この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「早生キャベツ」です。


中村調理製菓専門学校　黒木晶子准教授にお伺いしました。

中村調理製菓専門学校

福岡市中央区平尾2-1-21

https://chori.nakamura-s.ac.jp/

主な栄養素
早生キャベツには、ビタミンC、K、葉酸、キャベジン（ビタミンU）、イソチオシアネートなどが含まれています。
ビタミンCは、免疫作用の向上、ストレス解消、美肌効果などが期待できます。
キャベジンは、胃の粘膜の修復に効果があり、肝臓の解毒作用を助け、ビタミンCと共に肝臓をバックアップします。
ビタミンKは、骨の形成に関係する栄養素です。
刻んだり潰したり卸した時に出てくるイソチオシアネートは辛味成分ですが、抗酸化作用が強く、がん予防効果が期待される栄養素です。



早生キャベツの栄養を効率よく摂るには？
生食です。
ビタミンCやキャベジンは加熱すると損失しますし、水溶性なので水に溶けて流出します。
ですから、加熱する時は3分以内、水にさらす時は手早くすることを心がけてください。

早生キャベツにぴったりの料理
甘味もグルタミン酸などのうまみ成分も多いので、コールスローサラダ、サワークラフトなども美味しいです。