FM 福岡 FUKUOKA

2024年10月のテーマ 明太子 ③

この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「明太子」です。


中村調理製菓専門学校 日本料理担当 島村公大先生にお伺いしました。

中村調理製菓専門学校

福岡市中央区平尾2-1-21

092-523-0411


https://chori.nakamura-s.ac.jp/

◆明太子の食材としての特徴や魅力
博多のお土産の定番、明太子はわざわざ説明する必要もないかもしれませんがスケトウダラの卵巣を塩蔵にした後、調味液に漬け込んだものです。ピリッと辛い風味と程よい塩分が白いご飯のお供として、お酒のおつまみとしてピッタリです。

◆明太子と相性が良い食材
明太フランスのようにバターやマヨネーズの油脂分とは相性が良いです。明太子の脂質は100g当たり3.3gと低脂質な食材なので、そこに油脂が加わるとバランスが取れるのだと思います。また明太子のクリームパスタのように乳製品と組み合わせることも多いです。



◆明太子を使った料理をする時のポイント
明太子を料理に使う場合は、火を入れすぎないように注意しましょう。ボソボソした触感になりますし、そもそもそのまま食べられる食品です。例えば明太マヨネーズのトーストを作る場合は、まずは食パンを下焼きしてから、仕上げに明太子とマヨネーズを塗ってさっと短時間で焼き上げるといったようにすると良いと思います。
家庭で明太子の使った料理を作る場合はチューブタイプのものが便利です。

◆先生だから知っている「明太子」の豆知識
明太子は朝鮮半島から伝わった料理だと言われています。韓国語でスケトウダラのことを「ミョンテ」と言います。漢字で書くと明太「明るいに太い」で「ミョンテ」です。ミョンテの卵、ミョンテの子で明太子です。韓国と地理的に近い福岡で明太子が発展したこともうなずけますね。


中村調理製菓専門学校は、今年も11月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間、学園祭を開催します。
レストラン、カフェを開放したり、テイクアウト、様々な体験などお楽しみが盛りだくさんです。

詳しくは、こちら!
https://chori.nakamura-s.ac.jp/information/159/detail