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2018年6月16日のOfficial髭男dismをプレイバック。



2017年の4月から2019年の6月までの2年と2カ月、新旧話題のアーティストをお招きしてその音世界についてアーティスト自らじっくり紐解いていただいた『SOUND PUREDIO presents 音解』。

そんな「音解」がひさびさに復活。過去に登場した全117回、合計82組のアーティストの中から、今こそ改めて振り返りたいお宝音声をプレイバック。パーソナリティも再び集まり、当時の思い出とともに振り返ります。

今週は先週に引き続きOfficial髭男dism、藤原 聡さんのインタビューをお届けします。
今週はメジャーデビュー直後の2018年6月16日放送回を振り返ります。

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6月16日のゲストは Official髭男dism、藤原聡さんです。 - SOUND PUREDIO presents 音解(おととき)


前回、2017年11月4日放送回ではまだインディーズバンドだったヒゲダンですが、そこからわずか7ヶ月強。

2018年4月11日シングルに『ノーダウト』でついにメジャーデビュー!しかもいきなり月9『コンフィデンスマンJP』主題歌に大抜擢。

さらに同日、インディーズとしてアルバム『エスカパレード』を同日発売という、華々しいスタートダッシュで世間を賑わせましたね。

そんな、勢いに乗った藤原さんのインタビューは前回以上に楽しくてしょうがないというオーラを全身にまといつつ、自身の楽曲を驚くほど詳細に解説してくれました。

今回も必聴ですよ。

振り返るのは当時の担当のちんと香月千鶴さんです。


この回をradikoタイムフリーでもう一度聴く! → 
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(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内(無料)とプレミアム会員 の方が聞くことができます)


まずはいきなり『月9』主題歌に抜擢されたことについて。

「驚きましたよ!お話いただいたときは」

ドラマの制作陣がインディーズだったヒゲダンをピックアップして「音で選んでくださったことが本当にアーティスト冥利に尽きるというか、本当に意外だったし嬉しかったですね」と笑顔。

そんな強力なシングルも含む13曲を収めたファーストアルバムが、同日に発売された『エスカパレード』です。

「ほんとにグッドメロディをとにかく作りまくったなあと思います。13曲ともメロディーがいいし歌詞のはまりとかメッセージ性とか、そういうところに本当に妥協なくなくこだわり尽くした楽曲かなと思っているので。アルバム一枚聞いていただきたいアルバムができたな、と思っています

ちんは番組内で、2018年のJ-POPのベスト!なんて、6月の時点で平気で言っていましたけど、シングル「ノーダウト」もあルバム「エスカパレード」も大ヒット。

確かに、終わってみればこの一年を代表するアルバムの1枚だったと思います。

さらに番組では、このアルバムを深く理解するべく1曲ピックアップ。
藤原さん自身が選んだのは、アルバムの冒頭を飾るしっとりとしたナンバー『115万キロのフィルム』です。



前回に続いて、楽曲解説が本当に見事。

「一番大きなこだわりポイントは『バランス感覚』です」
今回も全体をまとめるそんなキャッチーなフレーズからスタートしました。

「この曲って歌詞が先に出来上がったんです。自分が男性として映画をずっと撮影しているかのように、相手のことを愛おしく見守ってこれからも二人でいろんな体験をして行こう。それが自分たちの人生の映画になるんだね。というすごくロマンティックで物語性のある歌詞なんです

そんなロマンティックであまーい歌詞に、全体が甘すぎないように調整を施したのは今回も歌い方です。

あえてちょっとキーを下げてるんですよね。自分の声は割合高い方なのでもうちょっと下げて、男性から『これからもよろしくな』と男らしく出したいってことなんですね。歌い方もあえてザラついた歌い方にしていて。声を張ると密度が増すんですね。今回は密度を増さずに、喋ってるように歌うように心がけてて、そうすると息の成分とかが声に入ってくる。そういう歌い方なんですね」

こうやって非常にわかりやすく説明してくれるのを聞いていると、Official髭男dismの楽曲は完成形を目指して非常に細かく積み上げるようにして作り上げているんだな、ということがわかります。

それにつけても、期待が集まるアルバムの一曲目ってバラードではなく、キャッチーでアッパーな「ノーダウト」でも良さそうだけど?

なんて、失礼な質問に対してはこの『115万キロのフィルム』が一曲目のアルバムである意味についても明快に答えてくれました。

「この曲が一曲目に来る意味は、これから始まりますよっていうオープニングを飾るにふさわしいと思いましたし、もうひとつ、前作にあたる「レポート」っていうミニアルバムの最後のナンバーが「トレーラー」という映画の予告編という意味の曲なんですね。で、予告編で終わったなら次は本編、映画で始まるべきでしょ!っということでこの曲ってことでもあります

ここまで、黙って振り返りをスタジオで聞いていたパーソナリティの二人は、あまりの見事さに大はしゃぎ。
「聞きたいことを答えてくれるんですよね~」なんていいながら盛り上がりっぱなしでした。

そうやって、このアルバムと強力なシングルを契機に現在に至るまでOfficial髭男dismは、一度も立ち止まること無く国民的バンドまで駆け上がっていきました。



そんなOfficial髭男dismの現在は、今年2月にニューシングル『I LOVE...』をリリース。

4月10日からは、2020年の『カルピスウォーター』のCMソングとしておなじみ『パラボラ』の配信がスタートしています。

CMソングにピッタリの爽やかで甘酸っぱい青春ソングですが、耳を澄ますと現在の大人の視点を感じる歌詞や、実はいろんな音が聞こえてきて、ちゃんと2020年のヒゲダンのナンバーになっているのはさすが。

進化はまだまだ止まらないようですね。

ちなみに現在、延期を発表している『Official髭男dism Tour 2020 - Arena Travelers –』の全公演において希望する方にはチケットの払い戻しを実施しています。詳しくは公式WEBでご確認ください。

先週と今週、2回に渡ってお送りしたOfficial髭男dism、いかがだったでしょうか。

わずか2年前ですが、なんだかずっと昔のような。
しかし、前回紹介した2017年も今回もそして現在も、一切ブレること無く良い楽曲を最高の一曲に仕上げるべくこだわりにこだわって、多くの人に向けて送り出し続ける。そんな姿勢がはっきりと伺えるインタビューでした。

これからのヒゲダンの活躍にも目が離せませんね。

Official髭男dismオフィシャルホームページ(外部リンク)


次週は2019年6月8日のMIYAVIさんのインタビューを振り返ります。


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