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2013年11月22日 (金)

メシュラングルメ研究所 11月22日

今は、ふぐについて研究しています。

ということで、博多でふぐと言えば、もう、名店中の名店、博多い津みの店主、

宮武さんにお話をお伺いしました。

 

博多い津み

http://www.hakata-izumi.com/

福岡市博多区住吉2-20-14

092-291-0231

営業時間/12:00-14:00(O.S.13:30)/17:00-22:00(O.S.20:30) 

定休日/日曜日

Guru20131122

 

ふぐの二枚引きについて

「博多い津み」は、ふぐの刺身を二枚引きしてます。

一枚引きは一度で薄く長く切り、菊の花の様に盛り付けます。

二枚引きは一度切ったものにもう一度包丁を入れて開き、

一枚引きに比べ幅の広いものとなり、

盛り付けるとぼたんの花の様になります。

一枚引きだと、小ぶりで、なんとなく物足りない感じがします。

そこで、面積を広くするために、さらに包丁を入れて開いたのです。

いつ、どのように始まったのかは定かではありませんが、

福岡、山口の料理人が始めたのではないかと推測しています。

また、ナマモノに2度包丁を入れることは、通常タブーとされています

なぜなら、それだけ、触る回数が多くなるからです。

それを、敢てタブーを破ったのは、旨味を引き出したいという思いからでしょう。

 

なぜ、二枚引きする人が少ないのか?

二枚引きすることで引き出される旨味、コリコリ感が良いのに、なぜ?

それは、技術的に難しいからです。

キャリア40年の宮武さんでさえも、上手くいった!という日は、月に1、2度というくらい。

(ココで言う「上手くいった!」は、手がスムーズに動いたことです。)

繊維を崩さないように、上手く開くのは、とても難しいとのこと。

もちろん、それぞれのふぐの身欠きに対応するテクニックは持っています。

 

使う包丁

一枚引きであれば、普通の刺身包丁でも問題ないとのこと。

二枚引きする場合は、ふぐ引き包丁が必要です。

とても薄い刃で、鍛えた鋼も違い、安いもので5万円ほどするらしい。

もちろん、片刃です。

ふぐ引き包丁だと、髪がすっと切れるそうです。

 

 

いかがでしょうか?

 

来週も、フグのお話を続けます。

お楽しみに!