FM 福岡 FUKUOKA

2026年10月のテーマ 明太子 ①

ふくおか グルメ手帖。
この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「明太子」です。



福岡の名物となっている明太子ですが、福岡市、北九州市ともに上位に来るくらい地元での消費量も多い食べ物です。

明太子には、様々な栄養が含まれていて、中でも注目なのが、タンパク質。
同じ100gに含まれるタンパク質の量は、皮付の鶏胸肉と同程度あって、脂質は控えめなので、ダイエットにも良い食べ物になるんです。
また、ビタミンB群が豊富で、ビタミンC、Eもあるため、ビタミン不足の方にも良いでしょう。
そして、なんと言っても唐辛子を使っているので、カプサイシンですね。カプサイシンにはアドレナリンの分泌を促し、新陳代謝を高める働きがあるとされています。血流を良くしてくれるので、コレステロールを下げる効果も期待できます。

私たちが明太子を好きな理由は、この唐辛子からくるピリッとした刺激もあると思います。では、なぜ、人は辛いものを食べたくなるのでしょうか?
人の5大味覚は、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味であって、辛味は入っていません。辛味は刺激の一種で舌にある味を感じるセンサーの「味蕾」とは別のセンサー「TRPV1(トリップ・ブイワン)」が感じるものであって、脳には「痛み」として伝わっています。ちなみに、この「TRPV1」は43度以上の熱にも反応するので、熱いと痛いが同じセンサーで感じるのも面白いですよね。では、いよいよ本題に入りますが、辛いものを食べたくなるのは、「TRPV1」から脳が刺激を受けると、痛みがあるので体が怪我したと勘違いを起こし、痛みを和らげようとβ-エンドルフィンを分泌します。これは脳に快感をもたらすもので、美味しいものを食べた時も同じように分泌します。だから、辛さイコール美味しさと受け取るようになるという訳です。
ちなみに、唐辛子には旨味成分のグルタミン酸も含まれているので、旨味の相乗効果も抜群です。
熱々の御飯に乗せて食べると、お米の甘味とのバランスも良くて、温められるため立ち上る明太子の香りもたまりません。
あなたの食卓に、ちょっとした刺激、いかがですか?