FM 福岡 FUKUOKA

2025年12月のテーマ ぶり ⑤

この番組では、毎月旬の食材を取り上げ、様々な角度から紹介していきます。
今月の食材は、「鰤」です。

さて、料理のことはプロに聞け!ということで、今回は、大正通りから少し入った場所にあります日本料理のお店、「和食 笠」にお邪魔しました。



お話を伺ったのは、店主の中山さんです。

和食 笠



福岡市中央区赤坂1-11-5
092-725-2677
昼 11:00 - 14:00 / 夜17:00 - 22:00 夜はコースのみ 予約制
定休日 日曜・祝日
https://www.instagram.com/kasa.1208/



アットホームな雰囲気の中で、お好みに合わせた料理を楽しめるお店です。
夜は前日までのご予約になります。
大将おまかせ 5,500円、8,800円のコースの他、ブリしゃぶコース6,600円、クエ鍋コース12,000円、フグ鍋コース12,000円などもありますが、もつ鍋や和食の一品など、予約時に食べたいもの、価格を相談するとお好みでカスタマイズすることができます。是非一度お電話ください。

◆ランチは鰤を使った定食が大人気
ランチは予約なしで入れます。一番人気は「ブリ漬け茶漬け」と、「ブリ大根定食」です。
「ブリ漬け茶漬け」(900円)

漬けになった鰤と御飯、海苔、山葵、出汁が出てきます。
まずは御飯に鰤漬けをのせてどんぶりにして頂きます。
鰤に絡んだ醤油が脂ののったプリプリした身の甘さを引き立てます。
次に出汁をかけ、海苔をのせると、鰹の良い香りと磯の香りが食欲をそそり、山葵の清涼感がアクセントになって、鰤の旨味とも合い、箸が止まりません。

「ブリ大根定食」(900円)

とてもボリュームがあります。
しっかりと味のしみこんだ大根は適度な歯ごたえを残し、鰤の身は生臭さも全くなくホロホロで、味濃いかと思えば意外にも程よい辛さでご飯にぴったり合います。

◆鰤を扱う時のポイント
澄んだ目をして、エラが真っ赤なものが良いです。
また、アニサキスがついたままだと食中毒を引き起こす場合がありますのでご注意ください。予防方法としては、「鮮魚を丸ごと1尾で購入したらよく冷やして持ち帰り、すぐに内臓を取り除く」か、「十分に加熱(中心温度60℃で1分以上)する」、「-20℃で24時間以上又は-18℃で48時間以上冷凍する」ことです。
予めお店で冷凍している場合もありますので、ご確認ください。

◆家庭での「鰤」の楽しみ方
今の時期は脂ものっていて、刺身も良いですし、「ブリしゃぶ」も良いです。
ブリ大根をするときは、一度熱湯をかける「湯霜」をすると、臭みを取り除くことができて、美味しい仕上がりになります。