2023年11月のテーマ 蕪 ③
この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「蕪」です。
中村調理製菓専門学校 黒木晶子准教授にお伺いしました。
中村調理製菓専門学校
福岡市中央区平尾2-1-21
092-523-0411
https://chori.nakamura-s.ac.jp/
主な栄養素
蕪の根には、ビタミンC、B1、B2、消化酵素ジアスターゼを含んでいます。
ジアスターゼは高温加熱すると働かなくなるので、酢の物、サラダ、浅漬け、または卸して食べるなど、生で食べると効果的です。
消化を良くし、胸やけや胃もたれの解消になります。
そして、七草がゆに使う「すずな」は蕪の葉のことで、こちらも栄養があります。
蕪の葉には、β-カロテン、ビタミンC、食物繊維、カルシウムが含まれています。
ですから、蕪は緑色の葉も丸ごと食べて欲しいです。
かぶ料理のポイント
短時間で火が通り、柔らかくなるので、加熱し過ぎないようにしてください。
アクが少ないので、下茹での必要もなく、使いやすく味も淡泊なので、蒸し物、汁の椀だね、煮物、炒め物、焼き物など何の料理にでも使えます。
黒木先生の好きな食べ方
蕪を蒸して柚子味噌をかけた「蕪の柚子味噌掛け」
卸した蕪を、酒塩した白身魚の上にのせて蒸したあと、餡をかけた「かぶら蒸し」
どちらも上品でほっとする味わいです。