セラミックを設立。今や売上高は1兆円を超え、従業員数は8万人。
また、通信事業の自由化の折、第二電電(DDI)を設立。こちらは今や5兆円の売り上げを誇る。(従業員は48000人)

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2022-08-30(火)

赤道直下、アフリカ大陸の西側にある国、ガボン。

ガボンにかつて、地球上で、唯一の

天然の「あるもの」が存在していました。

今は、人間が、科学の力で作り、

世界で400以上が稼働しています。

ガボンにかつて存在したもの。

天然の、何でしょう?

答え:原子炉

ウランや、プルトニウムなどの元素は、核分裂反応を起こし、他の安定した物質に変化する時に、巨大なエネルギーを放出する。この核分裂反応が短時間で行われるのが原子爆弾。
一方、核分裂のスピードを制御して、エネルギーを安定して得るための装置を「原子炉」という。
アフリカ・ガボンに、今から20億年前、「天然の原子炉」があった。「オクロの天然原子炉」は16か所で、自然の力で(偶然に)制御された核分裂反応が数10万年にわたり起きていた。
(30分活動し、2時間半休止するサイクルで、平均100kwの出力に相当する活動)
(もちろん、タービンはないので、発電はしていない)
今は、すべて、安定した元素になったため、原子炉としての能力はない。

▶「天然原子炉」の存在は、福岡出身の科学者、黒田和夫が1956年に予想。1972年に、フランスの科学者ペランが「オクロ原子炉」を発見し、黒田の予想が裏付けられた。黒田和夫は、日本からアメリカに帰化した科学者第一号。
▶原子炉は2021年現在で、434基が稼働中。

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2022-08-29(月)

「ハンバーーーグ!」師匠でおなじみの、

ヴィブラスラップという楽器。

これは、キューバの民族楽器「キハーダ」がもとになったもの。

キハーダは、「ある動物のアゴ」という意味。

もともと、何の動物のアゴを楽器にしていたでしょう?

答え: ロバ

楽器の名前はあまり知られてないが、音色だけは有名な楽器、ヴィブラスラップ。
ハンバーグ師匠で有名になるずっと前から、ポップスや演歌、テレビなどの効果音として広く使われてきた。
木の箱の中に小さな金属片が入っていて、球の部分をたたくことによってその小さな金属片が激しく細かく木の箱に当たり、独特の音が出る仕組み。球と木の箱をつないでいる金属の棒には弾力性があり、振動が伝わるようになっている。演歌や時代劇にもよく使われていて、日本古来の音のように思われがちだが、実はルーツは中南米キューバにある。 元々はキューバの民族楽器「キハーダ」の代用として開発された楽器。
この「キハーダ」とは「ロバのあご」の意味で、名前のとおりロバの下あごの骨をそのまま叩いて音を出す楽器。ロバや馬の下あごの骨を乾燥させて歯茎の部分がなくなると、その部分に歯と骨の隙間ができる。たたくと、骨に付いたままの歯が自由にカタカタ動くので、細かい音が重なってヴィブラスラップのようなの音が出る。
ヴィブラスラップが世界中で必要になり、ロバの下あごの骨を用意するのは大変なため、ヴィブラスラップが発明された。

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2022-08-26(金)

トラベルなぞなぞ~

京都観光に来たこうじくん。

ある場所に着いたら、ハラハラドキドキ。

こうじくんが行ったところって、

どーこだ?


(原案:T&Yなぞなぞサイト)

答え:金閣寺

金箔してるので、緊迫…ハラハラドキドキ

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2022-08-25(木)

ちょっと変わった計算問題です。

1-1/3+1/5-1/7+1/9-……と、

1から分母が奇数の分数を、引いて、足して、

と繰り返します。

これに、「4」をかけたら、

どんな数になるでしょう?

答え:円周率(π)

小学校で習う円周率は3.14
ですが、無限に続く数字(3.1415926535‥‥)

円周率を求める式というのはいくつかある。その中で、14世紀、インドの数学者マータヴァが発見した「ライプニッツの公式」が
1-1/3+1/5-1/7+1/9-1/11+‥‥=π/4(つまり、左の式の4倍が円周率)
この式を延々と計算することで、円周率を求めることができる。

▶他にも、17世紀の数学者ウォリスが発見した
 2/1×2/3×4/3×4/5×6/5×6/7×8/7×8/9×‥‥=π/2 などが知られている。

▶現在、スーパーコンピュータで円周率を求める時は、また違う式が用いられている(チュドノフスキーの公式など)

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2022-08-24(水)

クイズ!ふしぎ歴史エピソード

紀元前3000年頃に、チグリス・ユーフラテス川付近で

誕生した時は、ネコ科の動物がモチーフ。

それがインドを経て、東アジア、中国に到達。

仏教と共に、日本に入って来て、

それは、ネコ科ではなくなってしまいました。

これ、一体、何でしょう?

答え:狛犬

神社や寺の入り口などに、対で置かれる「狛犬」。その歴史をさかのぼると、紀元前3000年の古代メソポタミア文明にたどりつく。
当時、ライオンは強さの象徴だったことから、チグリス・ユーフラテス川流域で、強さのモチーフとして、ライオンが門や墓にあしらわれた。それが、インドに伝わり、中国で「獅子」となった。
日本には、仏教とともに「獅子」を2頭配置する習慣も入ってきた。奈良時代までは、そのまま「獅子」が置かれていたが、平安時代に左右で違う像が置かれるように変化する。向かって右は「阿像(あぞう)」で、獅子、左は「吽像(うんぞう)」で、これが「狛犬」、つまり、犬の仲間と変わった。(もちろん架空の動物)
(元々、「阿吽」は「はじまりと終わり」、サンスクリットの思想だが、そこに、「左右非対称」を好む日本人の美意識が加わり、この形が完成した。

※今も、正式には「阿像」は獅子で、「吽像」は狛犬。両方あわせて、「狛犬」と呼ぶことが多いが、実は片方だけ。
※沖縄のシーサーは、「獅子」が大陸から直接入ってきたもの。近代以降は仏教の影響か、「阿吽」対で置かれることが多い。

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