どうも、監修の阿久根です。
とか言って、実は『第1章 中国革命への道』は僕の作演出になってます。
タイトルは中国モノというところから、『ドラゴンへの道』からとりました。
ええ、まあ、分かり易い脳みそしてますからね、僕。
この企画の最初から、第1章と、最終章である第12章は、僕が書いてくれと頼まれていたので、そうしました。
この第1章は、一番贅沢な作りなんですよね。
全てが孫文目線で進む物語なんですが...
孫文が、次から次に、これから後の章で主役となっている人物たちと出逢っていきますので。
まず、第2章で主役の梅屋庄吉(うめやしょうきち)と出逢い。
続いて、第3章で主役の宮崎滔天(みやざきとうてん)と出逢い。
そして、第4章、第5章それぞれの主役、頭山満(とうやまみつる)と
平岡浩太郎(ひらおかこうたろう)という、玄洋社の幹部と出逢い。
そして、辛亥革命に繋がる最初の蜂起と言える1900年の【恵州蜂起】までを描いています。
この全12シリーズの楽しいところは、いろんなシーンがその人物の目線、その人物の立ち位置で物語が進むとこなんです。
なので、後の章にも同じシーンがあったりするのですが、そこは違う人物の目線で展開するシーンとなりますから、
印象に差が出ていたり、思惑が違っていたりするんですよね。
第1章は、孫文から見た九州人になりますので、それぞれの方言でセリフを言います。
分かり易くはしていますが、玄洋社は福岡弁、滔天は熊本弁、庄吉は長崎弁...
のつもりでやってもらってます。
基本は、ドラマを聴いてもらって史実通りにノンフィクションで...とかやっても、歴史の勉強なんて誰もしたくはないでしょうから、
そこは史実に基づいた歴史エンターテインメントになるよう、作劇されています。
ところが...第1章って情報がてんこ盛りなので、構成に苦労しまして...
収録日に、恵州蜂起のシーンが書けてなかったんですよ。
もー、ねえ...
すみません。
ですが、孫文という人物が、何を理想としていたのかは、語らせなきゃいけないし、
あまり難しいことを語らせてもいけないしで...少し尺を食ってしまいました。
それでも、後の章で、それぞれ主役を務める人物たちの個性が光るよう作ってみました。
聴いた方、ありがとうございます。
次の章を楽しみにしてください。
聴いてない方、次の章聴く前に1章を聴いておくとより楽しめますよ。
と、いうことで、第1章を語ってみました。
第1章キャスト
孫文・・・・・・・・永淵幸利
梅屋庄吉・・・・二橋康治
宮崎滔天・・・・山下 晶
頭山 満 ・・・・矢山 治
平岡浩太郎・・美和哲三
内田良平・・・・三原宏史
宗 慶齢・・・・・渡辺美穂
技術・・・・・・・・・・・・内野 彰
生越盛幸
作演出・・・・・・・・・・阿久根知昭
企画編集作曲・・・・大塚和彦
制作・エフエム福岡
ライトスタッフギルド