FM 福岡 FUKUOKA

2024年1月のテーマ 明太子 ③

この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「明太子」です。


中村調理製菓専門学校 黒木晶子准教授にお伺いしました。

中村調理製菓専門学校

福岡市中央区平尾2-1-21

092-523-0411


https://chori.nakamura-s.ac.jp/

主な栄養素
明太子は、意外にもたんぱく質が豊富です。
また、ビタミンB1、B2、C、D、E、K、そして、カリウムもあります。
しかし、何と言っても重要なのが不飽和脂肪酸です。
DHA、EPAは、血液をサラサラにし、脳の働きを活発にします。

明太子に含まれる塩分、コレステロール、プリン体
気になる人もいると思います。
もちろん、含まれてはいますが、沢山食べなければ問題ありません。
プリン体でいうと、体内で合成されるものより少ないので、さほどの影響もありません。



効率のよい栄養の摂り方
生が一番ですが、苦手な方は、パスタなどに使い、加熱すると良いでしょう。

先生が好きな食べ方
食欲増進で御飯の上にのせたり、野菜と一緒に食べるのが好き。

スケトウダラの身はどうなる?
明太子はスケトウダラの卵ですが、肝心の身の方は、なかなかお目にかかりません。
というのも、ほとんどが加工用にまわされ、身は竹輪や蒲鉾、魚肉ソーセージになるからです。
また、水分が多く、鮮度が落ちやすいということもあるようです。
ただ、刺身にしたら白身の淡泊な味わいだそうです。