FM 福岡 FUKUOKA

2025年12月のテーマ ぶり ②

この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
歴史雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「鰤」です。


プロも頼るたべごろ百旬館の鮮魚部門、瀧村さんに、「鰤」について教えて頂きました。

たべごろ百旬館



福岡県福岡市中央区渡辺通1丁目11-16
TEL:092-731-3014
通常営業時間 8:00 - 21:00
http://100.co.jp/tabegorohyakushunkan/
https://www.instagram.com/tabegorohyakushunkan/


◆福岡県で食べられる鰤の主な産地
福岡県産はもちろん、長崎県産、大分県産、鳥取県産、遠くは北海道産など、日本各地で水揚げされた良い鰤を扱っています。

◆かぼすブリについて
百旬館では、大分県産の養殖「かぼすブリ」も扱っています。
餌にかぼすを混ぜることで魚臭さが少なく、ほんのりカボスの香りがして、脂がのっていますが、さっぱりとした味わいです。



◆鰤は大きさによって呼び名が変わります
出世魚です。
福岡では、やず→わらさ→ぶりと変わっていきます。
ちなみに、昔、まだ大人ではない魚体の小さな鰤を「はまち」と呼んでいましたが、今は養殖の鰤に対して使うことが多いようです。

◆鰤の扱い方
一本丸のまま買う時は、目が澄んでいて魚体が丸みを帯び弾力があるものを選びます。卸し身(半身や柵、刺身になったもの)は、血合いの部分を確認しましょう。鮮度が良いものは赤色がしっかりしています。保存する場合、空気に触れて酸化するのをふせぐため、キッチンペーパーで巻いた後にしっかりラップして冷蔵庫に入れましょう。

瀧村さんの好きな料理
刺身、塩焼き、照り焼きなどありますが、ぶりしゃぶが一番好きです。
出汁にサッとくぐらせて、ポン酢に赤卸と葱にちょっとカボスを絞って頂くのが最高です。