FM 福岡 FUKUOKA

2025年5月のテーマ ニンニク ③

この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「ニンニク」です。


中村調理製菓専門学校 中国料理担当、有田敏先生にお伺いしました。

中村調理製菓専門学校

福岡市中央区平尾2-1-21

092-523-0411


https://chori.nakamura-s.ac.jp/

◆ニンニクの栄養について
ニンニクには大きく分けて、匂いのもととなり血行促進、抗菌作用、血液がサラサラになるアリシン、エネルギーの生成、代謝をサポートするビタミン、血圧を下げてくれるカリウムなどがあり、その他にも強い抗酸化作用 食物繊維も豊富です。

◆ニンニクの栄養素を効率よく摂る食べ方
加熱調理すると栄養価が下がるので、生の状態の方が効果的に摂れます。
肉や魚料理のしゃぶしゃぶの漬けダレや焼肉などのタレと一緒に、みじんぎりやすりおろしたものを召し上がって頂けるとよろしいかと思います。



◆ニンニクを料理する時のポイント
ニンニクは色んな種類があり基本的には炒めものや揚げ物また下味などにも使われます。中国料理ではニンニクの芽や冬にしかでない葉ニンニクという若い葉を使った回鍋肉や麻婆豆腐になど万能な食材になります。ただし刺激が強い食材ですので食べ過ると胃を痛めてしまうので1日に1片ほどが良いかと思います。

◆先生だから知っている「ニンニク」の豆知識など
九州ではニンニクの旬は5、6月と言われれています。その新ニンニクを醤油の中に漬け込んでおくと美味しいニンニク醤油が出来上がります。漬け込まれたニンニクも一緒に炒め物などに入れるととても風味豊かな味わいになりますので是非お試しください。