fmfukuoka

2008年1月アーカイブ

オリジナルサウンドトラック その4 です。

4. 相国(しょうこく)の仕打ち(ドラマ中30分ごろ)
{解説}この曲は台本を読みながら、すぐにイメージが沸きました。
権力者が自分の保身のために人を人と思えないような仕打ちを平気でおこなう・・・。許しがたいことです。 ストリングスの楽器は、コントラバスを中心に考え、チェロ、ビオラと通常とは逆の発想で組み立てていきました。もちろんティンパニーは相国の傲慢さを表現しており、逆にハープの音で甘沢(かんたく)の心細さと涙をイメージしました。
ドラマ上では途中からフェイド・インしているので短くしか使用していず、さらにBGMレベルも低いのですが、オンで聞いてみてください。悲しさがにじみ出ていると自画自賛している曲です。2分35秒あります。

※主人公"きょうえん"は本来、「姜」と「王へんに炎」という漢字表記です。

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オリジナルサウンドトラック その3 です。

3. 悲しみのきょうえん(ドラマ中28分30秒すぎ)
{解説}曲は琴の生演奏「月のしらべ」ですが、できるだけ単音で弾いてもらい、いっそう悲しさを表現してもらいました。ドラマ上では、途中からスニーク・インし、きょうえん が泣くのに合わせて徐々にボリュームを上げていき終わらせています。
この曲にクロスするようにして、次の曲です。
琴の演奏:河原伴子

※主人公"きょうえん"は本来、「姜」と「王へんに炎」という漢字表記です。

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オリジナルサウンドトラック その2 です。

2. 市場での踊り(ドラマ中23分すぎ)
{解説}この曲は短いのですが、かなり苦労してしまいました。それは、実際の琴のリズムと、コンピューターのテンポを合わせるのが難しかったからです。
チャン・イーモウ監督の中国映画「LOVERS」の中でチャン・ツィイーが踊るシーンを参考にしました。 ドラマ上では、主人公・きょうえん の踊るイメージとして髪飾りの音を重ねていますが、それはこの楽曲には入っていません。理由は、リズムをはずして表現しなければ踊っているように聞こえなかったからです。最終編集のときに別枠でくっつけています。
ドラマの中ではこの曲の後半、馬と馬車の音とクロスするので、最初から尻切れトンボ状態の曲になってしまっています。(およそ45秒)

※主人公"きょうえん"は本来、「姜」と「王へんに炎」という漢字表記です。

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この番組を最初に放送したのは2007年の3月25日。
ですから、このサウンドトラックは、さらにその1?2ヶ月ほど前に作ったものです。 放送前から「必ず賞を獲ってネット配信をする!」と意気込んでいたこともあり、すべての楽曲が市販の楽曲ではないオリジナル音源です。

お琴の音は実際に演奏したものを録音使用していますが、それ以外の音源はすべてコンピューターで作りました。
ドラマの中では、ほとんどがBGMあつかいで、台詞やナレーションがかぶっているため、雰囲気作りの曲ばかりです。しかし、ラジオドラマはBGMのイメージがかなり重要になることが多く、力を込めて作っていきました。 少しでも参考になればと考え、ここに一部公開いたします。

ディレクター:大塚和彦

1. テーマ曲
{解説}このテーマ曲は最初に作りました。
完成までに2?3日かかったと思います。
作り方の順序としては、まずリズムセクションを決め、それに「陽のひびき」のメロディをピアノで乗っけています。ピアノは奥ゆき感を出すため同じメロディをコピーし、右と左、およそ30度ぐらいに振り分けています。さらに中国っぽさをイメージして、途中、ドラの音をプラスし、その後ストリングスをつけていきました。 ドラマ上では、すぐに女性のナレーションがかぶり、楽屋へとつなぐために少しずつ楽器をフェイドアウトさせています。
ここでは原曲を紹介します。
ドラマでは1分ちょっとしか使用していませんが、2分25秒の曲なのです。

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