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MORNING JAM

問題です!

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2020-02-20(木)

クイズ!教えて内視鏡

大腸カメラが誕生したのは1968年。

その100年前、1868年、ドイツで

世界で初めて、鏡を使った「胃の観察」が行われました。

この時、胃カメラならぬ胃鏡を飲み込んだ人物。

「職業」は何でしょう?

答え:大道芸人

手術をせずに、体の内部を見る、というのは、長年の夢だった。
1868年、ドイツの医師、アドルフ・クスマウルは、
長さ47㎝、直径1.3㎝の金属管を使い、
世界で初めて、生きた人間の胃の中を観察することに成功。
この管を飲み込んだのは、中国の大道芸人。
剣を呑み込む芸をする男を呼び寄せた。
当然胃の中は真っ暗で、ろうそくでなんとか照らして見たという。
・その30年後、1898年に、フィルムで撮影する胃カメラがドイツで作られる。
・1950年、日本初の胃カメラが、東大とオリンパスによって開発された。
・大腸カメラは日本生まれ。
東大の円波、弘前大の松永、東北大の山形の3人の医師が開発。
内視鏡で見ながら、切除も行えるものを開発した。
(68年に完成したが、東大紛争の影響で、初めての臨床は翌69年に行われた。)

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2020-02-19(水)

・元々は、薄焼きのパンという意味の

オランダ語です。

・はじめはとっても固いものでしたが、1902年、

日本人の医師が、今の柔らかいものを発明しました。

・生産量が多いのは、じゃがいもがよく採れる北海道。

これ、何でしょう?

答え:オブラート

薬やお菓子を包み、そのまま食べられるオブラート。
元々は、キリスト教の儀式で使われる薄焼きのパンで、
水に浸してやわらかくして、薬を包むのに使っていた。
1902年、三重県の医師、小林政太郎が
寒天とデンプンを使い、柔らかいオブラートを作ることに成功。
薬だけでなく、お菓子を包むのにも使われるようになった。
(日本国内だけで、海外では今もあまり知られていない)
じゃがいもの生産地である北海道が生産量日本一。
スペイン・バスク地方の、先進的な料理店「アスルメンディ」では、
オブラートを使った料理を提供し、話題になった。
「アスルメンディ」は、2017年「世界のトップ100レストラン」で1位に輝いた。

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2020-02-18(火)

クイズ!発明からの大失敗

1759年のこと。ベルギー人の発明家が

自分の発明品を舞踏会でお披露目。

彼は、バイオリンを弾きながら颯爽と登場すると

そのまま壁に激突。鏡を割って重傷の大さわぎ。

彼の発明品は、何だったのでしょう?

【ローラースケート】

ローラースケートの発明には諸説あるが、

名前の残る最も古い記録は、1759年。

イギリス在住のベルギー人発明家 ジョン・ジョセフ・マーリン。

ロンドンで開かれた舞踏会で、彼はローラースケートを披露しようと、

バイオリンを弾きながら登場。

ローラースケートでスーッと進んでいくが、

ブレーキをつけていなかった。

そのまま会場の反対側の壁にかかる鏡に激突。

大音響とともに鏡は割れ、マーリンは重傷を負った。

ローラースケートは、広まることなく、

ブレーキ付のローラースケートが発明されたは、その100年後となった。

ジョン・ジョセフ・マーリンは、元々時計修理の専門家。

「シルバースワン」という、白鳥が首を下げて魚を食べているように見えるからくりや、

偽物の金貨を見分ける秤、

ハンドルで車輪を動かす車椅子、などを発明している。

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2020-02-17(月)

日本では、

ドイツ生まれの「A」と、

日本生まれの「B」が

使われています。

何でしょう?

答え:用紙(コピー用紙)

書類作成やコピーなどに使われる「用紙」には、
国際標準化機構「ISO」が定める規格のほか、
各国独自の規格がある。
日本において、
①「Aサイズ(A判)」は、ドイツの物理学者オズワルド氏によって発案された規格で、
現在ではISO国際規格サイズとなっている。
面積が1㎡の「ルート長方形」を、基準の「A0(ゼロ)」とした。
「A0」を半分にしたものが「A1」、さらに半分するごとに「A2」「A3」「A4」…となっていく。
※「ルート長方形」とは、縦横比率が「縦:横=1:√2」で、何度半分にしても同じ形、相似形の長方形。

②「Bサイズ(B判)」は、江戸時代の公用紙だった「美濃和紙」を起源とする「JIS規格」のサイズ。(ISO国際規格が定める「Bサイズ」と寸法が若干異なる)
JIS規格の「Bサイズ」は、面積が1.5㎡の「ルート長方形」を、基準の「B0(ゼロ)」としている。

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2020-02-14(金)

チョコレートの原料カカオ豆。

元々人間はカカオ豆ではなくカカオ豆を覆っている

周りの果肉を食べていました。

しかし、偶然の出来事によってカカオ豆そのものを

食べるようになりました。

その出来事、何でしょう?

【山火事】

チョコレートの歴史を遡ると、紀元前2000年頃、

当時、古代メキシコではチョコレートの原料になるカカオ豆は、

「テオブローマ」(神の食べ物)とよばれ大変貴重なものとされていた。

食べ始めた頃は、カカオの実の中にある、チョコレートの原料となる

カカオ豆を覆っている周りの果肉や繊維の部分を食べていた。

しかし山火事が起こったことによりカカオ豆の良い香りと味を知った。

その後、カカオ豆を焼きすりつぶして食べるようになった。


カカオの実は、カカオポッドといい、長さ20cmくらいの

ラグビーボールのような形をしており、

厚さ1cm以上の堅い殻で覆われている。

その中にパルプと呼ばれる甘く白い果肉に包まれた

30粒~40粒の種子(カカオ豆)が入っている。

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2020-02-13(木)

歴史の問題です。

・米を計る枡を統一、役人の不正を防ぎました。

・無利子・無担保でお金を貸し、農業を支えました。

・ナスの味で、寒い夏を予測。天保の大飢饉を乗り切りました。

この人物、誰でしょう?

答え:二宮尊徳

薪(正確にはもっと細い柴)を背負って、書物(中国の思想書『大学』)
を読む姿でおなじみの二宮金治郎。(1787-1856)
豊かな農家に生まれるが、幼少期、水害で田畑を失う。
・一斗枡を改良し、小田原藩内で統一化。
役人がそれまでごまかし横領していたのを防いだ。
・仁・義・礼・智・信の5つの徳という考えに基づき、
無利子・無担保で資金を貸す「五常講」を創設。
世界初の「信用組合」といわれる。
バングラデシュのムハマド・ユヌスさんが作った「グラミン銀行」
にも似たシステムをすでに作っていた。
・夏前にナスを食べた時、秋のナスの味がしたことから冷夏を予測。
冷害に強いヒエを大量に植えさせ、天保の大飢饉(1833)で餓死者を出さずに乗り切った。
余ったヒエは周辺の村に分け与えた。
・村人の開墾作業を見回った時、1人の男がすごい勢いで作業しているのを見て、
「見ている時だけ働くフリをしている」ことを見抜き、男を叱った。

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2020-02-12(水)

昨日亡くなった、野村克也さんの言葉です。

「才能には限界がある。

でも、○○には限界がない。」

野村克也さんは、何と言ったでしょう?

答え:才能には限界がある。でも、頭脳には限界がない。

才能が足りなくてもとにかく頭を使い、考え、
準備をして臨めば一流になれる、ということを
常々説いていた。
・野球は「根性」ではなく「頭脳」で競うスポーツ。
「どうするか」を考えない人間に、「どうなるか」は絶対に見えない。

〈他の言葉〉
・好かれなくてもいいから、信頼はされなければならない。
・人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩する。
・若い時に流さなかった汗は、年をとった時の涙となる。
・人生の最大の敵、それは「鈍感」。
・一瞬のやる気なら誰でも持てる。でも、持続性のあるやる気は、
深く認識したものだけに宿る。
・監督は頭の中で、最低1試合につき3試合はやる。
想像野球、実戦野球、反省野球。
想像野球はいつも完全勝利。そして、想像と実戦の間に差が出た理由を考えるのが、反省野球。

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2020-02-11(火)

4年に1度しか誕生日が来ない

2月29日生まれの人。

日本の法律では、いつ

年を取ると定められているでしょう?

【毎年2月28日の24時】(平年であれば3月1日0時 閏年であれば2月29日0時)

民法第143条の「暦による計算」によって

「前日の終わり」で年齢が加算される。(原文省略)

つまり、2月29日生まれの場合

2月28日の24時をもって年を取る。

平年であれば、(3月1日0時になった時点で年を取る)と定められている。

4月1日生まれの人が前の学年に組み込まれるのはこの法律に基づいている。

4月1日生まれの人は、3月31日24時に年を取るので、

4月2日以降に生まれた人が上の学年となる。

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2020-02-10(月)

塩分の「濃い・薄い」の

「差」があるおかげで、

日本でも見ることが出来ます。

何でしょう?

答え:流氷
 
水面を漂流する氷「流氷」。
北極海や南氷洋(南極海)などのほか、
日本では北海道の北東に位置するオホーツク海の流氷が有名。
北半球の最も南で流氷を見ることができる海がオホーツク海。
通常、海は上下の水が混ざり合いながら冷えていく。そのため深いほど冷えにくい。
ところが、オホーツク海は特殊で、
海面から50mまでは塩分濃度の薄い海水、50m以下は塩分濃度の濃い海水
の2層に分かれている。
この2層は混ざることはないので、海面から水深50mの層が海水の凍る温度の-1.8℃に短時間で達して凍結。毎年流氷を見ることができる。
一方、日本海や太平洋は、対流がずっと深くまでおよぶので、
凍り始める前に春がきて、流氷はできない。

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2020-02-07(金)

クイズ!美しい日本語

古文でよく使われる「言い回し」から生まれた慣用句。

「結論を出す」という意味で使われます。

この言葉、何でしょう?

【けりを付ける】

決着のつかない物事に結論を出して終わらせるという意味で使われる慣用句

「けりをつける」。

この「けり」は、何かを蹴ることではない。

古文でよく使われる「けり」という助動詞。

・正岡子規「赤とんぼ 筑波に雲もなかりけり」

・竹取物語「今は昔、竹取の翁(おきな)といふ者ありけり」

というように「けり」で終わる文章が多かったことから、

終わらせる。という意味で「けりをつける」と言われるようになった。

(元来「けり」は、「~だなあ」「~ということよ」という感嘆の意味で使われる助動詞)

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